しょーきゅーし

怪しい妖しい尚休の、一寸気抜けの(含む危ない、過激)プレゼンツ&箴言?を

ディフェンス・オフェンス

2010年01月24日 21時14分55秒 | 身体
戦争は政治の一形態だ、と誰かが謂っていたが・・・。
戦略と戦術と、防御と攻撃である。

是を、身体にも当てはめて考える訳である。
西洋医学では、主に「対症療法」と「原因療法」で対応しているようである。
が、
東洋医学(此処では主に中医と漢方の考え方を)では、「随証療法」である。証に随って治す訳である。
証というのは、状態のようなもので症状とは違うのである。
同じ症状でも同じ証とは限らないし、その逆もある。

中医では、「気」を二つに分けて考える。
1)遺伝による原初の生命エネルギー
2)毎日の生活(食事等)から得られるエネルギー
1)を「先天の気」、2)を「後天の気」と呼んでいる。

で、生命力や抵抗力をさすものが「正気」であり、是が充実していれば「元気」なわけである。
そして、不自然や不正常な、いわゆる発病因子の様なものを「邪」と言う訳だ。

正気が不足している状態が「虚証」、邪がさかんな状態が「実証」、その両方が重なっている場合もあるわけだ。

別の言い方をすると、「気」は、身体を動かす機能で、「血」が身体を形成する物質という事になる。元気な事、勢いがあることを血気盛んと言う。

要は、バランスが崩れたり歪んだりすることによって、病気になるという考え方である。
そして、
「病気を、体のある一部だけの病変とは見ずに、生体の自然治癒力と症状の戦いと考える。その戦いの場は、体全体で体力が勝利を得れば「治癒」、逆に病が勝つと「死」」
と言われているのである。

そこで、漢方(日本独自の発達をとげたもの)の果たす役割は、その戦いにおける「援軍」と言う事になる。
あくまでも「援軍」であって、本隊は自分自身である。

と言う事になれば、自ずと「気」を盛んにし「血」を養うことが、防衛力攻撃力を高める事に繋がる訳である。
本来は、医食同源で、普段の生活の中において、訓練と補給を自然と行っているわけであるが、いざ実戦となった場合には、補給の重要性が高まるのである。

   今日の箴言
<個々の戦闘能力がどんなに高くても、補給が無ければ自滅することになる。どんなに援軍が強かろうと、その援軍を前線に投入できなければ意味は無いのであるから。>


効率的な補給法も、色々在るのだが、陰陽五行のバランスに則ってするのが、簡単だし効果も上がるようである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。