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正定寺の閑栖  (しょうじょうじのかんせい)

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名もなき ムササビ 実は・・・・!

2013年05月08日 | 日記
平成9年に故河村清村長の時代に編纂された
「直川村誌」があります。

分厚い本ですが、「随分調べたものだ」
と言うぐらい直川村の事が綴られています。

直川振興局の教育委員会には、まだ在庫が
あります。

直川在住の方であれば確か3.000円前後で
手に入ったと思います。

村外の方も購入出来ます。

その「直川村誌」の「自然と環境」の
記事に「ムササビ」の調査結果が
載っていました。

次の文章がそれです。
(原文)
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ノウサギと近縁のムササビは、村内の古い神社の
本殿や拝殿の天井裏などを利用している事例が
多いが、老齢の樹木の枝折れ跡などに穴をあけ、
樹洞などを利用して生活している例も多い。


直川村のムササビ個体群のうち特異な群れは、
正定寺のムササビ個体群である。

山門や、本堂裏手の森などが主要な
行動圏になっていて、個体の夜間飛翔距離は平均40m。


村内の外の個体群の飛翔距離、平均60mにくらべて
短いようであるが、正定寺のムササビの生息環境が、
それだけ安定条件に恵まれていた
ことを物語っている。

村内で子供たちの行動の安全性が確保できて、
かつ、野生動物であるムササどの行動圏に対して、
恵まれたアプローチを備えているという
観察上の条件を検討すると、正定寺のムササビ個体群は
「観察会の対象」に最適の条件を備えている。

ムササどの行動圏が狭く生息条件が安定しているだけに、
夜間観察のためのスポット照明による刺激条件に配慮すれば、
すぐれた自然観察の県南拠点として有効である。


ただし、
正定寺周辺の森林に対する伐除、地形変更などの
開発行為が展開される気配もあり、
正定寺のムササビ個体群は、外の自然林との
連続性が断たれるおそれがある。

許されることであれば、村指定の天然記念物指定などによって、
その積極的保全を図るべき、すぐれた個体群である。

正定寺周域に対する人為的干渉については、
この個体群に対する配慮が最大に作用するよう、
村民の「村の自然環境保全」への関心の高まりを
期待してやまない。
                  
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「正定寺のムササビ個体群」なんて知らなかった。

私は「村の自然環境保全への配慮」を無視して
境内周辺の雑木を大胆に伐採していたらしい。

でも、
「正定寺のムササビ個体群」の数匹は、
私の書斎の天井裏で元気に飛び回り
イタズラをしています。

「名もなきムササビ」と思っていましたが、
本に載るほどの有名人だとは驚きました。



天井裏のムササビを必死に捕獲して、
強制転居の執行を行おうとしている私は
まさに「人為的干渉を進める自然環境破壊者」だと
言えるのかも知れません。

でも、イタズラをする子には
「喝」を入れなくてはいけません。

大量の杉皮をすみかに運び入れた様子



透き間から壁板をかじった後



電話線や電気線をかじるムササビ





晋山式で改装された台所や客間・書院・書斎に
棲み着いているムササビを早く強制撤去したいと
考えています。

「正定寺のムササビ個体群」との戦いです。

「正定寺のムササビ個体群」の命名者は、
現在、ムササビの赤ちゃんの飼育日誌を
公開して、ムササビを愛してやまない人物では
ないかと推察しています。

※偶然見つけたFacebookからの推測では。
たぶん、私も良く知っている
「佐伯市直川間庭:東海大学:いい人:平野さん:ケンチャン」では
ないかと思います。

私も「正定寺のムササビ個体群」と
共存したいのですが、手だてが見つかりません。

先ずは、天井裏を実行支配している彼らと、
会話をしたいのですが、
会話のテーブルに着く前に「ガリガリ」と天井裏を
かじり出します。

今の時点では「お手上げ」です。








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