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矢代秋雄 / 式典組曲(第30回三重国体式典音楽)

2019-06-24 06:06:06 | 音楽雑感&関連サイト
矢代秋雄 / 式典組曲(第30回三重国体式典音楽)を紹介します。

 昨日のコンサートで最後を飾った曲です。


 ここから https://www.youtube.com/watch?v=lwTJ_H43WwA

サイトより引用します。
式典組曲 / 作曲:矢代秋雄
 ・00:00 〜 序曲
 ・02:40 〜 賛歌(作詞:遠藤周作)
 ・06:22 〜 ファンファーレ
 ・07:18 〜 終曲
演奏:菅生和光 指揮 WAKOウィンド・オーケストラ / WAKOフェスティバル合唱団

WAKOウィンド・オーケストラ / WAKOフェスティバル合唱団は、三重県の高校で音楽教師を務められ、吹奏楽界にも多大な貢献をされてきた菅生和光(すごうわこう)先生の古稀を記念するコンサートのために結成されたスペシャル・バンド / 合唱団です。

この式典組曲は、1975年に開催された「第30回国民体育大会(三重国体)」の式典のために矢代秋雄氏によって作曲された楽曲をひとつにまとめ、組曲として演奏したものです。
もともと吹奏楽で演奏されるように書かれている、いわゆる吹奏楽のオリジナル楽曲で、三重県内では高校・中学で入学式や卒業式などの式典音楽として「序曲」や「終曲」を演奏しているケースが多く見られますし、三重大学吹奏楽団の定期演奏会ではアンコールとして「終曲」が定番化しているなど、吹奏楽関係者の間では良く知られた曲となっています。しかし、全国的には矢代秋雄氏の吹奏楽作品としてほとんど知られていないのが現状ではないでしょうか。

今回の演奏は、まさに1975年の三重国体の式典でタクトを振られた菅生和光氏の指揮によるもので、会場(三重県文化会館大ホール)を伊勢市の三重県営総合競技場に見立て、ファンファーレ隊を客席後方に配置するなど、当時の形態を再現するよう工夫しています。
1975年以来、「賛歌」や「ファンファーレ」を含めた完全な形で演奏されるのは非常に珍しいと思われます。
特に「賛歌」はどこを探しても音源が無いとお困りの矢代ファンの方がおられるようですので、貴重な資料として意義があるのではと思い、まとめて聴いていただきたいという思いから各曲を分割せずに全曲版としてまとめてアップロードさせていただきました。

あと、菅生氏の解釈による、楽譜上とは異なる演奏となっている点をご紹介します。

「終曲」の楽譜にある、反復記号による繰り返し部分をカットし、すぐにコーダへ入るようにしています。これは、「この繰り返しは式典の尺に合わせるためのものなので、演奏会で演奏する場合は省略すべき」というものです。

「終曲」昼間部に出てくるミュート指定のあるTpのパートは「思い出の中で、どこか遠くで鳴っているような雰囲気を出す」ために、ミュートを付けずに舞台裏で演奏しています。

では、演奏の良し悪しはさておき、矢代秋雄氏の名曲をご堪能下さい。

CEREMONIAL SUITE / Akio, Yashiro
1. Overture
2. Paean ( Song of Praise )
3. Fanfare
4. Finale

'CEREMONIAL SUITE' was composed by AKIO YASHIRO for THE 30th NATIONAL SPORTS FESTIVAL held in MIE Prefecture.


▽関連の動画
・第30回三重国体記念マーチ / 兼田敏
 https://www.youtube.com/watch?v=GM4WDoFiUjM


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