著者:安田喜憲 (雄山閣・5040円)
評者:養老孟司
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ロジカルシンキングが苦手でもある。
感性と感覚で生きる文系 and O型人間である僕にとって、
物事の判断基準は勢いと好みであり、なるようになる。ならない
ときはごめんなさいが、座右の銘である。
#と、えらそうに言う話では、勿論無いのだが。
それでも、多少はそうした本も読み込 . . . 本文を読む
著者:日本地下水学会/井田徹治 講談社ブルーバックス刊 987円
2009年5月21日 初版刊行
サブタイトル:使えばすぐには戻らない「意外な希少資源」
書評サブタイトル:◇生命と文化を支えてきた「陰なる水」
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地下水と聞いて、現代人が思いつくものといえば、例えば工業用水の
過剰取水による地盤沈下だろうか?
あるいは、ダウジングによる水脈調査を行っ . . . 本文を読む
著者:サイモン・イングス (早川書房・2730円)
訳者:吉田利子 評者:養老孟司
サブタイトル:目的しか見えない現代人が見えてくる
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この書評を読んだとき、僕はドン・ミゲル・ルイスの
「四つの約束」を思い出した。
ルイスが提唱する、よりよい生を全うするための四つの
約束とは、以下のようなものである。
1.正しい言葉を使うこと
2.なにごとも . . . 本文を読む
著者:ジョージーナ・ハーディング 新潮クレストブックス・1995円
訳者:小竹由美子 評者;湯川 豊
サブタイトル:極寒の地に一人残った男の真意
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10代の頃。
多くの人が通ってきた道であろうが。
その年代が掛かる精神的麻疹(はしか)の様な厭世観に
取り付かれたことがあった。
パイオニアやボイジャーによる、深宇宙探査プロジェクト。
ああいったものに . . . 本文を読む
著者:鈴木 武 致知出版社 (2008/01)刊 ¥ 1,575
実は、直接本書の書評に触れた訳ではない。
本書を紹介する、ある実業家(教育家、といった方がいいのかな)を
取り上げたコラムにて識ったものである。
そのコラムとは、Agoraの2009年5月号に掲載されていた、
「旅への一冊 『気づき』を喚起する」文:飯田守。
取り上げられたのは、帝京大学の理事長兼学長でもある沖永佳史氏。
. . . 本文を読む
著者:生田紗代 講談社刊 2009年1月 ¥1470
評者:井上荒野(作家) 2009年4月6日 読売新聞
サブタイトル:もやもやした「何か」
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違うんじゃないのか?
この書評を途中まで読んだときの、ファーストインプレッションである。
評者が、本作を読んで感じたもの。
それは、サブタイトルに如実に示されている。
『もやもやした「何か」』
. . . 本文を読む
著者:高山文彦 新潮社刊 価格:1680円
評者:若島 正 毎日新聞 2008年11月23日 東京朝刊
サブタイトル:ジョセフィン・ベーカーと囚われた13人
書評サブタイトル:愛憎の軌跡が問いかける生の意味
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ジョセフィン・ベーカー。
1906年に生まれ、1975年に逝去。
正に、20世紀の只中を、数奇な運命の下、生きた女性。
歌手やダンサーとして . . . 本文を読む
著者:高木由臣 毎日新聞 2009年3月1日 東京朝刊 価格:1,019
評者:海部宣男
サブタイトル:なぜ生物は死すべき運命を背負ったか
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永遠の命を求めて…。
その昔、鉄郎はメーテルと共に、銀河鉄道に乗って旅をした。
その世界では、生身のままでは不死の夢は実現できず、機械の体を
手に入れたものだけがミレニアム(百年王国)を満喫していた。
. . . 本文を読む
著者:アラン・ベネット (白水社・1995円)
訳者:市川恵里 毎日新聞 2009年4月5日 東京朝刊
評者:池内紀
サブタイトル:齢八十、趣味に目覚めたその人は……
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うーん。と、唸らされた。
上手い。上手過ぎる登場人物のキャスティングである。
確かに、評者がいうように、この小説は日本では、上梓できない
だろう。
皇室をパロディの元ネタにするな . . . 本文を読む
著者:モンゴメリ 出版社:角川文庫(740円税別)
訳者:谷口由美子
評者:江國香織 毎日新聞 2009年4月5日朝刊
サブタイトル:絶望的でロマンティックな独身女性の決意
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頭を、抱えてしまった。
書評を読めども、作品がちっとも頭に入ってこないのだ。
もっと言い方を変えれば、評者が感嘆した部分に全く共感できないのだ。
いったい、この本のど . . . 本文を読む