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シェルティと暮らしていたマールママの記録と記憶のためのページ

食べられるということ

2016年12月18日 | 病気・健康

今年も残すところ2週間足らずとなりました。

この1年を振り返ってみて私の大きな変化と言えば、やはり突然 食物による口腔アレルギーになってしまったということです。

”食べる” という普段なにげなくしている行為は生活していくうえでいかに重要なウエイトをしめていることか

体を維持していくうえでの栄養面、そして何より「おいし~い♪」と幸せ感をもたらしてくれるもの。

歳を取ってからのの楽しみは、なんてたって「食べることだね~」と思っていた矢先の出来事 

 

 

ワンコたちが、毎日たべている 蜜のたっぷり入ったリンゴ

我が家で育てたキウイフルーツ、そればかりか すべからく ほとんどのフルーツがダメ!

そして新鮮な野菜までもが、、、口にしたあと 唇が腫れたり舌や喉ががピリピリと痛みが続く、、、

最近になって ネギや玉ねぎも原因になっていることに気が付きました。

カレーやシチュー そして鍋 冬のメニューには欠かせないもの 

私のだけひとり別鍋で作っています 

 

 

アレルギーの原因はなかなか特定できなく治療法も難しいとされてきました。

ここ数年、急激に何らかのアレルギーに悩まされる人が増え今では先進国において3人に1人 は居ると言われているのだとか。

先日 たまたま夫が録画していた昨年放送されたNHKの「新アレルギー治療~カギを握る免疫細胞」という番組を見て

私にも思い当たる節があり これだ!と思いました。


皮膚に炎症が起きてバリアが壊れている場所から食物のタンパク質が侵入し何度も繰り返していると

体はこれを外敵と みなし過剰な反応をして攻撃してしまう。

手に湿疹がある人が蕎麦屋で働いているうちに「そばアレルギー」になって、

寿司屋に仕事を替えたら「魚のアレルギー」になったとか、そういうことがあるのだそうです。

乳児湿疹のケアのため長く使用していた保湿剤の原料にピーナッツオイルが入っていて

その後 重度のピーナッツアレルギーになった事例も紹介されていました。

 

私の場合、花粉症の症状とかは出なかったものの皮膚は弱く過敏症でありました。

よく口内炎ができやすく 昨年秋に歯の治療をした後、舌に炎症が起き

あの頃から少しずつ様々な症状が出ていたように思われます。

毎年、秋にはイチジクの収穫をしたりジャムを作ったりを繰り返していたころ

指先が赤くなりピリピリと痛く手袋をはいてはいたものの毎日半端ない量をいじっていました。

毎年夏には友人から桃が1箱送られてきて 私は毎日ひとりで1個は食べていました、、、


その後には山梨と岡山からブドウも送られてきて、、、

疲れもあって口内炎ができていたのに 美味しいし~ 早く食べないと傷んでしまうし~ と。。

ばかだな~  そうやって自分を追い込んでいたなんて・・・


番組では最新の治療法にも触れていました。鍵になるのが“制御性T細胞(Tレグ)”

“Tレグ”は免疫の過剰な攻撃を押さえ込む役割を持っています。

最先端の研究現場では“Tレグ”のコントロールによってアレルギーが完治するケースが出始めていると紹介されていました。

症状の出方や原因は多種多様であり治験による研究段階のようですが医療の現場は日進月歩!期待したいところです。

特に最近増えている子どもの食物アレルギーについての予防や治療法は最近のニュースでもとりあげられていましたね。

オバサンの場合 もはやこの歳では食べられるものを美味しく食べるのみ!

重篤な病気に罹ったら何も食べられないわけで、それに比べたら まだまだ食べられるものも多くありますから。

 

私は、ある人と話をして 「死」というものに対する恐れというものが ふ~っと軽くなりました。

年齢的なものもあるでしょうが、テレビを見たり、本を読んだり、さまざまな人の生き方を見聞きして

自分なりに、ありのままに受け止められるような気がしてきたのです。

そういうことを考えたとき、何もかもが どれほどの問題なのだろうと。

 

 

今、12年間寝たきりで食べることを止められ 経管栄養を続けてきたひとりの命の炎が消えていこうとしています。

静かに 穏やかに 細々と・・・

 

 

 

 

 

 



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