中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

洛陽(20) せせらぎの音がする運河

2009-04-30 07:37:08 | 旅行

  老城の南縁を流れる運河はかなりの傾斜があり、運河沿いの道を歩くとせせらぎの音が聞こえます。流れているのかどうか分からない蘇州の運河に慣れていた私には、新鮮な響きです。水も蘇州と比べるとかなり澄んでいるようです。

  運河の両脇は道で、柳などの並木が木陰をつくっています(写真)。車はほとんど通らず、店もほとんどありません。近くに、文峰塔という古い文化財もあります。これで、道がコンクリートではなく、石畳のような情緒があれば、申し分が無い散歩道だと思うのですが……。京都の琵琶湖疏水や東京の玉川上水を思い出しました。

  今日は洛陽(16)から(20)まで老城の紹介をしました。

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洛陽(19) 大きな夜店

2009-04-30 07:35:04 | 旅行

  昔風商店街の中央あたりを南北に横切るかなり広い道が歩行者天国になっていて、夜になるとたくさんの屋台が店を出していました(写真)。「西域の……」「成都の……」といった各地の名物料理が多いようです。講釈つきでアイロンを売っている人もいました。

  屋台の後ろ側にテーブルが並び、ほとんどは地元の人だろうと思いますが、晩春の夜を楽しんでいました。

  今の洛陽は人口650万の大都市で、河南省では省都、鄭州に次ぐ位置にあります。しかし、北京、上海・蘇州、広州といった海岸沿いの都市と比べると経済発展が遅れています。一人当たりの「可支配収入(可処分所得)」は蘇州の60%強です。そのかわり、ひと昔前かふた昔前の北京や上海にあった人情味のある雰囲気が色濃く残っています。明日以降も、そのような話をいくつか紹介します。


洛陽(18) 洛陽版100円ショップ

2009-04-30 07:30:24 | 旅行

  昔風商店街の中に面白い店を見つけました(写真)。看板に「2元超市」とあります。2元は約30円、超市はスーパーの意味ですから、さしずめ日本の100円ショップみたいなものです。

  若い女性向けのアクセサリーや歯ブラシなどの日用品を売っていました。中央に、ちゃんとした革靴をたくさん並べているので、「これも2元なのか」と聞くと、30歳ぐらいの人のよさそうな男性が照れ笑いを見せながら、「違う。49元」と答えていました。

 

 


洛陽(16) タイムスリップしたような通り

2009-04-30 07:28:33 | 旅行

  洛陽駅から東に3,4キロ離れたところに、1辺1.5キロ前後の正方形をした地域があります。運河が周りを囲み、昔は城壁で守られていたのでしょう。隋、唐の時代にはこの中に役所や役人の住居があったそうです。隋、唐時代の洛陽全体の城壁は1辺8キロから10キロ程度の四角形をしていたので、城壁の中にまた城があるという構造だったわけです。中の城一帯は老城と呼ばれています。

  老城の西の端に麗景門という大きな門があり、そこから東の端近くの鼓楼までの道が石畳で舗装され、両脇に古い伝統家屋がずっと並んでいます。このようなところは最近、中国各地にできていますが、今まで見たのは観光客向けのみやげ物店や食堂が並んでいるところばかりでした。ここは、地元の人向けのありとあらゆる商店が並んでいるのです。病院も役所の出先も市場もあります。タイムスリップしたような空間です。

  気に入って2日に渡って散策しました。何枚かの写真で紹介します。まずは麗景門とその東に延びる商店街です。

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洛陽(13) 白馬寺

2009-04-29 06:57:14 | 旅行

  洛陽駅からバスで東方に4、50分で中国で初めて建てられた寺、白馬寺に着きます。後漢(東漢)時代の西暦68年、中国に初めて仏経典がもたらされ、この寺に納められたといいます。仏教典が白馬に背負われてきたところから、この名前が付いたそうです。写真はその正門前です。

  いまでも大きな寺院がいくつもある寺ですが、元はさらに広大だったとか。いま、復元、拡大事業が進められています。インド寺院がほぼできあがり、五代のころの創建で金代に再建された斉雲塔という13層の塔が修復中でした。

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洛陽(12) 牡丹園で趣味の演奏

2009-04-28 07:55:31 | 旅行

  王城公園の牡丹園の一角にある亭で、地元と思しき人たちが京劇の演奏と歌唱に興じていました。見事な牡丹とその香の中で趣味を楽しめるとは贅沢ですね。

 (今日は洛陽(9)から(12)までを出稿しました)