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むさしの墨友会

現代書道の父、比田井天来先生の門流である桑原翆邦先生の門人の吉野大巨先生を師として、書を愛好する仲間の会です。

筆の味

2013-12-14 | 書道

また、桑原翆邦先生の秘蔵作品が増えたようです。

先生が大事そうに箱を開きました。

 

 

書は読むものでなく、観るものとお聞きしました。

よかったですよう~。

読める字もあったり、そうでない字もありました。

桑原先生の30~40代の頃の作品らしいです。

それは雅号の書き方や雅印から判断するそうです。

 

 

この日は、競書の〆切りが間に合わないため、電話して突然お伺いしました。

先生も桑原翆邦先生の雅印集を作成する準備をしていました。

いつ出来上がるのでしょうか?

時間がかかると仰っていました。

“これは私の趣味ですよ。誰かが作らないとね・・・と”

きっと、無心で心穏やかな時間なのでしょう。

そして、筆の話にもなりました。

お稽古に使っている、朱の筆です。

 

 

新しいもの、使い古したもの・・・

新しいものは先が鋭く、繊細なものにはいいですね。

下の方は使い古した?ものです。

毛先は粗くなっていますが、味わいがあるんですよ。と

筆飾って置くものではなく、どんどん使ってください。

いろいろな味わいを経験して下さい。

これは自分に合っているとか、書き慣れているとかでなくてね・・・。

また、一つ勉強になりました。

いずれにしても、先ずは筆を持つ時間を作ることですね。

これ私だけの独り言です。

 

萬 鶴


こんな時期になりましたね

2013-12-11 | 書道

早!

もう、12月11日です。

もういくつ寝ると、お正月です。

バタバタとしてきました・・・。

 

 

いろいろとやることが重なり、土曜日のお稽古場に行くことが出来ません。

月例競書も〆切り間近です。

先生にお電話しました。

“お稽古場にいますよぅ~ どうぞぅ~”とのことでした。

お伺いし、月例競書と大事なお月謝をお納めいたしました。

 

 

吉野大巨先生は、桑原翆邦先生の雅印集を作っている最中でした。

細かい作業ですね。

桑原先生の作品がら雅印を写して、年代別に作るようです。

 

 

 

この話はまた別の機会にご紹介いたします。

さて、毎年 先生からカレンダーをいただいています。

 

 

“どうぞ お好きなものを選んでください”とのことでした。

私は「筆硯香」と書かれたものを選びました。

“奥さまにも・・・”と。

家内には赤い台座のものをいただきました。

 

 

忘年会と称して、飲み会が続きます。

昨日も今日もです。

また、花粉症の前兆でしょうか?鼻がズルズルしています。

みなさまも、風邪など引かぬようご自愛ください。

 

萬 鶴


このりんごを食べれば上手くなる?

2013-12-06 | 書道

毎年いただいている「天来りんご」です。

この時期、お教室に伺うと、書が上手くなると言われている「りんご」が飾られています。

いろいろあって、お教室に行っていませんでした。

 

 

その「天来りんご」を山崎鶴嶺さん経緯でいただきました。

食べる前に筆を持たないと上手には成れないことは理解しております・・・。

食べてから筆を持つか?

筆を持ってから食べるか?を思案中です。

 

 

先生から株分けしていただいた「ファイヤーリリー」です。

花芽を持ち始めました!

もう少しすればピンクの花が開花するのでしょうね。

 

 

こんなふうにです。(昨年の画像です)

植物はマメに手入れすれば成長しますが、私は施しようが無い状態です。

 

 

 

庭の渋柿を干し柿にしています。

渋柿でも工夫すれば、とっても甘い柿になります。

渋柿が干し柿になるように、人生も甘く送れると良いと願っています。

しかし、これって甘い考えなのでしょうね?

