goo blog サービス終了のお知らせ 

サミーハウスblog出張所

地元にゲーセンが無い田舎ゲーマーの数少ない日々の記録

自宅で3画面(その4)

2011-05-01 00:24:52 | ゲーム(アーケード)

前回(その3)からの続きです。

 とりあえず3画面の表示だけは何とかなったので、今度はモニタを収納するケース製作などに取り掛かります。

 ここから先が一番大切なところですが、実に作業が捗りにくかったです。(汗)

■モニタケース作成

 3画面分の液晶モニタやハーフミラーを設置する以上は、それらを収納・固定できるものが必要になります。しかし、筐体ほどでかくて大掛かりな物はとても作れないし、簡単に固定するだけの固定フレームだけってのもあんまりなので、いろいろ考えて簡単なボックス状のケースを作ることにしました。

 3画面分のモニタとハーフミラーを収納できるスペースに、下側に基板を置けるよう高足状態で想定して、板を加工して一から作るよりカラーボックスを加工して作ることに決定。

 あちこちのホームセンターやディスカウントショップを探し回り、ようやく黒の3段ボックス(W:440mm/H:600mm/D:275mm)を888円のセール品で見つけたので購入。

 食後から寝る前の間に、ノコギリで切ったりドリルで穴を開けたりとちまちまと作業し、3日ほど掛けてようやくこんな形に加工して完成。

Darius_monitorcase

モニタとハーフミラーの収納スペースは、実際のモニタで継ぎ目無く映る位置で寸法を合わせて、左右に1cmずつ余裕を持たせた結果、W:430mm/H:200mmで確保。「筐体」と言うには程遠い素人日曜大工そのまんまな出来ですが、必要最低限の機能とコストで作ったということで…

 しかし、カラーボックスを加工してみると、材料に合板を使ってたり、側板の中が張り合わせの大半が空洞だったために、ネジ止め固定できる箇所が少なかったり、下穴をドリルであけてもネジを締めるたびに板が割れ掛けたりなど、強度・作業的にかなり問題があって、加工するより補修でかなり手間が掛かってしまいました。orz

 そもそも切断加工は、当初は購入したホームセンターにある大型の切断機で予定してたのですが、作業員の人がセット位置を間違えて加工を間違えたり、切断位置の線を板に書いてるのに、機械精度が悪くて指定どおりに切断できませんとか言われて、断られてしまう始末。
 加工失敗した物は交換して貰えたものの、結局は自分でノコギリ握って切る事になってしまい、ネジ止め間の隙間がしっかり見えるほどデコボコな仕上がりに…(写真ではあまり目立ちませんが)

やっぱり「材料と工具はいい物使った方が良い」です。(汗)

以下、風邪気味で調子が悪いので後で追加記載予定…

その5へ続く


自宅で3画面(その3)

2011-04-24 16:51:21 | ゲーム(アーケード)

前回(その2)からの続きです。

 ダライアス基板を購入するかどうかの時点で、すでに3画面作成の予算が非常に厳しい状況だったので、1万円ぐらいの予算を目処に何とか出来ないもんかと試行錯誤してます。(汗)

■3画面モニタの選択

 最低限の条件として、

  • 15kHz出力が可能
  • 上下左右の画面反転表示が可能
  • 設置場所を取らない
  • 入手が容易で安い

なんですが、現状では殆ど液晶モニタしか選択肢がないので、上記条件を満たせるモニタがなかなか見つかりません。他の方みたいにパチンコ用小型ブラウン管あたりが欲しかったのですが…

 それでもあちこち探しまわって、ようやく条件に当てはまる液晶モニタをようやく発見。小型液晶モニタやその他各種の電子パーツ商品などを販売している「aitendo」にて、シャープ製の7インチ液晶パネル「LQ070A3AG01」が条件にピッタリのようです。
 これとは別にほぼ同等な内容の、カシオ製7.2インチ液晶パネル「CASIO-72AP」もあったのですが、今回はデータシートがあり、液晶2枚分で値段がちょっとお得なデュアルタイプもあるシャープの方を選びました。

