日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あくまで自分中心の復習のための覚書のようなものです。
●他のブログ記事・問題などを通じて復習した内容です。混乱しそうな方はスルーしてください。
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(●試験間近になってドンドン記事にしているけど、もう、さすがに設問の訂正もできないだろう・・・ははは、出るといいですねえ、読んでくれてる人に祺いが訪れますように・・・)
●俳句なんかで出た時の読み・・・日本人で俳句の“ルール”を知っていれば読み分けは出来るとおもうけど、留学生やなんかだとこういうのは難問なのかも・・・
・「あぜ道や稲をおこせば 螽 飛ぶ」(正岡子規の俳句) (螽:いなご・きりぎりす・はたおりむし ・・・“いなご”が正解。)
・(イ)獺の住む水も田に引く早苗かな(当ブログ 文章題㊷) ・・・(獺:タツ、ダツ、かわうそ、おそ ・・・“おそ”が正解。)
*“字余り”ほかで他の読みでも良いのではないかとの指摘もあるやに思えますが(まあ、そういう問題もあり、出ないとは思いますが)、一応、記憶にとどめて置いたらどうかという程度の問題・・・
●慊焉 倦厭 嫌厭・・・書き問題で同音異義で出ると厄介かも・・・文例・用例もよく読んで理解しておく必要がある・・・特に「倦厭」と「嫌厭」は厄介・・・一応、漢検2にもすべて熟語あるので注意・・・
(漢検2)
慊焉(ケンエン):①あきたりなく思うさま。 ②満足するさま。「慊」には不満と満足の反対の意がある。
倦厭(ケンエン):あきていやになること。「連続作業に―の感をもつ」
嫌:意味①きらう。いやがる。にくむ。「嫌厭(ケンエン)」「嫌悪」
厭:意味①いとう。いやがる。にくむ。「厭世」「厭離」「嫌厭」
<慊焉の用例>
(広辞苑)①あきたらず思うさま。慊如(けんじょ)「・・・たるものがある」
②(多く打消しの語を伴う)満足に思うさま。慊然。「・・・とせぬ顔」
(デジタル大辞泉)1 あきたらず思うさま。不満足なさま。「心中、慊焉たるものがある」
2 (多く下に打消しの語を伴って用いる)満足に思うさま。「慊焉とせぬ面持ち」
(三省堂 大辞林)①満足に思うさま。
②不満に思うさま。 「現政府に-たる国内の不平党/此一戦 広徳」
(ふりがな文庫)
・元来家屋はレスパネエ夫人の所有なりしに、宝石商これを借り受けをり、濫に上層を他人に又貸ししたる故、夫人はその所為に慊焉たるものあり。(病院横町の殺人犯 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著))
・これは「雨ふれど音の聞えず、しぶきのみ露とぞ置く」コンクリート建築に慊焉たる結果、爽やかな雨の音に想いを馳せられたものであろう。(古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著))
・この室にゐるものは、皆な君の所置ぶりに慊焉たらざるものがあるから、将校方は黙許なされても、其様(そんな)国賊は、屹と談じて、懲戒を加ゆるために、おのおの決する処があるぞ。可(いい)か。その悪むべき感謝状を、かういつた上でも、裂いて棄てんか。(海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著))
<倦厭の用例>
広辞苑:あきていやになること。(用例ナシ)
デジタル大辞泉 :あきていやになること。「読む人妄誕に ―して」〈逍遥・小説神髄〉
(「倦厭」の用例・例文集)・・・一部から抜萃・・・
・禽獣に化して真の幸福を感ずるような人間は、神に最も倦厭せられます。 …(太宰治『竹青』より引用)
・ 富裕な社会の描写は民衆をして自分自身の貧困の倦厭を忘れさせるものであると。 …(大杉栄『新しき世界の為めの新しき芸術』より引用)
・そのためホームズの評判が高くなりすぎると、逆にホームズを倦厭するようになった。 …
・ 保守党はこの後30年にわたって国民から倦厭され続け、少数党の立場から抜け出せなかった。 …
・自由主義的な皇太子フリードリヒを倦厭し、保守的な皇孫ヴィルヘルムに期待感を持っていた。 …
・空想文学に対する倦厭の情と、実際生活から獲た多少の経験とは、やがて私にも其の新らしい運動の精神を享入うけいれる事を得しめた。 …(石川啄木『弓町より』より引用)
・こうした日本国外の3次元CG作品は日本のショタコンから見れば欧米的デザインや実写的描写に抵抗を示し、少年愛者からは現実でも絵でもない独特の異様さから倦厭されることも多い。 …
・もちろん家に残した娘達への回避の念、物質本位の家業に対する倦厭の情は、いつもの通りくりかへして述べられた。 …(岡本かの子『老主の一時期』より引用)
・強烈にわれわれを魅するということはないが、倦厭して、唾棄し去るという風景でもありません。(中里介山『大菩薩峠』より引用)
・また訴訟リスクの高い自然分娩を倦厭し、不必要な帝王切開が行われるという弊害も出ている。 …
・情欲の荒びようは、飽満と倦厭の結果なので、ただこれに比較し得るものは情欲の外道ぶりのみだというのは、まことに真実である。 …(サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用)
<嫌厭の用例>
嫌厭:きらっていやがること。嫌悪。「嫌厭 の情」「蛇蝎 (だかつ) のごとく嫌厭する」 出典:デジタル大辞泉(小学館)
*他に、広辞苑では、“ケンエン”には、
・妍艶(ケンエン):あでやかで美しいこと
・犬猿
・嫌煙
があるが(用例ほかも分かりやすいと思うので)省略。
👍👍👍 🐕 👍👍👍
