以下はレイバーネットの記事です。
NHKへの怒りはすごかった!~「恥を知れ」200人がコール上げる
牧子嘉丸
8月1日夕刻、東京・渋谷のNHK放送センター前には2~30人ほどの人が集まっていて、せいぜい50人ぐらいかなと思いきや、定刻の午後6時になるとあっという間に人数が増えて、沿道の両側100メートルぐらいが埋め尽くされ、道路を隔てた反対側にも並んでいた。
集会には、元NHKプロデューサーの永田浩三さんやジャーナリストの林克明さんの姿も見える。飛び入りのミュージシャン・火炎瓶テツさんがマイクを握ると、一挙にムードが盛り上がった。この人は天性のアジテーターだ。まず、運動には時期をつかむことの大切さを説きながら、主催者の勇気と実行力を称えた。短い演説とコールをくりかえしながら、参加者の発言を求めていく。
NHKは1990年代に原発事故を予見する番組を作りながら、結局は葬り去った事実をはじめ、今日の戦争法案の報道までいかに自民党の国策によってゆがめられてきたかを、市民によって次々に告発されていく。
日曜日(7/24)の大集会に備えるために、縮小した金曜集会をわざわざ取材して、こんなにも参加者が減りましたと原発集会を報道した過去もテツさんによって暴かれていく。
いかにも公平・客観を装いながら 本当はいかさま・ウソ・虚偽・操作・作為をフル活用して、それで視聴者を欺せていると思っているのが笑止であり、噴飯ものだ。
発言のなかには、「NHKの労働組合は何をやっているんだ」とか、「職員はなぜ立ち上がらないのか」という厳しい声も聞かれたが、内部からの呼応は100パーセントないだろう。そんな放送人としてのプライドなどない。彼らはすべてをモミイ会長のせいにして、ただ嵐が過ぎ去るのを待っているだけである。
最後に200人ほどの人数で包囲したが、意外に長い列ができた。岐阜から駆けつけた女性は8月後半に1000人規模で、NHKを包囲したいと発言したが、もっと宣伝をすれば可能だろう。いまの情勢なら、1000といわず、2000人、3000人でも可能なのではないか。それほどNHKにたいしてはみんな憤激しているのだ。
NHKは真実を報道しろ! NHKは政府の広報局か! NHKは公正な放送をしろ! モミイはアベと一緒に退陣しろ! NHKは恥を知れ! など市民の怒りの声は2時間以上も代々木の杜にこだまし続けたのである。
国会前の闘いは重要だ。しかし、それを正しく全国に伝えるためにもNHK前での闘争も重大になってきた。ありとあらゆる戦線で時間と体力の許す限り、アベの戦争法案粉砕のために闘おう。
Created by staff01. Last modified on 2015-08-02 14:37:52 Copyright: Default