飲兵衛の酔写アルバムPartⅡ

毎週1回月曜日に更新します

安平(あんぴん)

2022-10-17 00:00:01 | その他

前回に引き続き台南市より、
3日目午前中は台南の郊外の安平(あんぴん)を訪れました。


安平古堡(あんぴんこほう)は17世紀にオランダによって築かれた城で
旧称を奧倫治城(オラニエ城)と呼ばれていましたが、
その御改築が進み熱蘭遮城(ゼーランディア城)と改名され、
台湾に於けるオランダ勢力の中枢として、行政及び貿易を統括していました。

1662年、大陸を追われた明の遺臣・鄭成功は、新たな拠点を構築するために台湾を攻撃、
既存のオランダ人勢力と対立しゼーランディア城を攻撃した。
その結果オランダ人勢力は台湾から一掃され、台湾史上初めて漢人による政権が樹立され
ました。。
鄭成功は熱蘭遮城を安平城と改称し、鄭氏政権3代にわたって支配者の居城となり「王城」
と呼ばれるようになりました。

しかし清の時代になると荒廃が進み、現存しているのは赤レンガの城壁のみとなりました。








当時を偲ばせる青銅砲が多数陳列されていました。








青銅砲の隣にプルメリアの花が咲いていました。















こちらが現存している赤レンガの城壁です。
この赤レンガは当時インドネシアから運ばれたそうです。
















 

 


こちらは元イギリス貿易会社・徳記洋行の建物です。

台湾では1858年、清朝が英仏米露と結んだ天津条約に基づいて、
1865年、安平と淡水が開港しました。
その結果、ヨーロッパ諸国はこぞって安平に洋行(貿易会社)を設置しました。
徳記洋行は5大洋行の一つに数えられ、台南を拠点に茶、樟脳、砂糖などの輸出
を行いました。

徳記洋行の建物は、日本統治時代には「大日本塩業会社」の営業所として使われ、
日本の撤退後は「台南鹽場」の事務所や宿舎として使われていました。
1979年に台南市政府によって改修整備されて、一般に公開されています。







神戸の異人館を思い出しました。









徳記洋行の奥に「安平樹屋」があります。
敷地内にある倉庫だった建物がそのまま放置され、大きなガジュマルの樹にに覆われ
てしまったのです。。
樹木の持つ生命力とパワーは正に圧巻でした。






















上から見たところです。








こちらが安平樹屋の内部です。








 

 

安平は海老の産地として有名です。
そこで昼食は安平老街にある周氏蝦捲老店で「蝦捲(エビ捲き)」に決めました。

こちらが安平老街です。
台南小吃(シャオチー)の店や安平名物「蝦煎餅」の店がずらりと軒を連ねていました。








蝦捲(エビ捲き)と虱目魚湯(サバヒーのつみれ汁)と








汁なしビーフンです。




 

 

 



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18 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (浜松屋飲兵衛)
2022-10-30 19:04:38
kikoさん~今晩は。

今日はお昼にジンギスカンで一杯飲んで、ぐっすり昼寝。
今目が開きました。

ちょっと事故の事をググってみました。
「台湾・台北松山空港発高雄行きの遠東航空103便ボーイング737-200
(機体記号B-2603)が、台北を午前9:54に離陸して14分後、台北の
南南西約150キロメートルの苗栗県三義郷上空高度22,000フィート
(6,700メートル)を巡航中に突然空中分解し、山中に墜落した。」
原因は与圧隔壁の腐食だとか。

飛行機事故は怖いですね。
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Unknown (kiko)
2022-10-30 14:18:28
私が台湾旅行したのは
1981年8月22日、向田邦子さんが台湾の航空会社が
巡航中に空中分解して墜落した翌年でしたので
今でも、台湾=向田邦子さんです。

ブログを拝見していて
浜松屋飲兵衛さんと、ご一緒している気分で
いっぱい楽しませて頂きました。(^^♪
返信する
Unknown (浜松屋飲兵衛)
2022-10-19 08:51:21
ビオラさん~お早うございます。

「洋行」って貿易会社の事なんですね。
飲兵衛全く知りませんでした。

台湾では会社名に「有限公司」(ヨウシエンゴンスー)、日本で言うと
「株式会社」という名前が付く場合が多いようです。

本格的な台湾茶は茶館で飲みましたが、普通の食堂やレストランでは
あまりお目にかかりませんでした。
昼間はスイカジュース、夜はビールになりました。

お土産に台湾茶を買ったのですが、娘達に送るのがもったいなくて、
結局自分で全部飲んでしまいました~。
そう飲兵衛って意地汚いんです。
もうトホホホなんだから。
(涙・・・)

