クラブノアむぎは、なかなかよく整備されたダイビングショップです。
設備が整っていることもありますが、ショップの目の前が海で、
天気のよい日は一望の下に太平洋を眺めることが出来るロケが
魅力です。
ただし、目の前のビーチでは潜った事は有りません。
ショップのHPのダイビングポイントマップでも記載されていないので、
漁業権との兼ね合い等で、ここでは潜れないのかと思います。
ただし、スキン . . . 本文を読む
平成20年7月21日(月) 毎日新聞 朝刊 20P 文化欄より
記:岸 俊光
副題:近現代史全体から見える文脈
安部元総理の肝いりで始まった日中での歴史共同研究が、北京オリンピックを
前に、その集大成を迎えようとしている。
その日本側座長である、北岡東京大学教授への取材を纏めたものが、本コラム。
2006年12月を皮切りに、中国側との全体会合を計三回開催し、更に
『分科会別の集まりや日本 . . . 本文を読む
著者:田中芳樹 祥伝社ノン・ノベル 平成19年2月初版 838円(税別)
なぜ僕が、この作品に対して消化不良感を抱いてしまったのか。
それは、一重にこの本の持つ『軽さ』ではないか、と思う。
本書で著者が初めて試みたと言う、語り下ろし口調がそう思わさせている
訳ではない。
作者の書き込みのバランスに、疑義があるのだ。
例えば、本書評の上編でも挙げたような、旅の苦難の話が殆ど出てこないこと。
. . . 本文を読む
【 発行日- 08.07.08 】
真空の宇宙を、音も無く飛行を続ける「はやぶさ」。
既に、地球を立ってから5年以上の年月が経過した。
更に、世界中の天文ファンが涌いた、小惑星イトカワへの近接からも、
早くも2年が経過した。
本来のタイムスケジュールでいえば、今年の6月に、「はやぶさ」は地球に
帰還している筈だった。
だが、その頃に発生した数々のトラブルの影響を受けて、「はやぶさ」
プロジェ . . . 本文を読む
著者:田中芳樹 祥伝社ノン・ノベル 平成19年2月初版 838円(税別)
さて、田中芳樹である。
彼は、前回に読んだ「薬師寺涼子の怪奇事件簿8 水妖日にご用心」の余りの
トホホさ(そう思った訳に興味がある方は、書評をご参照下さい)に、
暫く手を出す積りは無かったのだが、行きつけの古本屋でふと手に取った
この本の帯の煽り文句
「遥か異境で、大軍勢を撃破! その知略にインドが震え懼れた
知ら . . . 本文を読む
7月12~13日の土日で、四国は徳島 牟岐にて潜ってきました。
牟岐は、車を使うと大阪から約4時間。
和歌山よりは少し遠めですが、その分、のんびりとしたいい雰囲気が漂う
町です。
今回のお客様はお二人。
うちお一人は、渡嘉敷ツアーにご参加いただいた方ですが、もうお一人は
その方の紹介で来て頂いた、僕がご一緒させていただくのは初めての方です。
でも、少人数なので、最初から距離感もぐっと近く、 . . . 本文を読む
著者:川島ルミ子 講談社+α文庫 2004年9月 定価:648円(税別)
川島ルミ子氏の著作を読むのは、これで二冊目である。
先の、「フランス革命秘話」もそうであったが、平易な文章にも関わらず、
目新しい図版や見解、資料の紹介が多く、丹念に原著を当たっていることが
よく分かる彼女の著作は、読んでいても本当に楽しい書物の一つである。
今回の場合、特にルイ17世の生存説については、自分の浅学 . . . 本文を読む
著者:元無期懲役囚/死刑囚世話係 合田士郎 恒友出版 1987年10月初版刊行 1300円
ここしばらく、近世フランスの死刑執行人サンソンの話とか、光市母子殺人事件に
関する本とかを読んでいたお陰で、古本屋でつい手に取ってしまったのがこれ。
近所の古本屋の100円コーナーに有ったものだが、そのタイトルの持つ
インパクトに惹かれて読み出すと、存外これが面白い。
文章もそれなりにこなれてい . . . 本文を読む
著者 今枝仁 扶桑社 2008年4月10日 第1刷 1575円(税別)
副題:~『光市母子殺害事件』弁護団を解任された”泣き虫弁護士”の闘争手記~
ちなみに、話が少し本書からずれてしまったので、最後に戻す。
著者は、そうした外責要因が犯人の心に孤独感を植えつけていった
こと。それにより、人恋しさをうまく表現できないまま成長した
彼は、あくまで人と触れ合うゲームとして、水道点検を口実に . . . 本文を読む
著者 今枝仁 扶桑社 2008年4月10日 第1刷 1575円(税別)
副題:~『光市母子殺害事件』弁護団を解任された”泣き虫弁護士”の闘争手記~
この本の著者である今枝氏は、副題のとおり弁護士である。
また、光市母子殺害事件については、ここで改めて取り上げるまでも無い、
大きな社会的反響を巻き起こした事件である。
僕は、夫として、子供の親として、この事件に対してまずは激しい憤りと
恐怖 . . . 本文を読む