日々の戯れ

鈴柩の頼りない脳細胞に代わる記憶

キラゲーム

2007-02-21 | 遊戯

ゲームに関することをここに書くつもりは
なかったんだけどなあ

 

こんな作品が出たのでは
書かない訳にもいかない

 

コナミがやってくれた

DEATH NOTE キラゲーム DEATH NOTE キラゲーム
価格:¥ 5,229(税込)
発売日:2007-02-15

人気コミック「デスノート」をゲーム化したもの
と聞けば
擬似アニメっぽくて
行動を選択してストーリーを
進めていくものを想像しがちだ

 

しかしこのスタッフは
その安易な道を選ばなかった

 

誰にでもお薦めできるゲームではない

商業的には成功するとは思えない
それでもゲーム界にとっての快挙である
何しろ今までに無かったジャンルのゲームなのだ

 

システム
捜査官8人の中で
プレイヤーはキラかLとなる
キラが原作通り夜神月であるとは限らない
Lが竜崎であるとは限らない

 

自分がキラならばLを探し、逮捕するか粛正すると勝利
自分がLならばキラを探し、逮捕すれば勝利
逮捕は1ターンの終わりに多数決で決まる
Lは1ターンに1人誰かを捜査して
その人がキラかどうか知ることができる
キラは1ターンに1人の人を抹殺することができる
人間同士疑ったり信頼したり・・・
またキラの崇拝者も存在し
影からキラを手助けするように行動する

Photo_4

ここまで読んで気づく人は気づく筈
このゲームは
「汝は人狼なりや?」のシステムを使用しているのだ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B1%9D%E3%81%AF%E4%BA%BA%E7%8B%BC%E3%81%AA%E3%82%8A%E3%82%84%3F
デスノートの知能戦と「人狼システム」は
なかなか雰囲気よく調和している

しかしDSで出すかねえ

 

人狼ゲームとしてみた時には
いささか致命的ともいえる欠陥が・・・
まず
せっかくのDSであるのにWifiに対応していないこと
全国の皆さんと推理ゲームを楽しむことができないのだ
さらに通信対戦には対応しているが
ダウンロード対戦ができないので
各人がこのソフトを購入する必要があること
もう一つは
殆どのキャラが捜査官なので
刑事のおじさん達ばかりなのだ
「さっき疑いをかけてきたのは
 茂木だっけ?相沢だっけ?
 人物の区別がつかないよう(;_;)」
という状態

Photo_5

いやあ
惜しい!
人狼BBSバージョンとかで
http://ninjin002.x0.com/wolff/
分かりやすいキャラ分けをして
Wifi対応で

是非次回作を作ってほしいものだ

 

だったら
パソコンでやってろって?
ごもっとも・・・

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

死刑囚100人に思う事

2007-02-21 | 覚え書き(メイン)

死刑が執行されていない死刑囚が
100人を越えるという記事が
今日の朝日新聞のトップに載っていた
「此処にもかぁ」
である

 

死刑の是非についてはここで論じる気はない
深入りしたくない部分ではある

 

ここで言いたいのは
読売テレビの辛坊さんが言っていたこと
 大臣がハンコを押さなければ死刑執行はできない
 押さないというのは、本来の職責を果たしてない
 長い裁判の結果である司法判断を
 個人の一存でひっくり返すことが許されるのか
 法務大臣が法律を守らないのはいかん

「裁判は死刑と決めたけど
 わし死刑廃止論者だからハンコ押さないよ」

という話に対する考察である

 

我々はこの話に似た話を知っている
「法律では賞味期限は昨日までだけど
 まだまだ食えるよ、大丈夫使っちゃえ」
のペコちゃん

 

「法律ではもっと柱を立てなきゃいけないんだけど
 大地震が来なけりゃ、この強度で十分だよ」
の建築士

 

「学習指導要領では世界史も教えなきゃないみたいだけど
 入試に必要ないや、えいやめちゃえ」
の高等学校

 

「放送倫理には抵触するかもしれないけど
 効果があるっていう実験結果を出さなきゃ
 番組が成立しないぜ」
と健康番組

 

「憲法では軍隊持てないことになってるけど
 自衛隊っていう名前にすれば持ってもいいじゃん」

「法律では20才まで酒を飲んじゃ駄目なんだけど
 正月だからいいんだ、飲め飲め」

「制限速度40キロの区間だけど車の流れを
 乱さず10キロオーバーで走ろう」

「給食は食べさせてるけど

 給食費ははらわん。義務教育だから」

「津波警報出たけど

 いつも来ないから逃げないよ大げさだなあ」 

日本にはこんな話があふれすぎている
ルールより自分の勝手な考えを優先してしまうのだ
この日本人の遵法精神の無さは
何に由来したものなのだろう

 

すでに聖徳太子の時代から
日本人は本音と建前を使い分ける
国民性だったのではないか
宗教という面だけ取っても
八百万の神に、さらに仏を連れてきて
アッラーだろうがキリストだろうが
自分に都合のいい部分だけを取り入れてきた

 

太平洋戦争中、日本軍の捕虜になった兵は
ひどい虐待を受けた例が知られている
だから捕虜になるのを恐れていた日本兵は
米軍につかまると国際法に則った待遇を受けていた
日本は兵に国際法を遵守させる気がなかった
国際法を教えてすらいなかった

 

日本の場合、証人喚問で宣誓しても
平気で嘘をつくだろうが
欧米では神に誓って証言したら
嘘はありえない
神との約束を守る文化であり
契約社会でもある

 

日本人の遵法精神の無さが
守っても守らなくても大差ないルール
守ることが不可能なルール
守るべきでないルール
などを平気で作らせ
それがさらに
法を守る意欲をなくしていっているように思う

 

小学校で教えるルールの一つに
自転車の手信号がある
右に曲がる時、左に曲がる時、止まる時、
それぞれ片手を離して合図をする
子供達は乗れるようになったばかりで
ヨタヨタ蛇行しながら手信号を練習する
これは「守るべきでないルール」ではないだろうか

 

実際、路上で手信号をしている大人は少ない
そうして日本の子供達は
「決まりは守らなくてよいのだ」
ということを学習していくのだ

「守るべき決まり」を
「決める時にきちんと議論」して
「きちんと守る」必要があるのではないか
ああ
今日もぼやきで終わってしまった ○| ̄|_

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする