江戸の退屈御家人

世の中のいろいろ面白いことを野次馬根性で・・・・

世界遺産 白河郷・五箇山 & 高山旅行

2017年12月28日 19時28分30秒 | Weblog
年末の忙しいときに、暇な退屈御家人はクラブツーリズムの年末旅行に乗って、雪見に行ってきましたよ。

 一番の理由は、参加費用が安いこと。一泊二日で、17900円プラス保険料1500円で、19400円。これで、「ズワイガニ、ブリ、甘えびなど30種食べ放題+翌日の昼は
飛騨牛のすき焼き・お肉食べ放題と。これは随分、お得な旅行だ。

 驚いたのは、外国人の参加者が半分以上を占めていたこと。彼ら彼女らは日本に在住の外国人らしく、日本の旅行に慣れているのかも。いずれにせよ、大変な時代になったものだ。

 吾輩の目的は、年寄りになった今、年末は暇で特にやることもない事だし、病み上がりでもボチボチ旅行でも行くかとか、まあ安く上がれば時間つぶしにもいいよねと。

さらに、「夢は雪の安房峠から高山へ行くドライブをやりたい。途中の新穂高のロープウエィに冬山を見たい」と、ただこれらは若くて体力・気力がないとできない。老人はもうだめだ!プロの運転手に連れて行ってもらうのが一番。

 この道をドライブしたのは、2-30年も前か。安房トンネルがない時代だったような気がする。冬ではなかったが。一度は上高地へも行った。一度は高山まで行った。 往時茫々だ。


 26日、新宿出発、朝8時。中央道から松本インターで、野麦道路を上高地経由、安房トンネル(快適だね、4km以上のトンネル)を抜けると、平湯インター。ここまでくると、雪がちらほら。ここから高山を経由して、まずは富山県の五箇山世界遺産の菅沼合掌集落へ。







昔の民家のいろりだ。




 こうして、もう1っカ所の世界遺産 相倉地区はパス。まあ同じといえば同じだが。差があるね。ここから1泊2日の宿泊地、富山市のアパホテルへ。ここでは前述のズワイガニ等食べ放題であった。吾輩は食餌療法中で、恐る恐る、それでもカニも、ブリも、エビも、ホタルイカの沖漬けも食べましたよ。食べ過ぎは体に良くない。
 本当に、旅行会社もホテルも、値段は持つのかね?と俺が心配してやったが。

翌日は、富山から、岐阜の白川郷世界遺産へ。

 途中、富山から金沢に行く北陸自動車道の、12月27日午前8時半ごろの雪風景。


これから、岐阜県に入り、白川郷の、合掌集落を見学。


 雪が降っているから、太陽がかすんで見える。





地区の道祖神に大雪が積もっている。



 庄屋さん・村長さんの家が重文になっており、そこから村を見渡すとこんな感じ。



 村長さんのお宅は養蚕が家業で、こういう内部構造。因みに、茅葺屋根は30年に1回で葺き替えをやるんだって。結の制度があるのだろうが、ここ白川では庄川の河岸段丘の小さな土地で、昔のままの合掌造り民家を放棄し、近代的生活に展化する人があり、それらの放棄の昔家屋を、町当局が集めて「合掌造り・民家園」という施設を作っている。

 1泊2日の旅行だから、強行軍だ。白川郷をでて、高山まで。高山もだいぶ昔に、飛騨の国分寺を見に行った覚えがあるが、今回は全くのお上りさん。

まずは高山陣屋。江戸幕府の天領は、多くの場所で、おおむね良い政治を行っていると言えよう。ここ高山も。

 ただ、江戸から派遣される役人と、現地採用の役人の身分格差は極めて厳しく、この伝統が、今の日本で厳然と存在している。例えば外務省の大使館で、同じ日本人でも現地採用者は「ローカル」といって、大使館員扱いしてもらえない。各企業もこれは全く同様。この原点は、江戸時代の天領制度なのだ。








 天領の役人の執務室から眺める雪景色。確かに寒い。手あぶりの火鉢しかない時代の人は寒かったろうな。




 代官所は当然警察権と司法断罪権を有していたから、お白洲 がありましたね。




 上三の町の、昔の繁華街。そのまま残っている。



 現代の町役場。江戸時代の陣屋とあまり変わらないのが、行政の継続性、法的安定性だ。


こうして、飛騨牛のすき焼き食べ放題の後、高山から平湯に帰る。平湯で足湯を楽しんだ。

 途中の、昨日27日の東北の暴吹雪ほどではないが、飛騨山脈の南端の地域でも、かなりの積雪があったよ。







 こうして、安房峠のトンネルを通って、松本インターまで。

あとは運転手に任せて、新宿まで楽チンだったね。2万円弱で一泊二日を楽しませてもらった、旅行でした。


コメント
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