 

萬  鶴


銘墨

2013-11-28 | 書道

私は土曜日をお稽古日にしています。

午前中のお稽古は私どもは休日とあって、ゆっくりと出来ますね。

先生との雑談?余談?笑談?・・・

お稽古の筆を休めて、この日は銘墨に話題が移りました。

 

 

大巨先生と千羔(ちこう)先生の揮毫した墨です。

 

 

この金色のものが千羔先生の揮毫で、僕(大巨先生)のより高いんですよ。と笑いです。

 

 

先生の説明に火が付いてきました。

もう止まりません。

止められません。

奥から大事そうに箱が出てきました。

 

 

先生のご説明が始まりました!

「桑原翆邦先生の銘墨」です。

 

 

これは美術品の部類なのでしょうね。

とても磨るような代物ではありません。

 

 

これは揮毫が浮いています。

銘?号?は掘っています。

凹凸も面白いですね。

 

 

あとはご説明出来ません。

知識がありませんので・・・。

今は木型職人が少なくなって、印刷の張り付けのような揮毫が多いとも聞きました。

 

 

私はゲスなものですから、思わず定価などを合計していました。

これが一本24,000でしょ。

これが・・・・

合わせるとひと財産ありますね。

まさにお宝です。

私はいただいたモノや父親が使っていた墨を使っていますので、今の所は不便はありません。

でも、美術品的な代物はありません。

みなさんも今度お稽古場に行きましたらご覧ください。

ご説明の時間が長くなるかも知れませんが・・・。

 

萬 鶴

 

 


秋色 (11月23日)

2013-11-23 | 書道

 

我が家の「秋色」です。

吉野先生よりいただいたブログをアップする材料はあるのですが、簡単な内容にしました。

 

 

南天の葉も色付き始めました。

我が家ではお赤飯などを作った時に添えています。

難を転ずると言う意味から、南天を添えます。

日本的な心づかいです。

 

 

この綿毛はなんだと思いますか?

テッセンの花の後なんですよ。

枯れてもこんな風になりたいものです。

私なんか枯れっぱなしですから・・・。

 

 

一枚の枯葉を太陽に向けてパチリしました。

まさに、秋の気配ですね。

好きです。

こんなことをしている時が・・・。

 

 

 

ミョウガの葉が青空に突き刺さるようになっています。

俺はまだ元気だぞ!と言っているようにも思えます。

もう、枯れるのは時間的な問題で、無駄な抵抗なのでしょう。

 

 

取り残した柿が50個くらいなっています。

もう、小鳥さん用でもいいのかな?

近くの調布飛行場から軽飛行機の飛び立つ音が、青空に聞こえます。

先日の墨友会書展で、ある先生からブログ楽しみにしていますよ。と声をかけられました。

また、私たちにも(先生)勉強になることが多く、参考になりますと・・・。

いやぁ~、どこが?勉強になるのかなとも思います。

でも、見に来ていただくだけでもうれしいものです。

さて、今日は筆を持とうかな?

 

萬 鶴


「聴月」

2013-11-21 | 書道

むさしの墨友会の第2回書展も終えて、なんとなく疲れも残っています。

たった、土日の2日間なんでしたが、1週間近く開催される書道展の関係者のご努力とお疲れ具合が推測されます。

我が家に、「内田藍亭先生」に書いていただいた、小さな額装を飾っています。

 

 

 

「聴月」と書かれています。

臨書かどうか分かりませんが、今の季節のような気がします。

月を聴くなんて、風流?で心もなごみます。

11月も21日です。

なんか慌ただしい日々を送っています。

 

 

 

数日前は満月でしたね。

庭に出て、コンパクトデジカメで撮りました。

安いカメラ(2万円くらい)ですが、きれいに撮れるものです。

腕より、カメラですね。

 

 

 

 

今朝(21日)のお月さんです。

西の明るくなった空を見ながら撮りました。

「観月」⇒「聴月」

いいですねぇ~。

こんな心持ちになりたいものです。

 

 

                                       

                                       萬 鶴


書展打ち上げ(食べ物編)

2013-11-19 | 書道

 

事業を開催にはかなりの労力を必要とします。

今回のむさしの墨友会第二回 書展も、各自、自主的?役割を分担して、成功裏に終えることができました。

まだ、少し疲れは残っていますけどね。

何事にも反省会?打ち上げは必要です。

恒例になって入る「広東料理 吉祥寺 翠蘭」で打ち上げを行いました。

 

 

仲間の鶴嶺さんが経営するお店です。

食材も吟味され、手の込んだ美味しいものが出されます。

鶴嶺さん いつもスミマセンね!

