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犬山城周辺をめぐる -1-

2024-03-18 07:25:53 | 取材・旅行

犬山城周辺をめぐる -1-

2024年3月16日(土)、栄中日文化センター主催、「歩いて巡る愛知の古城と史跡」(2024年1~3月)「犬山城に入らない犬山城巡り」へ行ってきました。

講師は七種英康先生です。その様子を、5回にわたって紹介します。

今回は 瑞泉寺~余坂 です。写真の右上にです。

北部の高低図です。

スタートは、犬山遊園駅。

犬山遊園駅 裏(東側)の階段を上ります。犬山城がよく見えます。

瑞泉寺は、犬山遊園駅のすぐ東側。

臨済宗妙心寺派の寺院で、濃尾平野における臨済宗の中核寺院です。

犬山城から移した山門です。

棟札でしょうか? 読み取れませんでした。

山門は犬山城 内田御門 を移したもので、以前は美濃国兼山城の大手門だったそうです。

内田御門を確認してみましょう。

下の中央に文字が見えます。

犬山城の東山麓には、東谷曲輪がありました。

下の模型をご覧ください。

その搦手門(大手門の反対)に当たるのが、内田御門 です。一番手前が清水門。

内田御門の左側(山裾側)が榊門です。

瑞泉寺は1565年の兵火で焼失しましたが、織田信長の支援により再建。次いで豊臣秀吉が寺領50石を寄進し、尾張徳川家からも被護を受けました。

塔頭は過去には判明するだけでも24カ院を擁していた大寺院ですが、現在では計6カ寺が残っています。

瑞泉寺の周囲には龍濟寺・龍泉院・臥龍寺・輝東寺・臨溪院があり岐阜県側に妙喜寺があります。

動画です。

 

このあと、写真の余坂 に向かいました。

拡大してみましょう。

天神社です。

説明板です。

起こしてみましょう。


余坂

余坂とは、木戸の余りの坂の意だといわれる。 この町内は、余坂口木戸から東にあり、犬山城下町の外側にあたる。
中世に田中の森に在った稲置(いなぎ)神社は、天正の頃(一五七三~一五九二) 天満宮(てんまんぐう)を合併して、明和四年(一七六七)に余坂へ移転した。 今の 「余坂の天神さま」 がそれである。
町内には「夷子(えびす)・大黒」のからくりで知られる犬山祭の車山「宝袋車(ほうていしゃ)」 がある。


奥村邸です。国登録有形文化財で、天保の大火(1842年)の後に再建されたと豪商の旧邸宅です。

犬山市は、「奥村」という名字が多い順、ベスト5に入ります。

現在は創作フレンチのお店として有名です。

 

木の説明板です。

2017年にはこのような様子でした。

出典 愛知県 犬山の町並み 2017春① 魚屋町〜新町

起こしてみましょう。


余坂の木戸跡

木戸というのは、周辺の村々に出入りする道路上に設けられた門戸である。

太い柱に門扉を取り付け、これを観音開きに開閉し、番人が配置されていた。

犬山城には 外堀の出口に 6か所の木戸が設けられており、急な坂道をなす西の 2箇所(鵜飼坂、 専念坂の木戸)以外は 外敵の侵入を防ぐため、道路がカギ型に折り曲げられていた。

幕末のころには番人はなく、 解放のままであったが、 緊急時には、それぞれを土卒?を配置した。


カギ型になっていますね。

門扉の礎石です。

説明です。

起こしてみましょう。


魚屋町

この付近は、城下町の中でも商人街で、 昔は魚屋商人が多く集まっていた。
旧ライン劇場へ行く道の中程に、津田氏の大門口(だいもんぐち)と呼ぶ所があり、ここに津田与左衛門(つだよざえもん)(犬山城主の重臣)の屋敷があったという。ここから、木曽川の二符(にふ)の渡し(現在の臨江館付近)へ通じる道もあったが、江戸時代に入って廃止された。
町の東には、余坂口木戸があり城下町の出入りを取締った。


犬山市の古地図です。今回のカギ型の道がどこに当たるかわかりますか?

次回に紹介します。

 

動画です。余坂の犬山祭りの様子をご覧ください。

2022犬山祭~余坂1

2022犬山祭~余坂2

2022犬山祭~余坂3


地図中に「内藤丈草産湯の井戸」があります。

江戸時代の俳人で、松尾芭蕉の門人となり、蕉門十哲の一人となりました。

詳しくはここをご覧ください。

https://www2.yamanashi-ken.ac.jp/~itoyo/basho/whoswho/joso.htm

動画です。

蕉門十哲(しょうもんじってつ)の俳句 一人三句 其角、嵐雪、杉風、去来、丈草、凡兆、許六、支考、野坡、惟然の十人

次回は、木下城址です。


このシリーズは

犬山城周辺をめぐる -1- -2- -3-  -4- -5-


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