 今回は余所のネットリサイクルショップで「LQ070A3AG01」のジャンク品を315円で見つけたので、そちらで在庫品2個を購入し、aitendoではデュアルタイプ×1(液晶1枚は予備)と液晶I/F変換基板&フラットケーブル×3を購入しました。

そして合計金額は

  • LQ070A3AG01(シングルタイプ/ジャンク)×2台 630円
  • LQ070A3AG01(デュアルタイプ/新品)×1台 3,000円
  • 液晶I/F変換基板&フラットケーブル×3組 2,850円

送料も含めると、すでに液晶モニタだけで8,115円… 何気にI/F基板&ケーブルセットが大きいです。(汗) デュアルじゃなくシングルを選んでたら、一応1,000円は抑えられたのでしょうが。

■モニタの接続

 とりあえず品物は用意できたので、こんな感じで中継基板やケーブルを作ってみました。行き当たりバッタリで手持ちの部品だけで作ってるので、あんまり見栄えがよくありません…
 なお、液晶モニタについての詳細情報や改造などは、こちらの「京谷豊氏のページ」を参考にいたしました。

Lq070a3ag01 If_pcb

Monitorrgbcable_01 Monitorrgbcable_02

 それと繋げる直前まで気付かなかったのですが、I/F基板から映像信号などを引き出すのに、「2mmピッチの10Pinピンヘッダー」が無いと、I/F基板に直接半田付けしないといけなくなるので、必要な方は忘れずにご購入を。無くても出来ない事もないですが、いろいろと手間が掛かって面倒です。(汗)

Monitorrgbcable_03

 そんな訳で仕方なく直接半田付けでモニタと仮接続。液晶モニタの電源(5V・12V)もATX電源から一緒に取ってます。で、ようやく電源オン。

Darius_monitor_test01 Darius_monitor_test02

 どうも画面が乱れてしまい上手く映らず… やはり適当に半田付けした程度じゃダメなんでしょうね。なかなか安定しないので、今度はしっかりと半田付けをやり直して、

Darius_monitor_test03 Darius_monitor_test04

ようやく安定して画面が映りました。でも、出力が強すぎるのか画面が滲んでます。

 適当な半固定抵抗すら手持ちになかったので、結局ピンヘッダや半固定抵抗と共に必要になりそうな部品を追加で手配。無計画で作業してるのが原因で、なかなか作業が進みませんが、ここは一つ気長に根気良く作業を進めていきます。

 そして一週間ほどしてようやく部品が揃ったので、中継基板にピンヘッダと半固定抵抗(RGB×各3個)を取り付けて…

Darius_monitor_test05Darius_monitor_test06

何とか3画面分映りました。出力も調整したら画面もちょうどいい感じです。一応プレイも可能ですが、画面に表示してない部分とモニタ間の継ぎ目が大きすぎて、正直厳しいところです…

 とりあえずこれだけでも満足してしまいそうですが、完成までの折り返し地点だと思って、もう少し頑張っていきます。

その4へ続く)


自宅で3画面(その2)

2011-04-23 13:28:46 | ゲーム(アーケード)

前回(その1)からの続きです。

■本来の3画面

 オリジナルのダライアスは当時からプレイしていても、実際のところ画面まわりの様子を間近で詳しく見たことがありません。昔の記憶を思い出しても、暗い筐体内で画面手前下側に、表示が逆になってる画面があったような…とか、そんな程度です。一応知識としては、

通常表示と反転表示のモニタをハーフミラーで繋いで合成している」

と言うぐらいしか知らないので、詳細が分からない事には実際に作れません。

 そこで知り合いに聞いたり、ネットで調べたり、ゲームサイドのダライアス特集の記事中の小さな写真を見たり、2月末にタイトーステーション福岡天神店へSTGイベントでお邪魔した際、初めて見るダラバーACの画面の中を食い入るように見てきたりと、自分なりにいろいろ調べてみました。(^^;

