著者:岩崎夏海 ダイヤモンド社刊 1680円
書評:速水建朗(フリーライター)
2010年2月21日(日) 朝日新聞朝刊 11面読書欄より
うん。
タイトルは、上手い。
人の。
目を惹きつける、力を有している。
これが、リアルな書店であるならば。
思わず手にとって。
ページを開いてみたくなるというものだ。
多少、その表紙に気恥ずかしさを感じたとしても、だ(笑)。
高校野球の女子マネ . . . 本文を読む
著者:ウィリアム・イースタリー
(東洋経済新聞社・3570円)
訳者:小浜裕久・織井啓介・冨田陽子
評者:白石隆 毎日新聞 2009年12月6日 東京朝刊
本書サブタイトル:なぜ途上国に対する西洋の援助は効果が上げられないのか
書評サブタイトル:数十億人の「貧困」にいかにして立ち向かうか
この書評を読んで、驚いたこと。
それは、「白人の債務」という概念が存在すること。
書評原文の中で「 . . . 本文を読む
著者:ラビア・カーディル、アレクサンドラ・カヴェーリウス
(ランダムハウス講談社・2520円)
訳者:熊河浩 監修:水谷尚子
評者:小西聖子(たかこ) 毎日新聞 2009年12月27日 東京朝刊
本書サブタイトル:中国に一番憎まれている女性
書評サブタイトル:内省よりも怒りをにじませ突き進む道
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
中国は、とても不幸な国だ。
あと100年早く、国際 . . . 本文を読む
記:竹内オサム(同志社大学教授)
日本経済新聞 2009年12月16日(水)夕刊6面エンジョイ読書
コラムタイトル:マンガの時代
サブタイトル:破滅的な主人公 時代が熱狂
このコラムを一読したときに。
僕は、酷い違和感を感じた。
筆者の本作品の、もっと言えば本作品の主人公である矢吹丈に
対する表現に、である。
サブタイトルにもあるように。
筆者は、ジョー(漢字の”丈”ではなく、敢えて . . . 本文を読む
著者:西村賢太 (講談社・1575円)
評者:江國香織 毎日新聞 2009年11月1日 東京朝刊
本書サブタイトル(表):こういう風にしか、生きていけない
書評サブタイトル:男女が寄り添おうとする姿の淋しさ
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
”人が人を恋うるとき、人は誰でもさびしんぼうになる”
かつて…。
大林宣彦は、その名作「さびしんぼう」のラストをこう締め括った。
. . . 本文を読む
著者:小沢信男(筑摩書房・2310円)
評者:池内紀(おさむ) 毎日新聞 2009年9月27日 東京朝刊
本書サブタイトル(表):
無数の骨灰をめぐり、忘れられた東京の記憶を掘り起こす、鎮魂行。
書評サブタイトル:てくてく訪ねる高層ビル下の死屍累々
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
この。
踏みしめている大地の元で。
これまで、一体如何程の命の火が消えていったのだろう?
数多 . . . 本文を読む
2009年10月11日(日) 琉球新報 10面 読書欄より
コラム記:池上冬樹(文芸評論家)
筆者:墨谷渉(作家)
サブタイトル:肉体への暴力と偏愛
※ こちら(文藝春秋のHP)でも、書物の出だし部分が立ち読みできます。
また、とんでもないタイトルの書物が出たものだ。
しかも。
それが芥川賞の候補にまで残り、小川洋子氏からも賛辞された。
というのだから。
玉を潰す。と書いて。
「潰 . . . 本文を読む
2009年10月10日(土) 琉球新報 21面 文化欄より
コラム記:無記名
筆者:中野京子(早稲田大学講師)
サブタイトル:知的な興奮に満ちた絵解き
以前。
ここでも書いたことが有るが…。
僕は、絵の中の女性に一目惚れしたことがある。
それが、ムンクの「マドンナ」である。
倉敷美術館の一角で。
彼女と初めて目線が合った時。
何一つの誇張無く。
僕の中では、時間が止まったように感 . . . 本文を読む
著者:テリー・マーフィー(文藝春秋・1500円)
訳者:仁木めぐみ
評者:小西聖子 毎日新聞 2009年9月20日 東京朝刊
本書サブタイトル(表):「愛する家族もいつかは死んでしまう。
時間を逆戻りさせない限り。」
本書サブタイトル(裏):猛烈な腐臭漂う地下室で、
「時を巻き戻す儀式」が始まった。
書評サブタイトル:「強迫性障害」からの驚異的回 . . . 本文を読む
著者:アーサー・I・ミラー(草思社・2625円)
訳者:阪本芳久
評者:海部宣男 毎日新聞 2009年9月27日 東京朝刊
本書サブタイトル:インドから来た19才の天才は、
大発見を成し遂げ、
自らを悲劇に陥れた
書評サブタイトル:「空間の穴」予言から確認までの大波乱
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
”ロシュの限界”
”ラマン効果”
”シ . . . 本文を読む