毎日新聞 2009年9月5日(土) 朝刊 7面 オピニオン欄より
論者:後藤啓二(弁護士)
論者:土井政和(九州大学法学部長)
この問題。
端的に言ってしまえば。
子どもの保護 VS 犯罪者の権利
という構図になるだろうか。
犯罪者という表現も、良くないだろう。
刑に服して出所したものを、そう呼ぶ訳にはいかない。
では、どう称すればよいのか?
単刀直入に、出所者という表現をもって . . . 本文を読む
毎日新聞 2009年9月10日8もく)夕刊 6面 文化欄より
記:小川洋子(作家)
ハダカデバネズミ。
(図版は、岩波書店のHP 「ハダカデバネズミ」の壁紙コーナーより。)
この、何ともいえぬ面構えと体格を持った生き物について。
僕は殆ど予備知識を持たぬまま、今回のコラムを読んだ。
僕と同じく。
なんだ?そいつは??
と思われた方のために。
ニコ動にUPされていた上野動物園にて彼 . . . 本文を読む
毎日新聞 2009年9月26日(土)夕刊 2面 夕刊ワイドより
見つけたい 「チャンネル」
MBS深夜ドラマ「古代少女ドグちゃん」で主演 谷澤 恵里香
夕刊のページを繰っていて、ある女優のUPが目に入った。
その刹那。
僕は、凍りついた。
なんだ? これは?
頭に、遮光器土偶の目が張りついた女の子?
(※ 画像は、Wikiより)
この表現では分かりにくいか。
遮光器土偶の目の部分が . . . 本文を読む
著者:吉村昭 文春文庫刊 定価:600円(税別)
初版刊行:1990年7月1日(入手版)
丹那トンネル建設地の約160m上層には、丹那盆地が広がっている。
この盆地は豊富な水資源に満ちており、その恩恵を受けて濃い緑陰の元、
田畑は元より、清流が無いと生育は不可能とされる山葵(わさび)の栽培も
盛んだった。
その他、酪農により収穫された牛乳の運搬にも冷えた地下水を使って
鮮度を保つなど、水は . . . 本文を読む
著者:吉村昭 文春文庫刊 定価:600円(税別)
初版刊行:1990年7月1日(入手版)
今回のコラム。
冒頭から、お詫びで始まる。
昨日書いた、「羆嵐(くまあらし)」の書評において。
作家 吉村昭氏が。
その小説を書く上で事実の集積と検証をとことんまで行った上で執筆するが、
その登場人物においては仮名を配していることについて、ツラツラと思いを
記したのであるが。
今回読了した、本書「闇 . . . 本文を読む
著者:吉村昭 新潮文庫刊 定価:400円(税別)
初版刊行:昭和57年11月25日
入手版 :平成14年08月20日(29刷)
吉村昭という作家の作品を。
偉そうに語ることが出来るほど、読んだ訳ではない。
本日読了した「闇を裂く道」を加えて、ようやく3冊といったところで
ある。
それでも。
これらの作品を通じて、共通に感じた思い。
それは。
吉村氏は、自らの作品を生み出すことで、何を . . . 本文を読む
著者:吉村昭 新潮文庫刊 定価:400円(税別)
初版刊行:昭和57年11月25日
入手版 :平成14年08月20日(29刷)
この事件について。
よくまとめられたflashがあるので紹介しよう。
このflash映像は、fukochiyo@yahoo.co.jpさんが作成されたものである。
僕は、田口トモロオ氏の声に脳内置換しながら見入ってしまった…。
この本の冒頭で描かれ . . . 本文を読む
著者:吉村昭 新潮文庫刊 定価:400円(税別)
初版刊行:昭和57年11月25日
入手版 :平成14年08月20日(29刷)
先日。
羆(ひぐま)の恐怖を描いた「シャトゥーン ヒグマの森」を読了。
その書評を書く中で、少しネットでの評判等を検索している際に、
遭遇したのが本書。
大方の書評子は、「シャトゥーン ヒグマの森」よりも「羆嵐」の
方を薦めていたことや、何より「高熱隧道」以来の僕 . . . 本文を読む
※ 画像は、大阪府警察のHP
平成10年度の警察官採用募集ポスターより。
いやあ。どちらも楽しいなあ。
「試験会場まで、同行願います」編では、
「※なお、試験会場では能力の秘匿は認められません。」の。
「犯人へ、」編では、
「逃げてもムダよ、スゴイ人大量採用」の、それぞれダメ押し付。
最近のものも、正統派路線でいいんだけれど。
こうした遊び心があるポ . . . 本文を読む
※ 画像は、大阪府警察のHP
平成13年度の警察官採用募集ポスターより。
画面では分かりづらいが、ポスター下部に赤文字で書かれているのは
「犯罪と戦い続けるという生き方」というコピー。
一見、見る者をぎょっ?とさせておいて、よくよく見ればああ成程!
と思わせるのは、コピーの王道とはいえ、お見事。である。
というか、これを考えた人よりも、これを採用しますといって上層部へ
決裁に . . . 本文を読む