 その中で一番参考になったのが、こちらのサイト「ふわふわ風味屋Rev3.1」で紹介している自作ダライアス3画面筐体。(実際にハーフミラーを用いてます) 今回製作するにあたり、管理人「」様にはいろいろと助言をいただき、大変参考になりました。(^^)

 そんなこんなで本物の筐体では、

  • 左右の画面は、手前下側で左右反転表示。
  • 中央の画面は、正面側に通常表示。
  • その間に横3画面分のハーフミラーを斜め45度に立て、左右画面の反転表示を通常表示に映して、ハーフミラー越しの中央画面と重ねている。

と言うような状態で、継ぎ目の無い3画面を実現している事を再確認。今までてっきり、左右の反転表示画面のところだけ「1画面分のハーフミラー×2枚」が設置されてる、とずっと思い込んでました。(^^;

■まず起動チェック

 基板が到着してから前述の詳細を調べてたので、この時点でまだゲームを実際に起動してません。肝心の基板が動かなかったら意味ないので、基板に同梱されてた専用のJAMMA変換ハーネスを自作C・BOXに繋げて電源オン。

Darius_harness

…うんともすんとも動きません。

 改めて調べると、こちらでの3画面製作記事にて、電源容量が大きいもの(純正電源で+5Vが15A)じゃないと基板が起動しないとあります。うちのCBOX(元コンボAV)の電源は、

  • +5V:7A/+12V:1A/-5V:1A

なので半分以下と全然足りてませんでした。(^^;

 それならばと、今度は昨年末に作り直したNAOMI用電源ハーネス+ATX電源に交換。当時何かに使えるかもと、500円のジャンクで買った少々古い300WのATX電源ですが、

  • +5V:25A/+12V:8A/-5V:0.5A

と、ダライアスにも容量的に十分です。NAOMI使用が前提だったので画面出力は無いですが、音が出れば問題ないだろうと、あらためて電源オン。

…これでも全く動きません。

 コネクタの接続や向きなどどこか配線を間違えてる?と、何度も見直すもどこも間違ってません。原因が全く掴めないので、入手元の先方に問い合わせてみると、ハーネスの電源ラインの線が細いとか少ないのが原因では?と言う返答が。

 ハーネスを見直すと、JVS電源コネクタにはATX電源から太い線を多く配線してますが、I/Oボードを接続するJAMMA側コネクタには、周辺機器接続コネクタから最小本数しか接続してません。
 これじゃ容量が必要な基板じゃ動かなくて当然と納得しましたが、新たにATX電源を接続するコネクタや線材が手持ちに全くありません。他にどうしようもなかったので、已む無くNAOMI用電源ハーネスをばらして作り直す事に…

Atxjamma_harness_new

 仕事後の寝るまでの間、2~3日間をちまちまと作業してようやく完成。祈るような気持ちで電源オン。

 コインボタンを押すと迫力あるオケヒのクレジット音が鳴り、スタートボタンを押すと宇宙洞窟BGMの「CAPTAIN NEO」が流れました!

 とりあえず音が鳴って基板が正常に(たぶん)動いてくれて嬉しい反面、ホッとひと息つけてテンションが急降下してしまったので、しばらく作業を中断。まだ先が長いです…

その3へ続く)


自宅で3画面(その1)

2011-04-22 21:40:50 | ゲーム(アーケード)

某月某日、ひょんな事でダライアスの基板を購入する事になりました。

Darius_pcb

 子供の頃、他のどんなゲームにも真似できない圧倒的な迫力とインパクトを持つゲーム画面と筐体に魅せられて、なけなしのこづかいから100円玉を入れ、1プレイ数分も持たずに終わってしまっても、学校が終わってから遠いゲームコーナーまで通ってプレイしにいったものです…

