こんにちは。駿台ジャカルタ校です。
先週、こんなニュースが少し話題になりました。
「土星の衛星の数が145個になって、木星の95個を抜きました」
2019年から3年間かけてハワイにある望遠鏡で観測したところ新たに62個(!)が認められて追加され,合計145個になったとのことです。
私が小学生の時代には確か十何個と習っていたはずだよな…,と思って調べてみました。
一番大きな衛星はタイタン。これは17世紀に既に発見されており,
その時代にも既に4つはあることがわかっていました。
その後1960年以降に合計10個。1980年にボイジャーによって発見されて合計17個。
その後21世紀になってからは技術の進歩によって,実際に土星に行かなくても地球からの観測だけで,衛星はどんどん発見されて,増え続けています。
今回認められた衛星の中には,わずか直径2.5kmという小さなものも含まれています。高校生になって物理を勉強するとその仕組みがわかるのですが,このように小さな質量の星は相当大きな半径を描いて回ることになり,不規則な楕円形になります。光が届くわずかな差によって確認されたとのこと。とんでもない技術です。
土星と言えば、密度が1より小さいということで、
「もし土星がすっぽり入る大きなプールを作ったら、土星ってぷかぷか浮くんだよ」
「でも先生、そのプールをどこに置くんですか?」
「どうすればいいかなぁ…」
生徒は面白い質問をしてきます。
駿台ジャカルタ校 U.T.