江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

久しぶりに文学を読む

2019年07月25日 23時36分00秒 | Weblog
 ロンバルディアの歴史旅が終わった後、1種の放心状態。
  こういう時に久しぶりに場末の飲み屋の後、図書館に行った。たまたまパラパラ眺めていたら結構面白い本がありました。 
  そこで借りました。
名前は「ボディー-レンタル」でした。
佐藤亜有子氏の 半分ポルノ 文学小説であった。東大仏文科卒の作家の これは1996年出版の、もうかなり古い本である。
  この頃吾輩はカタギの生活で、軟弱な?文学とは縁のない生活であったと恥じているし、当時新宿歌舞伎町のノーパンしゃぶしゃぶに行こうとして行けなかった慚愧の念の頃である。

 作者は1969年生まれで、この本を書いた後「ママン愛人」を書いたりした。




そして2013年に43歳でアルコール中毒-急性薬物中毒で死去。
まさに典型的な破滅型小説家であった。そこで私はいろいろ調べると彼女はやはり育った環境も病的で、半分自伝的な小説でもあるのがわかった。 

  本当に久しぶりに文学と言うジャンルを三日間で2冊を一気に読んだ。
  やはり文学の世界は 人間が深い。

ここで思い出したのは、この頃、慶応の哲学の先生であったであった「池田晶子」さんがやはり42 3歳で亡くなったことである。
 この方の文章や本はいろいろ読ませてもらったが、佐藤亜有子は知らなかった。

  優秀な知的な女性は憧れだが、今はそれも往時芒芒。