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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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◎◎◎漢検2辞典に沿って、準1以下の漢字の、気になる訓読みに対応する熟語などを調べる<熟語の読み・一字訓読(準1以下)>シリーズを始めています。準1以下といっても1級漢字を含む熟語などもあり、少しはお役に立つと思っています。◎◎◎
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●梗:中学…コウ 準1…キョウ、ふさ(がる)、おおむ(ね)、でく、かた(い)、つよ(い)
<漢検2>
・意味:①おおむね。あらまし。だいたい。「梗概」 ②ふさぐ。ふさがる。「梗塞(コウソク)」 ③かたい。つよい。「頑梗」 類)硬・剛 ④やまにれ。ニレ科の落葉高木。 ⑤でく(木偶)。人形。 ⑥秋の七草の一つ「桔梗(ケッコウ)・(キキョウ)」に用いられる字。
・下つき:桔梗(ケッコウ)・(キキョウ)・生梗(セイコウ)・土梗(ドコウ)
・大見出し:梗概(コウガイ) 梗塞(コウソク)
*なぜか、大字源には“キョウ”音ナシ。(ただし、「桔梗」は“ケッコウ”“キッコウ”“キキョウ”の3つの読みが掲載されている)
*デジタル大辞泉や新漢語林では、コウ(漢音)、キョウ(呉音)となっている。
*「漢検漢字辞典第2版から ㊿ 掲載されている熟語の読み&意味」2016年03月21日 | 熟語の読み(音・訓)」で、以下、説明済み。
<梗(コウ、キョウ)>:
「生梗(セイコウ)」=しんがかたい(漢字源) *「梗(かた)い」
「土梗(ドコウ)」=にんぎょう(大漢和) *「梗(でく)」
(補足)
「
生梗(セイコウ)」:(大字源)生硬。未熟でぎこちないこと。(広辞苑)(「生硬」で)①世情に通じないで頑固なこと ②表現などが未熟でごつごつしていること。
「
頑梗(ガンコウ)」:(大辞林)(「頑硬」で)かたくなで融通がきかない・こと(さま)。
*大字源、新漢語林、広辞苑には「頑梗」「頑硬」の熟語掲載ナシ。
<大辞林>(その他の熟語)
梗梗(コウコウ):正しいさま
梗渋(コウジュウ):道路が滞り、ふさがって通じない。ぎこちない。梗塞。
梗正(コウセイ):強くて正しい。
梗直(コウチョク):まっすぐで強い。正直。
梗林(コウリン):とげのある木の林。 *「梗」に“とげのある木”の意あり。“やまにれ”とは別。
榛梗(シンコウ):①群がり茂ってふさがる ②転じて、へだて。また、すきまをいう。
蕪梗(ブコウ) :あれはてる。荒梗。
“にんぎょう、でく”関連の熟語:
土梗、桃梗、木梗・・・
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