杉の子のひとりごと

私の交友録などを中心に,思いを綴っていきます。

赤いほっぺ

2012年05月26日 | 日記
暮れなずむ街の光と影の中、 何処かで聞いたようなフレ-ム。 狭い湾の向こうに沈む夕日を ぼんやりと眺めていた青春、 昭和がまだ華やいでいた時代。 漁港の岸壁で 別府に向かう「あかつき丸」を傷心 の私は見送っていた。 それは、遥か昔のⅠペ-ジ、 足元の小石がジャリと音を立てた。 早朝から賑わいだ魚市場の喧騒が ようやく静まり春の陽射しが淡く 海を照らしていた。 片思いの乙女が九州へ向か . . . 本文を読む

男の仕草

2012年05月26日 | 日記
ここに対照的なふたりの男がいる。 ひとりは長年常に一緒にいて周囲公認の仲間 のような男。 もうひとりは是々非々の関係で歯に衣着せぬ 硬骨漢。 君の為だったら例え火の中水の中と云う男、 わしを騙したら許さんよと同じ目線の男、 このふたりの顛末が面白い。 仲間には妥協しない自信過剰タイプ、 口は悪いが腹の中単純タイプ。 修羅場に置くと両者の違いがよく分かる。 あれほど、仲間には押しまくる自信 . . . 本文を読む