「徳記洋行」ホント神戸の異人館みたいでしたよ~。
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Unknown (ビオラ)
2022-10-19 08:26:15
お早うございます〜。

今回も、漢字の意味が、1つわかり、学びになりました〜!😊

「洋行」(←発音はできませんが・・・)とは、「貿易会社」の事なのですね・・・。
インプットしておきます。

お茶で、台湾の事、勉強した時に、
↓↓
台湾茶が、本格的に、世界に広がるきっかけとなったのは、
1858年に、締結の、天津条約だったとの事。
そして、飛躍的に、輸出が伸びたのは、
1860年代末だったと、学んだ事を、思い出しました〜♫
イギリス人の、ジョン・ダッド氏が、そのきっかけを生んだようでした。

飲兵衛様も、旅中は、スイカジュースの他、台湾のお茶を、色々と、飲まれましたか〜?

ビールや、お酒ばかり飲んでいたのでは?・・・な〜んて〜(笑)

徳記洋行は、
真っ白な建物で、建設当時は、きっと、美しいかったでしょうね・・・。
内部は、神戸の異人館みたいな雰囲気な箇所が、あるのですね・・・。

クリスマスシーズンになったら、日本の異人館みたいに、飾り付けとかなさるのでしょうかね〜??😊

台湾のお茶を思い出したので、
久々に、東方美人でも、飲んでみようかしら〜♪
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Unknown (浜松屋飲兵衛)
2022-10-18 12:38:53
けいこさん~今日は。

【いまこそ 浜松】見てみました。
浜松市はPRのためにこんな動画を作っていたのですね~。

飲兵衛、浜松市の悪口ばかり言ってますが、こうして見ると
結構良さ気にみえるから不思議なものです。

ちなみにセコいことで有名な浜松市はコロナを理由に未だイベント
は中止。何時になったら再開するのやら?
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Unknown (keiko(けいこ))
2022-10-18 12:21:15
こんにちは!
ブログのことじゃないんですが、、You Tube見てたら そのあいだにあるコマーシャル〰【いまこそ 浜松】と言うのがあり、、とっても素敵でした。知ってるところ 全く知らないところもあって 何かイベント期間なのかなあ?
と、、思いつつ見入ってました。
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安平 (浜松屋飲兵衛)
2022-10-17 11:45:17
りんこさん~今日は。

2018年5月に台南を訪れて時の写真です。
あのガジュマルの生命力には圧倒されました。

5日(土)16日(日)と「ええじゃないか豊橋まつり」
に出かけました。

久々の「お姉さん撮り」でしたが、会場の位置が
変わって、踊り子さんお顔に秋の強い日差しが当たったり、
逆光て顔が暗くなったりとかでなかなか思うように撮れませんでした。

また日曜日のパレード(パレカ)が中止になったのはとても残念」でした。
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安平 (浜松屋飲兵衛)
2022-10-17 11:43:35
さこさん~今日は。

赤レンガの壊れかけた壁面がかってのオランダが築城した
奧倫治城(オラニエ城)、後の熱蘭遮城(ゼーランディア城)を
彷彿させました。

長年放置した倉庫が、いつの間にかガジュマルの樹に包まれた
「安平樹屋」は凄い迫力で、生命力のパワーを実感しました。
飲兵衛のヘボ写真のためその凄さがお伝えできなくて残念です。

台湾料理は全く辛くないです。
汁なしビーフンもどちらかと言えば甘めの味付けでした。
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Unknown (りんこ。copelonmaru)
2022-10-17 09:45:43
こんにちは~。

これも、過去のお写真なんですか??
素敵なところですね。

カジュマルの生命力、神秘的なかんじがしますね~。

そういえば、豊橋のお祭りでしたっけ?良かったですか?
お姉さん撮りはうまいこといきましたか?
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Unknown (sakurako62)
2022-10-17 09:09:13
おはよう👋😃☀️ございます🙇

更新ありがとう😆💕✨ございます\(^o^)/
赤レンガの城壁迫力ありますね〰️☺️🌸
何だか今にも崩れてきそうですが
大丈夫なのですね😃

樹木も建物と一体化してすごい😆⤴️
うちの近くの廃墟も電柱がそろそろ飲み込まれそうになってます🤣
森みたいです

汁なしビーフンは辛いのかな?

