日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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<お知らせ>「熟語の読み・一字訓読(その18:準1以下):灌 灌木=群がり生える木・・・」の記事に、大漢和で調べた「灌澡」「澡灌」のことを追記しています。
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●帰:小学…キ、かえ(る)、かえ(す) 準1…とつ(ぐ)、おく(る)
<漢検2>
・意味:①かえる。かえす。「帰郷」「帰心」「復帰」 ②あるべき所におさまる。行きつく。おちつく。「帰一」「帰依」「帰属」 ③とつぐ。嫁に行く。「
帰嫁」 ④おく(贈)る。
・下つき:
依帰(イキ)・回帰(カイキ)・不帰(フキ)・復帰(フッキ)・
来帰(ライキ)
・大見出し
「
帰嫁(キカ)」:
よめ入りすること。とつぐこと。「他家へ―する」
*他の大見出しは(たくさんあるのと、わかりやすいので)略。
・下つき熟語・・・わかりづらそうなもののみ・・・
「
依帰」:(大字源)①頼って身をよせる ②投降する (注)仏教用語では「エキ」と読んで「心に仏道を信じること。帰依(キエ)。」
「
来帰」:(大字源)①帰って来る ②頼って来る ③離婚されて実家に帰る
(注)「依稀(イキ)」と混同しないように・・・漢検1でよく(?)出る熟語「依稀」・・・依稀=彷彿・髣髴・・・
依稀:(大字源)ぼんやりと似ているさま。ぼんやりして明らかでないさま。彷彿。
<「帰(とつ)ぐ」「帰(おく)る」 の音熟語>
・「
帰(とつ)ぐ」:「帰嫁」以外の音熟語もあるかどうか調べた(大字源・大漢和)けど、無いようだ・・・。
*「桃の夭夭たる、この子、于(ここ)に帰ぐ」(詩経)で訓読みを覚えていたけど、「桃の夭夭たる、この子、于(ゆ)きて帰(とつ)ぐ」とも読むらしい・・・「于:ウ、ク、ああ、ここ(に)、ゆ(く)」・・・
・「
帰(おく)る」
*これも、「孔子に豚を帰(おく)る」(論語・陽貨編)で、訓読みを覚えていたけど、「帰豚(キトン)」という音熟語もあるのかと思ったら、大字源・大漢和には載ってなかった・・・。
*手元の大字源には「帰賵(キボウ):死者の家に贈り物をする。「賵」は死者に贈るもので、輿馬の類。」だけしか見当たらなかった・・・「賵」は1級対象外・・・ので、図書館で大漢和にも当ってみた・・・。
(大漢和)
*赤字は1級対象漢字を含む音熟語*
帰遣(キケン):帰りおくる。また、みやげ。家苞。
帰含(キガン):死者の口中に含ませる含玉をおくり与える
帰胙(キソ) :祭りの酒肉をおくる
帰戴(キタイ):物をおくり、また、もらうこと
帰糴(キテキ):米をおくる
帰福(キフク):①祭祀のとき、神に供える肉をおくる(福=胙) ②福報を帰する(?意味不詳)
帰髪(キハツ):髪を送りかえす。遺族に死者の髪を送りとどける。
*大漢和には、『「帰:おくる」は「饋」に通ず。』とあった。また、「おくる」は「①食べ物をおくる ②品物をおくる」意との事。
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