中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

円通禅寺

2009-10-31 12:36:33 | 旅行

  雲南省政府の庁舎のすぐ北側に円通禅寺があります。昆明市内では数少ない歴史建造物です。

  唐の時代、まだ大理がこの地方の中心都市だったころに建てられた寺です。写真の円通宝殿は大乗仏教の様式と仏様が祭られていますが、この裏にある寺院はタイかどこか東南アジアにあるような様式の建物と仏様が居られました。

  説明によると、この寺は大乗仏教が中心だけれど、小乗仏教、チベット仏教の仏様も一緒に祭られているとのこと。これも少数民族がたくさん住む雲南省だからこそ、でしょうか。

 今回は昆明市内の観光スポット関連の記事5本を出稿しました。

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水の中に造園

2009-10-31 12:35:24 | 旅行

  前回紹介した民俗村とこの大観公園はそれぞれテン池、草海の水を引き入れて造園しています。二つの公園の俯瞰図を紹介しましょう。

  蘇州の庭園にも必ずと言っていいほど池があしらわれています。しかし、それは庭園の中に池がある形で、上の二つの昆明を代表する公園は湖か池の中に島や堤を築き、そこに造園している形です。市の中心にある翠湖公園も同じ形式でしたから、昆明人の趣味が反映されているのだと思います。

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菊観賞での日中の違い

2009-10-31 12:32:29 | 旅行

  この写真は大観公園で開かれていた菊祭りの入賞作品を写真つきで紹介している看板です。公園事務所や市の公共機関などが出展したことが分かりますが、すべてものすごい数、多くの種類の菊の鉢植えを並べて、全体の美しさや迫力を競っています。

  日本のように個人の愛好家が丹精こめて育てた一本あるいは一株の美しさを競うのと随分違いますね。中国で花の一輪挿しと言うのがあることはありますが、ほとんどみません。感性の違いなのでしょう。


中国の菊祭り

2009-10-31 12:31:09 | 旅行

  たまたま大観楼で菊祭りが行われていました。日本の菊の展示と趣が違う写真を3枚紹介します。

  菊と南洋性の花との組み合わせです。

  庭園によく使う石(岩)に菊を飾っています。

  盆栽の木に菊を咲かせた?


大観楼

2009-10-31 12:29:06 | 旅行

  南寧に移動しましたが、昆明の紹介を続けます。

  テン池の北に堤で区切られた草海という小さな湖があります。テン池と水が行き来していると思います。テン池の十分の一以下の表面積だと思いますが、これが「海」で、琵琶湖の半分近くある湖が「池」と名づけられているのは、どういう感覚なのか、分かりません。

  この草海の北端にある大観公園に行きました。3層の大観楼が建っていて(写真奥が大観楼)、清の時代の昆明人である孫翁髯という詩人が昆明の美しさを余すところなく表現した180字の詩を残したことで有名です。楼閣などの柱に掲げられる形式で、「天下第一長聨」と呼ばれます。

  大観公園に来る人のほとんどがこの長聨が目当てとインターネットで解説されていました。詩の好きな国民だと改めて思います。

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ロープウェイに工夫

2009-10-30 07:47:56 | 旅行

  民俗村から西山森林公園の中腹までロープウェイがついています。両端の駅のほかにテン池をまたいだところに中間駅があります。この3つの駅に入ると、ゴンドラのスピードがものすごく遅くなり、扉が自動的に開閉しました。ゴンドラの扉を開閉し、乗客を誘導する係員はいません。いままでいろいろなところでロープウェイに乗りましたが、このような工夫は初めてです。

  ゴンドラは鉄のロープにぶら下がって運ばれてきますが、駅にはいるとチェーンで廻っている鉄路に乗り移り、駅を出るときにまたロープにぶら下がる仕組みになっているのです(写真)。この鉄路が回るスピードをものすごく遅くしてありますから、定員の6人が乗り降りしても時間は十分あります。

  ゴンドラの脱着が簡単に出来るようで、私が乗ったときは3分の2ほどのゴンドラが民俗村駅の倉庫で休んでいました。

  今回は5本出稿しました。今晩の夜行列車で南寧に向いますが、明日以降も昆明の紹介を続けます。

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絶壁に道教のお堂

2009-10-30 07:46:38 | 旅行

  民俗村とてん池を挟んで西山森林公園があります。絶壁に道教のお堂がいくつも建てられていて、それを結ぶ石段がつけられています。この石段はしばしば人によって掘られたトンネル(洞)の中を通ります。

  お堂の中で一番有名なのが龍門石窟で、1781年から1853年の72年間をかけて作り上げられたと説明がありました。

  写真は龍門石窟から昆明市内方面を撮ったものです。


チベット族の生活ぶりも民俗村で補完

2009-10-30 07:44:56 | 旅行

  この写真は民俗村のチベット族コーナーで披露された伝統舞踊です。男女の歌手による山歌(民謡)も聞くことが出来ました。チベット仏教の立派な寺院が再現されていて、これもツアーでは見られなかったところです。

  このコーナーで青樹酒と言う白酒と雑穀の粉で作った餅を味わいました。大理の白族コーナーでは、地元の名物という涼鶏米線を食べ、蒙古コーナーでは馬乳酒を買って帰ってホテルで飲みました。

  馬乳酒はテレビで見て一度は味わってみたいと思っていた酒です。アルコール度35度前後、見た目は透明と言う点で一般の白酒と同じです。ただ、栓を抜くと練乳の臭いがして、飲んだ後に練乳をなめった後のような味が残りました。慣れるのに少し時間がかかりましたが、すぐ酔っ払って、気にならなくなりました。


白族の伝統家屋に入ることが出来た

2009-10-30 07:43:31 | 旅行

  香格里拉方面のツアーから昆明に戻って4日目、この間に見聞した観光スポットや街の様子をしばらく紹介していきます。

  昆明駅から南西へ車で2,30分のところに滇池(テン池)という表面積が琵琶湖の半分ぐらいの南北に細長い湖があります。この周辺に昆明の観光、レジャースポットが集まっています。

  そのひとつ、雲南民俗村に行きました。雲南省には25民族が暮らしていて、少数民族数で中国で一番多いといいます。テン池の水を引き込んだ広大な公園の中に各民族のコーナーがあり、建物、衣装、生活道具などが展示され、特産品が売られています。コーナーによって、民族舞踊や歌の披露があり、4時間以上、結構楽しめました。

  私の場合、ツアーで大理、麗江、香格里拉と廻った後でしたが、ツアーで経験できなかったことが、民俗村で経験できて、興味深かったです。

  写真はそのひとつ。大理の白族の伝統家屋の廊下です。前に、真っ白な外壁に絵が描かれていることを紹介しましたが、家屋の内部も綺麗な絵づくめです。

  民俗村に建てられたこの家屋は三坊一照壁と呼ばれる典型的な様式をもつ、大きく立派な建物でした。今の大理の白族の家が全てこんなに立派とは思えませんが、大理で雨露をしのぐにも困るような家は一軒も見ませんでした。大理、麗江、香格里拉の少数民族が住む地区では、住民の間に余り格差がないのではないかと言う印象を持ちました。

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