1946年12月11日、ユニセフ(国際連合児童基金/United Nations Children's Fund)が設立されました。
帰国生が将来活躍したい場所の一つとして、ユネスコ等の国際機関とともに取り上げられることは、「ユネスコ設立記念日に思う。」でも触れました。
特に帰国子女がこの組織に関心を持つのは、海外で貧困に苦しむ人々、特に子供たちの姿に衝撃を受けて、彼らを救済したいという気持ちが芽生えるからです。帰国子女の心優しい面を感じる機会でもあります。
ただ、学生と面接していて感じることがあります。それは、本人のピュアな気持ちとは反対に、いつの間にか、貧困に苦しむ人々に対して、「助けてあげる」という上から目線で語っているように感じることがあるということです。
先日、ある講演を聞く機会がありました。発展途上国の支援活動を行っている方が講演者だったのですが、団体名に「友の会」という言葉がありました。その時にお話された団体名の由来によると、「支援者という、何か上から目線のような立場ではなく、いつまでも友達でいたい。友達だから手伝う・・・という気持ちで付けました。」というような趣旨でした。
支援することの原点を教えていただいたように思った瞬間でした。(Nas)