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堀川七橋めぐり -1-

2024-04-29 18:25:22 | 取材・旅行

本日、2024年4月29日(月)、愛知ウォーキング城巡りクラブ(AWC) GW番外編史跡散策会「堀川七橋めぐり」へ行ってきました。 講師は、七種英康先生です。その様子を、7回にわたって紹介します。

AWC 初参加です。

今回の結論は、次の動画に象徴されています。堀川の視点でご覧ください。

ただし、尾頭橋は新橋と表記されています。

出典 アーカイブス 江戸時代の名古屋CG(古地図と尾張名所図会)

第1回は尾頭橋(新橋)周辺です。

佐屋街道の起点となるのが尾頭橋です。

現在の地図と比べてみましょう。

集合場所は金山駅。

南北が逆なので一瞬戸惑いました。

海老料理で有名です。

美術展の案内です。

興行収入100億円を超える記録となった『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の生みの親、庵野秀明さんの作品です。

これは見たい!

道路に案内が・・・・。名古屋市はこれが偉い!

こちらが佐屋街道

こちらが美濃路

その道標

佐屋街道道標の説明版です。

住吉神社へ行きました。

ここは、平安時代の武将・尾頭義次(源 義次)の城があった場所です。

尾張名所図会の住吉神社

かなり大きな神社です。

これだけの高さがあります。

そう、舌状台地の西の端なのです。

堀川は、台地の西側を掘削した運河です。

地理院地図で見てみましょう。

+ が住吉神社の位置です。

道路部分は、高低差が斜面になっています。他は、崖になっています。

尾頭橋です。

案内です。

文字起こししてみましょう。


尾頭橋は東海道の脇往還である佐屋街道が通り、多くの旅人が渡った橋である。
熱田宿と桑名宿の間は七里の渡しが結んでいたが、 風があるといやな船酔いをするし、 海が荒れると船が出ず旅の日程が遅れてしまう。 このため寛永11年(1634) に、 熱田から佐屋まで陸路を行く佐屋街道が整備された。
そのきっかけは、3代将軍の徳川家光が京都へ行った帰りに通行するためであった。 その頃はここより少し下流の瓶屋橋付近を通るルートだったが、 寛文5年(1665) にここへ橋が架けられ、 翌年には官道になった。 新たに架けられた橋なので新橋も呼ばれ、 江戸時代は堀川に架かる一番下流の橋であった。

熱田から佐屋までは6里 (24km) で、 岩塚・ 万場 ・神守・佐屋の4つの宿場が設けられ、佐屋から桑名までは、川を舟で行く三里の渡しを利用した。
江戸と京 大坂などを行き来する商人や、 伊勢参りなどに行く庶民もたくさん通ったが、外国人や身分の高い人もこの街道を利用している。
文政9年 (1826) にオランダ商館の医師だったシーボルトが、 江戸参府の時にこの橋を渡っている
幕末の文久3年(1863) には、 勅許を得ずに開国した幕府と朝廷の融和を図るため、 14代将軍の徳川家茂がここを通り上洛した。 将軍が京都へ行くのは3代将軍家光以来229 年ぶりのことであった。 その5年後の明治元年(1868) には政権を掌握した明治天皇が東京へ向かう時と京都へ帰る時に、 さらに翌2年に再び東京へ向かう時、この橋を渡っている。
永年活用された佐屋街道だが、 明治5年に新田地帯を通る前ヶ須街道 (新東海道) が開かれて役割を終え、 尾頭橋を渡る旅人は減っていった。
江戸時代の橋は、幅が約3間 (5.4m) で長さが約17間 (30.6m) の高欄付木橋であった。
木は腐りやすく何度も架け替えられているが、昭和13年(1938) にコンクリート橋、 平成6年(1994) に現在の鋼製桁橋になった。


周囲の資料も拡大してみましょう。

明治21年の木製の橋です。

昭和13年のコンクリート製の橋です。

佐屋街道の説明です。

佐屋街道と尾頭橋の風景

堀川沿いの案内マップです。

動画を見てみましょう。

 

明日に続きます。

堀川七橋めぐり-1- -2- -3- -4- -5- -6- -7-


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