著者:スティーブン・キング((文藝春秋・各2100円)
訳者:白石朗
評者:養老孟司 毎日新聞 2009年10月11日 東京朝刊
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
本書サブタイトル(上巻):《恐怖の帝王》、堂々の帰還。
本書サブタイトル(下巻):溺れ死んだ双子。闇に沈む船。
書評サブタイトル:今回も主人公は得体の知れぬ敵と戦う
う…ん。
微妙だなあ。
正直、この書評を読んだ . . . 本文を読む
著者:マイク・ハンセル (青土社・2520円)
訳者:長野敬、赤松眞紀
評者:養老孟司 毎日新聞 2009年9月6日 東京朝刊
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
本書サブタイトル:ビーバーの水上邸宅からシロアリの超高層ビルまで
書評サブタイトル:脳のない生き物が見せる巣作りの能
なんとなく判ったつもりで、実は全く理解していないことは、
世に多々有る。
でも、普段あまりにも意 . . . 本文を読む
著者:桐野夏生 (角川書店・1470円)
評者:池澤夏樹
書評サブタイトル:怨みという感情をつかさどるもの
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
先日、イザナミに関する記事を書いた後。
さて、今日は何を書こうかと、積読の新聞記事から適当にチョイス
したものが、イザナミを主人公としたこの「女神記」の書評だった。
これは、イザナミが僕に”私をもっと知れ!そして書け!”と、
のたもうているの . . . 本文を読む
著者:瀬戸口明久 (ちくま新書・756円)
評者:小西聖子
本書サブタイトル:虫からみた日本史
書評サブタイトル:虫をめぐる近代日本の環境史
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
世の中には、色々なものが好きな人がいる。
昆虫も然りで、有名どころでは養老孟司氏や、故・手塚治虫氏等が
いらっしゃる。
だけれど。
ゴキブリや蚊が大好きという方は、あまりいないのではないか?
そりゃ、0では . . . 本文を読む
著者:花里孝幸 (新潮選書・1050円)
評者:養老孟司 毎日新聞 2009年8月2日 東京朝刊
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
本書サブタイトル:誤解だらけの生態系
書評サブタイトル:「生物の多様性」を多様にとらえるために
地球の自然を、引いては生態系を考えるときに重要なファクターが、
二つ有ると思う。
一つは目線の取り方。
もう一つは、時間スケールの考え方。
. . . 本文を読む
著者:内田祥士(よしお) ぺりかん社刊 価格:5040円(税込)
評者:藤森照信 毎日新聞 2009年7月26日朝刊 書評欄より
サブタイトル:日光の建立現場で何が起きていたか
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
あなたは、色の溢れる油絵が好きですか?
それとも、濃淡で全てを表現した水墨画が好きですか?
あなたは、オーケストラの豊かな音場による交響曲が好きですか?
それとも、繊 . . . 本文を読む
著者:大竹昭子 みすず書房刊 価格:2310円
評者:堀江敏幸
書評サブタイトル:十の短篇をつなぐ異界への通行手形
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
人は、自分の居場所というものを、どのように認識しているのだろうか?
職場で、家庭で、あるいは趣味の場で。
様々な”場”に、人は存在する。
そこで人は、その場に相応しい自分としての立ち振る舞いを、
意識して行う。
それ . . . 本文を読む
著者:ピーター・キャメロン 新潮社刊 価格:2520円
訳者:岩本正恵 評者:江國香織
サブタイトル:それぞれの過去とふいに現れる未来
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
ある人を中心として、様々な登場人物が集い、また離れていく。
そうした小説は数多くある。
というよりも、殆どの小説は主人公を軸として、上記のような構成を
取っていると言えるだろう。
その中で、その中心とな . . . 本文を読む
著者:ローレンス・カトナー、シェリル・K・オルソン
インプレスジャパン・3675円
訳者:鈴木南日子 評者:小西聖子
本書サブタイトル:ハーバード大学医学部の大規模調査より
書評サブタイトル:より深刻なのは「現実の」暴力
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
先入観を排して、物事の本質を見極める。
基本であるが、それ故に実践するのは難しい。
何せ、先入観というだけあって、その人のもの . . . 本文を読む
著者:倉谷うらら 岩波書店(岩波科学ライブラリー)刊
2009年6月 ¥1575
評者:中村桂子(JT生命誌研究館館長)
2009年7月5日 毎日新聞 今週の本棚より
サブタイトル:「偉大な」生物への思いあふれる不思議な本
※ この書評の原文は、こちらで読めます。
その対象が、何であるかはともかくとして。
誰でも、何かしら好きなものはあるだろう。
好きなものに対しては、人は誰しも。 . . . 本文を読む