 しかし、この頃は箱○ソフトやGMサントラの新作発売ラッシュで出費が続き、車検も重なったこともあって予算的に厳しい状況で散々悩みました。でも、予算以外で一番最後まで悩んだ問題が、

「3画面をどうするか?」

 PCエンジン版スーパーダライアスみたいに1画面でバランス調整されているならともかく、アーケード版が1画面だととてもまともに遊べません。(汗) とりあえず、ネットでダライアスの基板を所有されている方が、プレイ環境をどのように作っておられてるのか?と調べてみましたが…

 3画面分のモニタの入手や設置場所、モニタに映す以外で必要な専用機器の準備、それらまで含めて購入するため予算、etc…
 同じ環境でそろえるために必要なものが、今の私にはハードルが高すぎて到底マネできそうにありません。(汗)

 これじゃ無理して高いお金出して買っても、3画面でまともに遊べないから意味ないかも…と半ば購入を諦めてました。が、どうしても諦めきれず、何とか解決方法が無いものかとあちこちを調べてると、比較的低コストで3画面環境を実現できそうな形が見えてきました。

 そんな訳で半ば見切り発車状態で覚悟を決めてダライアス購入となりましたが、やる以上は思い切って

「継ぎ目の無い3画面」

を目標に、作業のモチベーション維持とメモも兼ねて、3画面製作を頑張ってみようと思います。

その2へ続く

…と書きましたが、この時点で仮組みながら何とかここまで製作中。

Darius_zonea


E雀さくら荘 (AC)

2011-03-27 21:56:46 | ゲーム(アーケード)

E雀さくら荘 ~空き部屋あります。~ (AC)
(C)1999 SEIBU KAIHATSU INC.

作曲:不明
音源:YMZ280B

01:タイトル
02:コイン
03:相手女の子選択
04:柴崎 和泉 対局BGM
05:佐倉 千穂 対局BGM
06:白石 由梨子 対局BGM
07:アイテムショップ
08:佐倉 美幸 対局BGM
09:CPUリーチ時BGM
10:プレイヤーリーチ時BGM
11:脱衣シーン
12:エンディング
13:コンティニュー
14:ゲームオーバー

--------------------------------------------------------------------------

 何だか入手する羽目になってしまったので、一応全曲を録音しました。BGMだけなら全13曲ですね。SPIシステムのゲームと同様に、演奏中にテストスイッチを押して録音してます。しかし、テストから抜けてもそのままゲーム中に復帰できたSPIマザーと違い、こちらはタイトル画面にリセットされてしまうので、後半からエンディングの収録はちょっと面倒でした。

 あと、プレイヤーテンパイ時BGMでは、演奏と同時に必ず捨牌の効果音が入ってしまうので、完全収録は断念… とは言え、BGM自体は1曲まるまる録り込んでループ再生してるだけですが。同じ音源積んでるバトルバクレイドとえらい違いだ。
 あと、エンディングの後はスタッフロールが無いので作曲者は判らずじまい。ご存知の方はどなたか教えてください。(汗)

 ゲーム自体は良くも悪くも普通の脱衣麻雀だなぁと言う印象しかありません。個人的には絵柄や音楽はそこまで悪くはないと思うんですが、ボリューム不足で物足りないというか、下のプレイ動画が全てで他にありません。元々普通にクリアしてもグラフィックが少ないのに、ハコテンでクリアしないと一般的な脱衣画像は拝めないし…

 専用基板でCPUはi386DXで、型式が「SYS386F V2.0」と書かれてます。何だかSPIマザーで作っていたのを途中で変更して、コストダウン版のこの基板に作り変えた、と言う印象があるのは私の気のせいでしょうか。

 最後に文章書いてる途中で、タイトル(アパート名)が対戦相手の大家さん(佐倉 美幸)とその妹(佐倉 千穂)の苗字「佐倉(さくら)」に引っ掛けてある事に、今になって気付く…