とんでもございません。 いつもご利用いただき誠にありがとうございます。(鶴嶺)


 

このころは、和やかな会話が続いています・・・。

 

 

甕出しの紹興酒が出てきました。

すると、私は温かいの。

私は冷たいの。

私は常温。

と注文が飛びます。

なんとまぁ~・・・です。

 

 

ヒラメの何とか?

この後は、鶴嶺さん加筆をお願いできますか?

 は~い。

まずは「広東風ヒラメのおさしみ」です。

 

 

・・・(鶴嶺さん)

つづいて 「菊花入りフカヒレのスープ」です。

 

 

これも鶴嶺さんご説明をお願いします。

以下、すべてをお願いします。

 「季節野菜と海鮮炒め」です。

 


「南瓜と豚バラ肉の重ね蒸し」

 


そしてこれは「有頭蝦の香辛料炒め」です。

 


「牛フィレ肉の炒めレモンソースかけ」

 


叉焼とネギのつゆそば」

 


「海鮮入りのXO醤チャーハン」

 


そう「ブドウプリン」です。 

ブドウのプリンだったかな?

みなさんペロリです。

 

 

後半は、こんな雰囲気で宴が進みます。

自分自身にお疲れさまと言いたかったですね。

 いつも「吉祥寺翠蘭」をご用命いただき誠にありがとうございます。

また、この二日間、皆様大変お疲れ様でした。(鶴嶺)


鶴嶺さん 加筆ありがとうございました!

次回もよろしくお願いいたします。


萬 鶴


むさしの墨友会書展 二日目(成功裏に)

2013-11-18 | 書道

書展二日目も大勢の方々にお越しいただきました!

先ずは、心より御礼申し上げます。

 

 

 

10時のオープンに向け準備も整いました。

 

 

早めにお越しいただいたのは、内田藍亭先生です。

この日は息子さん?の七五三参りと仰っていましたが、お忙しい中恐縮しております。

 

 

また、2時過ぎには墨華の審査会が三鷹上五会館で行われた後、大勢の先生方にもお越しいただきました。

審査会でお疲れのところ、わざわざ書展会場にお運びいただきありがとうございます。

 

 

予想を超える方々のご来場で、これはもっと精進し書道に励めとの期待とも思えました。

さらに、各先生方のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げます。

 

 

先ずは書を楽しむことだと思います。

仲間を大事にすることだと思います。

仲間があって、長続きできるのではないかとも思います。

 

 

準備から始まり、ご来場いただいた皆様方がいかに楽しんでいただけるかを考えました。

今、「おもてなし」と言う言葉がはやっていますが、私たちは「心づかい」の気持ちでお迎えいたしました。

よちよち歩きの「むさしの墨友会」ですが、今後ともよろしくお願い申し上げます。

また、過分にも、あたたかいお心遣いをいただき重ねて、会員一同深く感謝申し上げます。

季節も大きく冬に向かってまいります。

くれぐれもご健康にご留意され、ご活躍されるよう、会員一同祈念申し上げます。

 

むさしの墨友会会員一同


第二回 むさしの墨友会書展を開催しています

2013-11-17 | 書道

穏やかな秋空の下で、第二回 むさしの墨友会書展を開催しております。

昨日は小春日和を思わせるような陽気でした。

 

 

4~5年前に会田東鶴さんが発起人となり、9名の仲間で会を作りました。

それが「むさしの墨友会」です。

少しずつですが、上達?してきたかも知れませんが、それぞれの作品を高覧いただきたく開催いたしました。

 

 

場所は三鷹駅北口からほど近い、「かたらいの道市民スペース」です。

 

 

目印はツインタワーの北側ビルの1階です。

 

 

