日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
★★★今年のスピリット:<
百尺竿頭一歩を進む>&<
百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●あと、1、2回、残りの語選択問題を記事でつくろうと思っていたら、また、脱線した・・・
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●かの管仲の言葉は故事成語になりやすい・・・その一節で失念していた文節・・・
地、ヘキキョ(辟挙)すれば即ち民留処す ・・・
*
辟挙 … 土地が開墾されること *民、留処し・・・:開墾された土地には人が定住する意。
(すでに、「2014年12月17日 | 故事成語類 「衣食足りて”栄辱”を知る」記事にて開示したけど・・・)
*改めて、この「辟挙」を調べたら、
(大字源)
辟挙(ヘキキョ
):①召しだして挙げ用いる ②すっかり開墾する。 とあった・・・①の意味の用例もあるので(本記事の内容とは関係ないが)留意。
*「辟」には(漢検2にもあるように)、意味として「意味⑥ひらく。土地をひらく。」あり・・・。
*一応、「辟」も1級配当漢字だったんで、念のため、改めて紹介しておきます。
ー過去記事(抜萃)ー
・・・
●かの孔子も、その功績を高く評価した「管仲」(春秋時代の覇者の一人である斉の桓公を輔佐した宰相)の政治・経済政策・・・
●その管仲と取り巻きの学者の言論を集めた「管子」の一節、
「凡そ地をたもち民を牧する者は、務め四時に在り、守り、倉廩に在り。国、財多ければ即ち遠き者来たり、地、辟挙すれば即ち民留処し、倉廩実つれば即ち礼節を知り、衣食足れば即ち栄辱を知り、上(かみ)、度を服すれば即ち六親(りくしん)固く、四維張れば即ち君の令行わる。・・・(中略)・・・
四維張らざれば、国乃ち滅亡す。・・・」
とあるとおり、「倉廩実つれば即ち礼節を知り、衣食足れば即ち栄辱を知り・・・、」が「衣食足りて礼節を知る」と短絡したもののよう。
●なお、「四維」とは「礼・儀・廉・恥」の四つの維(つな)のことです。
●史記や漢書も、この表現をほとんどそのまま引用しているそうです。漢書では「
衣食足りて栄辱を知り、廉譲(れんじょう)生じて争訟息む」となっています。
*辟挙 … 土地が開墾されること *民、留処し・・・:開墾された土地には人が定住する意。
・・・
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四維張らざれば、国乃ち滅亡す
●
衣食足りて栄辱を知り、廉譲(れんじょう)生じて争訟息む
のほうが出やすい気もするけど・・・
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