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級190点台復活(あわよくば200点満点) ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あくまで自分中心の復習のための覚書のようなものです。
●他のブログ記事・問題などを通じて復習した内容です。混乱しそうな方はスルーしてください。
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(●試験間近になってドンドン記事にしているけど、もう、さすがに設問の訂正もできないだろう・・・ははは、出るといいですねえ、読んでくれてる人に祺いが訪れますように・・・)
●俳句なんかで出た時の読み・・・日本人で俳句の“ルール”を知っていれば読み分けは出来るとおもうけど、留学生やなんかだとこういうのは難問なのかも・・・
・「あぜ道や稲をおこせば 螽 飛ぶ」(正岡子規の俳句) (螽:いなご・きりぎりす・はたおりむし ・・・“いなご”が正解。)
・(イ)獺の住む水も田に引く早苗かな(当ブログ 文章題㊷) ・・・(獺:タツ、ダツ、かわうそ、おそ ・・・“おそ”が正解。)
*“字余り”ほかで他の読みでも良いのではないかとの指摘もあるやに思えますが(まあ、そういう問題もあり、出ないとは思いますが)、一応、記憶にとどめて置いたらどうかという程度の問題・・・
●慊焉 倦厭 嫌厭・・・書き問題で同音異義で出ると厄介かも・・・文例・用例もよく読んで理解しておく必要がある・・・特に「倦厭」と「嫌厭」は厄介・・・一応、漢検2にもすべて熟語あるので注意・・・
(漢検2)
慊焉(ケンエン):①あきたりなく思うさま。 ②満足するさま。「慊」には不満と満足の反対の意がある。
倦厭(ケンエン):あきていやになること。「連続作業に―の感をもつ」
嫌:意味①きらう。いやがる。にくむ。「嫌厭(ケンエン)」「嫌悪」
厭:意味①いとう。いやがる。にくむ。「厭世」「厭離」「嫌厭」
<慊焉の用例>
(広辞苑)①あきたらず思うさま。慊如(けんじょ)「・・・たるものがある」
②(多く打消しの語を伴う)満足に思うさま。慊然。「・・・とせぬ顔」
(デジタル大辞泉)1 あきたらず思うさま。不満足なさま。「心中、慊焉たるものがある」
2 (多く下に打消しの語を伴って用いる)満足に思うさま。「慊焉とせぬ面持ち」
(三省堂 大辞林)①満足に思うさま。
②不満に思うさま。 「現政府に-たる国内の不平党/此一戦 広徳」
(ふりがな文庫)
・元来家屋はレスパネエ夫人の所有なりしに、宝石商これを借り受けをり、濫に上層を他人に又貸ししたる故、夫人はその所為に慊焉たるものあり。(病院横町の殺人犯 (新字旧仮名) / エドガー・アラン・ポー(著))
・これは「雨ふれど音の聞えず、しぶきのみ露とぞ置く」コンクリート建築に慊焉たる結果、爽やかな雨の音に想いを馳せられたものであろう。(古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著))
・この室にゐるものは、皆な君の所置ぶりに慊焉たらざるものがあるから、将校方は黙許なされても、其様(そんな)国賊は、屹と談じて、懲戒を加ゆるために、おのおの決する処があるぞ。可(いい)か。その悪むべき感謝状を、かういつた上でも、裂いて棄てんか。(海城発電 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著))
<倦厭の用例>
広辞苑:あきていやになること。(用例ナシ)
デジタル大辞泉 :あきていやになること。「読む人妄誕に ―して」〈逍遥・小説神髄〉
(「倦厭」の用例・例文集)・・・一部から抜萃・・・
・禽獣に化して真の幸福を感ずるような人間は、神に最も倦厭せられます。 …(太宰治『竹青』より引用)
・ 富裕な社会の描写は民衆をして自分自身の貧困の倦厭を忘れさせるものであると。 …(大杉栄『新しき世界の為めの新しき芸術』より引用)
・そのためホームズの評判が高くなりすぎると、逆にホームズを倦厭するようになった。 …
・ 保守党はこの後30年にわたって国民から倦厭され続け、少数党の立場から抜け出せなかった。 …
・自由主義的な皇太子フリードリヒを倦厭し、保守的な皇孫ヴィルヘルムに期待感を持っていた。 …
・空想文学に対する倦厭の情と、実際生活から獲た多少の経験とは、やがて私にも其の新らしい運動の精神を享入うけいれる事を得しめた。 …(石川啄木『弓町より』より引用)
・こうした日本国外の3次元CG作品は日本のショタコンから見れば欧米的デザインや実写的描写に抵抗を示し、少年愛者からは現実でも絵でもない独特の異様さから倦厭されることも多い。 …
・もちろん家に残した娘達への回避の念、物質本位の家業に対する倦厭の情は、いつもの通りくりかへして述べられた。 …(岡本かの子『老主の一時期』より引用)
・強烈にわれわれを魅するということはないが、倦厭して、唾棄し去るという風景でもありません。(中里介山『大菩薩峠』より引用)
・また訴訟リスクの高い自然分娩を倦厭し、不必要な帝王切開が行われるという弊害も出ている。 …
・情欲の荒びようは、飽満と倦厭の結果なので、ただこれに比較し得るものは情欲の外道ぶりのみだというのは、まことに真実である。 …(サド/澁澤龍彦訳『ソドム百二十日』より引用)
<嫌厭の用例>
嫌厭:きらっていやがること。嫌悪。「嫌厭 の情」「蛇蝎 (だかつ) のごとく嫌厭する」 出典:デジタル大辞泉(小学館)
*他に、広辞苑では、“ケンエン”には、
・妍艶(ケンエン):あでやかで美しいこと
・犬猿
・嫌煙
があるが(用例ほかも分かりやすいと思うので)省略。
👍👍👍 🐕 👍👍👍