連日、COP15のニュースが流れています。過去の入試でもCOPについて問われたこともあります。昨日、今日と、学生との会話でCOP15が話題となりました。
「COP15(こっぷじゅうご)ってそもそも何の省略なんでしょうね。」
「コペンハーゲン(Copenhagen)で、気候変動について15か国が集まって会議してるってこと?」
「Carbon offset plan ?」
正解は、Conference of the Partiesで、国際条約の締約国が集まって開催する会議のことです。すなわち、この言葉には「締約国会議」の意味はあるものの、「気候変動に関する国際連合枠組条約の」の部分は省略されているのですね。その第15回というわけです。
1997年に京都で開催されたCOP3=気候変動に関する国際連合枠組条約(通称:地球温暖化防止条約)第3回締約国会議で温室効果ガスの削減目標を定めたのが、かの有名な「京都議定書」でした。
ちなみに2010年10月には名古屋でCOP10(こっぷてん)が開かれます。こっぷじゅう、ではなく、こっぷてん、だそうです。こちらは、「生物多様性条約第10回締約国会議」。
14年ぶりに秋開催となるCOP10、重要課題が先送りされた来年11月のCOP16(メキシコ)、
報道次第ではややこしくなりそうです。(Nas)