一昨日、飾り付けの準備を終えて開催日を迎えました。

二度目ですので、イメージもわかり手早く飾り付けました。

素人集団ですので、ご意見はあろうかと思いますがお許しください。

今回は1コーナーは奈良誰々展の作品としました。

中々、お見せする機会がありませんので、仲間と話し合った結果です。

 

 

 

 

お友だちやご友人をお招きしての書展です。

これが楽しいのでしょうね。

ある方は、このあと飲み会に移動されました。

 

 

 

著名な先生方にもお越しいただき、感謝申し上げます。

また、通りすがりの方もご入場いただきました。

こうして、よちよち歩きの「むさしの墨友会」ですが、皆様方のご支援を受けて第二回が開催できましたことに、重ねて感謝申し上げます。

 

 

柿の実も熟し、小鳥さんも満足の様子です。

駅前のイルミネーションも点灯いたしました。

年の瀬を感じてきたこの頃です。

お風邪など来ませぬようにご自愛ください。

 

萬 鶴


第二回 むさしの墨友会書展を開催いたします

2013-11-15 | 書道

11月も半ばになりました。

街の様子も年の瀬(少し早いかな?)を感じ、慌ただしくなってきました。

 

 

 

武蔵野市内の3駅でも、イルミネーションが点灯されています。

特に、三鷹駅北口はきれいで見応えがありますね。

*写真は武蔵境南口広場付近です。

 

さて、第二回 むさしの墨友会書展を開催いたします。

 

日時: 平成25年11月16日(土)・17日(日)

会場: かたらいの道 市民スペース

 

 

三鷹駅北口より徒歩3分のところで、ツインタワー北ビルの1階です。

 

 

会田東鶴・秋山彩翆は準同人

大久保宋鶴は師範

他のメンバーは、書道を始めて5~6年未満の者ばかりですが、ご高覧いただきアドバイスなどをいただければ幸いです。

また、会員が毎年出品している、奈良誰々展の作品コーナーを設置いたしました。

みなさまのご来場をお待ち申し上げます。

 


ある新聞記事より「そこはかとなく心が整う」

2013-11-08 | 書道

数日前のA紙です。

教育「学校モノがたり」のタイトルで、「書道」とは「書の道」。と紹介されていました。

サブタイトルは「墨滴 時間の節約の声を受け誕生」です。

 

 

硯に向かって墨をすれば、そこはかとなく心が整います・・・。

墨メーカーの呉竹(奈良市)の会長さん(63歳)*同世代だぁ~。がそう言ってから、残念そうにつぶやいた。と書かれていました。

「学校の授業や街の書道教室で、墨をする光景はほとんど見かけなくなった」

墨の代わりに使われているのは墨滴だ。

「学校の現場で墨をする時間を惜しむ傾向がある」(昭和28年頃)*私が幼稚園の頃

当時は、まず水に溶かして使うチューブ状の「練り墨」でその後、液状の墨滴を売り出したとか・・・。

当初は「邪道だ」と返品されることもあったようだ。

 

 

墨をする機会は、学校以外でも減っていった。

現在の「書道セット」に墨が入っていない場合もあるという。

「墨は液体だと思っている子も多い」

私の経験でもキャンプなどをしても、火を起こせない子がほとんどである。

まして、マッチなどは使ったことが無い。

更に火を燃やし続けることも知らない。

当然と言えば当然で、今では電気釜のスイッチを入れればコメが炊ける。

すべて、便利な生活や道具に囲まれている。

私もほとんどが墨液を使っている。

半切を何枚も書くには、大量の墨をすらなければならなりません。

墨をするのは日記を書くときくらいになっています。

先輩の先生方は全て墨をすっているとも聞きます。

私にとって、やはり時間の節約も大きな要因なのでしょう。

現在の墨液もかなり研究されて、すった墨と同じような味わい?になっているのでしょう。

まだ、本物の味わいに浸っていない自分です。

今回の記事を読んで、「墨をすって、そこはかとなく心が整う」よう心がけて行きたい。

行きたい・・・。


萬 鶴

 

 


