杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

雨の日に想う

2009年11月20日 | 日記
親しくお付き合い願っている I さんの母上が亡くなられた。 その葬儀告別式は、石鎚降ろしの冷気を含んだ冷たい雨の中 午後1時から行われた。 民間の葬儀場ではなく、農家の自宅で執り行われた。 参列者は、近所の人々が多かったが、私の見知らぬ人も 多く見受けられた。 葬儀社の方が数名、整然と式を進められる中、 私を含めてイスに座れない方は立ったまま葬儀を見守ったが、 石油スト-ブのお陰で、寒さに . . . 本文を読む

楽しい間違い

2009年11月19日 | 日記
「点字されてますか ? 」 「えっ ! 」思わぬ問いかけに、誰かと見間違えているなと、 ウエイトレスさんの顔を見上げた。 午後の用事を済ませて、一息つくため、 洋菓子店の喫茶コ-ナの席に座った私に、 ウォ-タ-を盆に載せて注文取りに来た、 ウエイトレスさんが開口いちばん発した言葉だった。 たしかに、30年前、福祉事務所主催の点字の講習会に 通ったことがあるのだが、 修得して実際に奉仕するだけの . . . 本文を読む

忘れ得ぬ恋人たち

2009年11月18日 | 日記
私が、接客の商売をしていた頃・・・ さまざまな恋人たちが来店した。 個人的にも相談を受けて、 無事結婚にこぎつけた者・・・ 悲恋に終わった者・・・ 三角関係で破れた者・・・ 幸せな結婚のスタ-トを切ったが、 相手と死に別れて子育てに苦闘した者・・・ さまざまな人生模様が織り成された。 店が閉まった後、私と二人きりで酒を飲み交わし・・・ 涙を流している内に、 朝、6時のサイレンが鳴って・・・ 2 . . . 本文を読む

想像

2009年11月17日 | 日記
昨日は、弁護士との打ち合わせの予定だったが、 先方の先生の都合で延期になったので・・・ 知人とお茶をしながら雑談の機会を持った。 さまざまな話題に話しが飛んで・・・ 身も心も、つられて飛びまくった ? 世界は、日本は、愛媛は・・・と ? 過去から、現在、近未来まで、シャトルより早い速度で、 縦横に駆け巡った ? 月の今後は ? 月基地の未来像は ? 火星への旅は、行ったは良いが帰った時に家族 . . . 本文を読む

手のひらの中

2009年11月16日 | 日記
私は、空を眺めることで自分の生き様を考える、 何んと、小さな存在であろうか ? でも、かけがえのない大きな命だと感謝している。 我々の住む世界は、さまざまな葛藤に満ち溢れている。 人が皆、やさしい、譲り合いに包まれた天子であったなら、 どんな世界が開けるであろうか ? 楽しいことばかりでも、息が詰まることになるのだろうか ? 逆に、猜疑心に凝り固まった自己主張ばかりの人間であったなら、 罵り合 . . . 本文を読む

ちよっと怖い話 その2

2009年11月15日 | 日記
もちろん、同盟国に核を造らせないために傘を提供しましょうということ だろうが、 アメリカの総体的な力の低下を見るとき、 ならず者国家、〇〇思想の大国が、はいそうですかと謙虚に控えるはずが無い。 私は、同盟国にも核を保有させれば(ドイツのようにアメリカの核を配備するだけでも良い)  相手国は核の報復を恐れて・・・ 現在のように、拉致や挑発という暴挙は起こしにくいと考えている。 核を持たせれば心配で . . . 本文を読む

ちよっと怖い話 その1

2009年11月14日 | 日記
一昔前、テレビは言うに及ばず、新聞、雑誌にいたるまで・・・ 世界を騒がせていた恐怖話が有った。 のど元過ぎれば何とやらで、今では過去の事になってしまって、 話題に上がることもないが ? しかし私は、今でも別の角度から、その予言に注目している。 ノストラダムスの大予言・・・ 天から・・・恐怖の大王が降ってくる 人類絶滅の予言であった ! 現在世界に核保有国がどれだけ在るかご存知ですか ? アメ . . . 本文を読む

ひとときの

2009年11月13日 | 日記
我が家の車のカ-ナビ-が故障しているため、 T愛媛松山東店へ相談に出向いた。 担当のOさんは、誠に優しい営業マンだった。 コンピュ-タ-関係も一緒に取り外して、代替品を装着する間 広いロビ-で待たせてもらった。 私以外は、6組ほどのお客さんで、それぞれ営業さんと商談もしくは、 修理が終わるのを待っておられた。 私以外は、みなさん夫婦連れか家族連れで、特に子供さん達が お父さん、お母さんに、ま . . . 本文を読む
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海ゆかば その2

2009年11月12日 | 日記
日本陸軍の一兵隊であったMおじさんのように、国に尽くして報われず 幾多の困難の末、人生の幕を下ろした人は、数え切れないほど居るだろう。 敗戦時責任を取って自決した大西中将や特攻で散華した宇垣中将のような 上層部がいたことも忘れてはならない。 それでも、大多数の上層部は責任回避するばかりではなかったのか ? 常に下級の兵隊に峻烈極まりない、しわ寄せが来てしまったような気がする。 まことに酷な話であ . . . 本文を読む

海ゆかば その1

2009年11月11日 | 日記
その人は、私がまだ小学校へ上がる前に復員してきた・・・ 帽子は勿論、上下揃いの薄茶色の兵隊さんの軍服だった。 我が家の前で、私の祖母や父母達に・・・ 「〇〇〇〇ただいま帰ってまいりました !」 その兵隊さん、Mおじさんは敬礼して、そのような言葉を発した。 私が、初めて見る本物の兵隊さんだった。 その人のお父さんは、私の祖母と同じ北宇和郡(現在の宇和島市)の出身で、 隠居の祖母の所に、よく遊びに . . . 本文を読む