活字の海で、アップップ

目の前を通り過ぎる膨大な量の活字の中から、心に引っかかった言葉をチョイス。
その他、音楽編、自然編も有り。

蘇える金狼 ~角川映画版(その1)

2008-11-25 00:33:55 | 映像の海
先日、あのバイクトラブルの翌日。 余裕を持って少し早めに家に帰ったこともあり、ぽっかり時間が出来たので、 日課の勉強とどちらを取るか少し逡巡した挙句に、自分の中のテンションに 身を委ねて「蘇える金狼」を観てしまった…。 久しぶりに観返してみて、思ったこと。 この朝倉哲也(本編の主人公です)は、しみじみと村川透と松田優作の ものなんだなあ。 村川は、映像という武器を手に印象的なシーンを次々に . . . 本文を読む
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蘇える金狼  ~角川映画版(プロローグ編)

2008-11-16 21:09:59 | 映像の海
真行寺君枝の名前を、久しぶりに見た。 ネットニュースで、著書を出したことについて触れられていたものだが、 僕の預り知らないところで(当たり前か)、離婚~自己破産と、 なかなかに大変な人生を歩んでいたようだ。 真行寺君枝が特に好き!という訳ではない。 ないが、昔所属していたダイビングショップにて、発行していた機関紙の スタッフ紹介コーナーに載せるので、好きな芸能人を書け!と言われて、 名前に惹か . . . 本文を読む
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創造の風景  古書インスタレーション

2008-11-14 03:21:24 | 活字の海(新聞記事編)
毎日新聞 2008年10月31日(金) 夕刊 7面 文化欄より 筆者:手塚さや香(毎日新聞記者) サブタイトル:「言葉の死滅」茂る葉に受け手と化学変化の芽 先日、ゴッホの「ドーピニーの庭」を題材にして、作品は一体誰の ものか?という話をした。 オリジナルに対する改変が、作品にとって如何なる意味を持つか?という そこでの議論を、吹き飛ばしてしまうような作品を世に生み出している 作家が居る。 . . . 本文を読む
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ダブルクリック  バイオリンの音

2008-11-13 01:55:43 | 活字の海(新聞記事編)
毎日新聞 2008年10月1日(水) 夕刊 6面 文化欄より 筆者:佐藤亜紀(作家) バイオリン、と聞いて、あなたは何を連想するだろうか? ある人は、ヴェルレーヌの詩を真っ先に思い浮かべるかもしれない。 ある人は、ストラディバリウスのような高価な楽器を念頭に浮かべる かもしれない。 またある人は、お気に入りのバイオリン協奏曲が脳裏に流れるかもしれない。 では、僕にとっては? 昨今では、峰竜 . . . 本文を読む
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創造の風景  「女神」の絵

2008-11-12 01:41:54 | 活字の海(新聞記事編)
毎日新聞 2008年11月7日(金) 夕刊 7面 文化欄より 筆者:手塚さや香(毎日新聞記者) サブタイトル:呼び覚まされる筆 濃密な背景に浮かぶ救世主 石井一男の描く絵。 絵の具を塗り固めるようにして描くそのスタイルは、僕にとっては どこか馴染みの深さを感じさせる。 小学生の頃。 風景画を描いていた僕は、ふとしたことをきっかけに、筆を使わずに 指で描くことを覚えた。 パレットに出した絵 . . . 本文を読む
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炎の画家 精緻な計算  古谷可由

2008-11-11 01:41:05 | 活字の海(新聞記事編)
毎日新聞 2008年11月7日(金) 夕刊 9面 文化欄より 筆者:古谷可由(ひろしま美術館主任学芸員) サブタイトル:ゴッホの消された黒猫 友人もその意図を理解せず         考え抜かれた構図や色彩 画像は、名画デスクトップ壁紙美術館より 作品とは、一体なんなのだろう? と、ふと思う。 誰が、誰のために生み出すものなのか? それは、作者にしか、いや、場合によっては作者にすら分 . . . 本文を読む
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