むさしの墨友会 第二回書展を開催いたします

2013-11-03 | 書道

第2回 むさしの墨友会書展を開催いたします。

「むさしの墨友会」は現代書道家の父、比田井天来先生の流をくむ仲間の会です。

今回は9名の会員が出展いたします。

準同人2名、師範1名が中心となり、他6名はまだ書道を初めて6年未満の仲間です。

 

 

開催日 : 平成25年11月16日(土)・17日(日)

会 場 : かたらいの道 市民スペース

*三鷹駅北口から徒歩3分です。

 

 

会場はご覧の場所で、駅前に高くそびえるツインタワーの一階です。

是非、ご高覧のほどお願い申し上げます。

なお、コーナーの一部には、「奈良 誰々展」に出品作品(会員全員)も展示させていただいております。

 

 

昨年開催した、第一回 書展の集合写真です。

むさしの墨友会は研修も頻繁?に行っており、各地に出向いては書に係わる先生方の作品を見ながら会員の親睦も深めています。

 

 

比田井天来記念館にて

 

 

今年も会員のみなさんは、ガンバリましたね。

各先生方からも上達しましたよと、お褒めをいただきました。

 

 

海を渡った書も数多くあります。

東鶴さんの「一期一会」

ルーマニア国ブラジョブ市

 

 

もちろん、研修と称してこんな場面、しょっちゅうです。

このようなメンバーの集まりですが、書道を通じて楽しい仲間づくりを行っています。

ご高覧いただければ幸いに存じます。

こころより、お待ち申し上げます。

 

萬 鶴


「墨」

2013-10-30 | 書道


書道には「墨・硯・毛筆・書道用紙」の四種の神器があるのはご存知のとおりです。

前々回、雑誌「サライ」の墨特集をご紹介いたしましたが、吉野先生よりFAXでコメントが入りました。

携帯のショートメールだったかな?

その中で、奈良の「墨運堂」さんをご紹介しましたが、桑原翠邦先生と深いつながりがあるとの内容でした。

そして、後日です。

茶封筒に写真がたくさん入っているものが届きました。

 


10枚近くありましたね。

きっと、これを紹介して欲しいとのお気持ちだと思います。


ちょっと能書きです。

墨が無ければ書けません。

墨は中国製日本製といろいろありますが、古墨の年代物になればそれは使用するのではなくて鑑賞品とのことです。

ある意味では美術品ですね。

値段も高いようです。

私たちが使うのは実用品で、特に私は「墨の華」の墨液を使っています。

まだまだ、初心者ですので・・・。(言い訳)

ものの説明では、安いのはいけません。ある程度高いのを買ってください。と書かれています。

また、墨汁はダメだと・・・。

やはり墨は磨ってこそ味が出ます。

墨にも青墨、茶墨、とか材料によって菜種油の油煙墨、松の木の油煙墨などいろいろあります。


微妙に墨色が違います。とも書かれていました。

そこでですが、先生から送られてきた写真をご紹介いたすます。



 

 

いい値段していますね。

 


 

 この辺になると美術品なのでしょう。

 

 

 

 先生の秘蔵品が並んでいます。

桑原翠邦先生の題字の揮毫なのでしょう。

吉野大巨先生によると、桑原翆邦先生は「呉竹精昇堂・墨運堂・松山堂・精華堂」などに依頼されて揮毫されているそうです。

 

 

 これもまた、一財産ありますね。

何でも奥が深く、趣味の範囲では深すぎます。

書も4種の神器(道具)があれば済むものではありません。

お稽古の月謝から始まり、墨液・紙代も値上がりしています。

出展料・祝賀会・表装・お付き合いでの飲み会?

わぁ~、いろいろと掛かるものですねぇ~。

消費税も8%に値上げになると・・・・

いろいろなものも?(具体的には言えませんが)値上げになるのでしょうね。

年金生活だけになると、どうすれば良いのでしょうか?

半切も無駄には書けなくなるのでしょうね。

 

スミマセン、独り言みたいな内容になってしまいました。

奈良誰々展は提出しましたか?

やらなくちゃ!です。

 

萬 鶴

 


早!もう10月も終わり・・・

2013-10-27 | 書道

今年の夏の暑さは何処へ行ったのでしょうか?