いつもありがとう😆💕✨ございます🙇
素敵な1週間素敵な1日になりますように〰️☺️🌸(⌒‐⌒)
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安平 (浜松屋飲兵衛)
2022-10-17 08:39:32
けいこさん~お早うございます。

台南の中西区にある「赤崁楼」(せきかんろう)別名「赤嵌楼」
「紅毛楼 」は前日に訪れました。
正直言って赤崁楼はあまり面白くなかったので、ブログ記事から
は割愛しました。

何といっても安平での見物は「安平樹屋」に尽きますね。
まさにパワースポットと呼ぶのにふさわしく、
ガジュマルの生命力に圧倒されました。
ヘボ写真のため、その迫力がお伝えできず残念です。
(涙・・・)
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安平 (浜松屋飲兵衛)
2022-10-17 08:38:50
小松音楽教室さえさん~お早うございます。

あらら~!
読み辛い中国の漢字にはできるだけふりがなを付けたつもりだった
のですが、これは失礼いたしました。
以後十分注意しますのでご勘弁の程お願いします。

蝦捲(エビ捲き)と虱目魚湯(サバヒーのつみれ汁)汁なしビーフン
などの「台南小吃」(タイナンシャオチー)は、飲兵衛みたいに
台湾語(中国語)の分らない旅行者でも気軽に注文でき、味も抜群。
てとても良かったですよ。
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Unknown (keiko(けいこ))
2022-10-17 07:31:22
おはようございます。
台南行ってからずいぶん経つので 赤煉瓦で思い出したのは、赤毛樓せきかんろう?漢字間違ってるかもーー。
こちらに行きました。
頭がしっかりしてるうちに やっぱり台南&高雄(ここは多分しっかり覚えてると思います)再訪したいです。
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Unknown (小松音楽教室 さえ)
2022-10-17 07:22:06
おはようございます😃
漢字がたくさん!!(◎_◎;)ふりがながあって良かったと思ったら…頭の弱い私には真ん中あたり⁉︎
読めましぇん(^◇^;)
赤れんが、まるで地層みたいで化石が見つかりそうですね👀

蝦捲(エビ捲き)と虱目魚湯(サバヒーのつみれ汁)汁なしビーフンは、お味はどうでしたか?

蝦捲と虱目魚湯って漢字は、携帯やパソコンで変換すると出て来るのかしら⁉︎
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安平 ( (浜松屋飲兵衛)
2022-10-17 07:05:26
一年生さん~お早うございます。

15日(土)16日(日)と「ええじゃないか豊橋まつり」に出かけ
ました。
久方振りの「お姉さん撮り」ですっかり疲れてしまいました。

台南の地を発展させたのはオランダでしたが、明の遺臣・鄭成功が
オランダを駆逐し、王城を築いたそうです。

ガジュマルの木に覆われた「安平樹屋」は圧巻でした~!
樹木の持つ生命力がヒシヒシと伝わってきました。
飲兵衛今回の台湾旅行で最も思い出に残りました。
台南を訪れるなら絶対のお勧めです。
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安平 (浜松屋飲兵衛)
2022-10-17 07:04:51
ビオラさん~お早うございます。

15日(土)16日(日)と「ええじゃないか豊橋まつり」
に出かけて疲れてしまい、危うくブログ更新を忘れる
ところでした。
夜の3時に目が開きあわてて更新、やれやれでした~。

安平城ではブルメリアが花盛り。
古城が花の香りに包まれて、歴史の浪漫を感じさせて
くれました。

当時台湾では赤レンガ用の土が採れず、わざわざインドネシア
から運んできたとの事です。

安平老街での台南小吃、気楽に注文できてとても美味しかった
です。
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Unknown (一年生)
2022-10-17 06:38:04
おはようございます

台湾にはそういう歴史があるのですね~

オランダによって築かれたとは驚きです。


ガジュマルの樹にに覆われた様子は

圧巻ですね~生命力の凄さ感じます。
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Unknown (ビオラ)
2022-10-17 06:34:14
お早うございます〜。

台南郊外の安平〜、歴史的建造物や安平老街の人が行き交う様子や美味しそうな食べ物・・・、とても、素敵な内容ですね〜💖
安平城の、幾つもの青銅砲は、すごく迫力がありますね・・・。また、
その傍に見られる、プルメリアが、それと相反して、気持ちを、和らげてくれました〜♫
お花が、ひとつアップで写るお写真は、可愛らしいお花に、ホッとすると同時に、飲兵衛様の、センス抜群ですね〜👍
このタイミングで、お花のアップとは・・・。そして、お花が、ほんとに、魅力的に、写っています〜✨
・・・和みます・・・(^-^)♫

インドネシアから、運ばれて来た、赤いレンガは、ものすごい数で、細かいですが、
今も、現存していて、壁の形を保っているのも、なんか、すごいですね・・・。

安平老街で、食された、汁なしビーフン等、とても、美味しそうです〜👍

私も、旅した気分です〜♪
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