落とし穴

　えー、久々の御莫迦ネタであります。

　イベントは楽しいものであります。
　が、楽しみが大きければ大きいほど、小さな嵌まりでも、ショックは大きく感じるものであります。

　先日もそうでありました。

　粋な屋形船で優雅な川下り、と小さな優越感の中始まったハゼ釣り。
　案の定、座敷を出て船のみよしに陣取って、最初の一匹を釣り上げた誰ぞ。

　この夏の盛り、前週の暑さに懲り、冥途喫茶のようなキャミソールであった。

　我々は、優雅にお座敷から竿を出す、粋な江戸前の釣りである。

　が、遠くに投げて大物をと、勇んで釣りに夢中になり、料理が出るたびに呼ばれては摘まんで釣りに行く。

　確かに、数も大きさも、そこそこではあったものの、帰宅してからの風呂場で、ヒーヒー叫んでいたのも、むべ成るかな。
　自業自得である。
　一寸箴言
　＜己の装備と性能を弁えた上で行動に移らねば、待っているのは悲惨な結果だけでである。＞

　帰りは、ルート検索で時刻表を確認しておいた。御蔭で、多少、皆様には忙しない思いをさせてしまったのであるが、乗り換え順調！快速故に座席も確保！

　・・・・・二駅目で停車すると・・・
　先行の列車が（電車ではない！ディーゼルの汽車である）車両トラブルで停車中。復興は何時になるかわからないと・・・。
　結局、１時間近く待たされた挙句に、臨時便が手当てされ、それに乗り換えて“各駅停車”で、終点まで。

　心地良いお酒の余韻は、すっかり醒めてしまい、妙な眠気だけが残った。

　　　　　　今日の箴言
＜物事が順調であればあるほど、又、終に近ければ近いほど、落ちた時のダメージは、増大する。＞