知らないうちに、もう10月も末になりました。

台風が2つも来て、異常気象と言うのか訳の分からない季節感です。

 

 

しかし、花屋さんの店前では秋から冬の準備を感じさせます。

 

 

今日は27日です。

このカレンダーは月めくりですので、あと2枚ありますが、自室のカレンダーは2か月ごとですので、あと1枚になりました。

 

 

霜月(11月)です。

きっと、あっという間に過ぎるのでしょうね。

誰々展。墨華展。月例競書が溜まっています。

 

 

師走(12月)

大巨先生も走り回ることでしょう。

早めの忘年会もありますしね。

言いたかったのは ↓ のことでした。

 

 

新年早々のお稽古場です。

この状態は3月まで持ちましたね。

先生、そろそろ片付けを始めないと・・・。

お正月がやって来ますよ!

現状をご紹介しようと思ったのですが、先生の自尊心を傷つけてはと思い、アップしませんでした。(笑)

10月現在、この面影は全くありません。

あの山積みの中に、何処に何があるのかをご存知なのも凄い!

そんなこと言っている場合ではありません。

私の自室も同様です。

 

萬 鶴


日本美術の技 「墨」 サライより

2013-10-26 | 書道

私の好きな雑誌に「サライ」があります。

11月号は奈良特集でした。

思いだせば、大学卒業する前に1か月間、禅寺(三松寺)に宿泊し、午前中はお坊さんと修行し、午後から赤膚焼と言う窯元に足蹴く通った記憶があります。

そんな意味でも奈良が好きになっていました。

さて、今日は「サライ」より引用して書に関する部分をご紹介します。

 

 

この「サライ」には付録でメモ帳が付いてありましたので、これも欲しくて?買い求めました。

 

 

P135を開くと、↑ のページのように、日本美術の技 「墨」が目にとまります。

墨は剣に通じる。

ひと呼吸で決する、日本の潔さ

と書かれています。

艶やかで深みのある黒が美しい墨。

伝統の手作業により、上品な墨を作り続ける工房を、日本で最初に作られたと言う奈良・・・。

 

 

「枯木鳴鵙図」(こぼくめいげつず)  宮本武蔵筆

スミマセン、素晴らしい作品をこのように安易な形でパチリしました。

内容はお買い求めいただき、お読みください。

私なんか、何で一本の細い線が思いどおり書けるのだろうと不思議でなりません。

・・・?

 

 

そして、次頁には、墨ひと筋200年の工房「墨運堂」(奈良県奈良市)が紹介されています。

吉野大巨先生から、ブログを見てメールが入りました。

墨運堂さんは桑原翆邦先生と深く関わりがあり、呉竹精昇堂さんとともに、沢山の題字を揮毫されたとのことです。

菜種油を燃やし、上皿の下にこびりついた煤(すす)を集めて作るのですね。

気の遠くなるような作業です。

 

 

練り込み作業

 

 

手こねで木枠に納める・・・。

 

 

圧縮し、少し寝かせてから・・・。

湿気取り・・・。

その段取りがご紹介されています。

この題字も桑原翆邦先生の揮毫です。 

 

 

そして、この「天爵」も翆邦先生の揮毫です。

なんてお読みするのでしょうか。テンサク?テンシャク?

スミマセン、私はまだその段階の初心者です。

 

いつかは書を愛好する者として、行って見たい工房(場所)です。

そして、先日「古典臨書研究会報」329号が送られてきました。

直接古典を学ぶがタイトルでした。

いろいろと書かれておりますが、「臨書と言いながら、あるところでは、師は弟子に、自分の臨書した折帖を与え、それを絶対的な手本として学ばせている。このように間接的に臨書するのを又臨(またりん)と言う。これでは弟子はいつまでたっても自立できない・・・。

また、月例競書を書き始めました。

原本を参考にしてください。と書かれています。

お手本と原本。

私もどっちを・・・と思うことが良くありました。

又臨(またりん)と言う言葉も初めて覚えました。

臨書と言うより模写に近い私です。

 

萬 鶴