中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

おしゃれになった?蘇州の女性

2009-08-19 06:23:54 | 買い物・衣食住

  この夏、街で見かける蘇州の女性が随分おしゃれになったと感じることが多くなりました。とくに、若い女の子より年配の女性や子供を連れたお母さんがしゃれたファッションや綺麗な洋服を着こなすようになったと感じます。写真は蘇州の繁華街、観前街で。

  もっとも、ファッションに疎い私の見方ですから、当たっていないかもしれませんが……。蘇州で住むようになった2年前は、観前街で見かける女性たちのほとんどが普段着のままのような気がして、上海に比べてファッションセンスがかなり遅れていると感じたものでした。この面でも2年間の変化の大きさを感じています。

  蘇州に長くなった私のほうが、外出するときも部屋着のまま、という格好に慣れてしまい、今では中国人に「昔感覚の老人」と見られていそうです。

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高級化する果物

2009-08-06 07:06:47 | 買い物・衣食住

  経済の発展に伴って、いろいろな食材が高級化するものですが、中国の身近な食材の中では果物(スイカなども含む)の高級化が目立ちます。いまは、桃、スイカの最盛期でブドウも出回ってきました。とくに今年は柔らかくて蜜の多い桃が増えた気がします。写真は街角の果物専門店です。かなりおいしい桃で日本円で40円から50円。

  私は中国のリンゴについてある思い出があります。最初に中国に来たのが開放政策が始まった直後の1979年5月でしたから、もう30年前になります。北京一の繁華街、王府井の裏通りあたりを歩いているときに果物店がありました。店先の箱に無造作に放り込まれていたリンゴは幼児のこぶし大の大きさしかなく、しかも傷だらけでした。とても生のまま食べられる気がしなくて、「中国人は何でも火を通すというので、このリンゴも煮て食べるのかな」と思っていたところ、男性客が来て、リンゴを買ってすぐ食べ始めました。

  当時は栽培技術が低く、輸送状態も悪いので、このようなリンゴが標準的な品質だったのです。

  高級化した果物を見るたびに、このリンゴの記憶が蘇り、今更ながら中国のこの30年の変化、発展のすごさを感じます。

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日本では売っていない? 広東菜心

2009-07-24 06:29:19 | 買い物・衣食住

  写真の野菜は広東菜心といいます。小松菜に似ていますが、茎が太く、ゆがくとアスパラガスのような食感を楽しめます。この写真のものより茎が太い広東菜心をよく見ます。葉っぱはゆがくと小松菜のおしたしの様な味です。蘇州のスーパーで一年中売っていますが、やはり冬のほうが繊維が柔らかくておいしいようです。

  「一粒で二度おいしい」というわけで、私は重宝しています。日本にはまだ入っていないと思うのですが、いかがでしょうか。値段は10本ほどのひとくくりで、日本円にして40円ぐらいです。

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中国は建築デザインの展示場

2009-05-27 09:37:20 | 買い物・衣食住

  中国は建築デザインの展示場――このような言い方をよくされます。日本のテレビでよく映し出される上海浦東地区のビル群を思い浮かべると、まさにそういう感じです。

  そのような目で私が部屋を借りているマンションの周囲を見回すと、すぐ近くに結構多彩なデザインがあることに気づきました。写真は、京杭大運河にかかる獅山橋から、蘇州旧市街地西方の外資導入地域である新区の玄関あたりを撮ったものです。

  写っているのはオフィスビル、ホテル、銀行の支店などです。とくに、ビルの最上部がとんがり帽子になっていたり、地球儀風になっていたりと、特徴があります。

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中国では山菜はなじみが薄い?

2009-05-19 07:37:49 | 買い物・衣食住

  日本ではしばらく前から山菜の最盛期でしょう。ワラビ、ゼンマイ、山ウド、タラの芽などがスーパーでも売られていると思います。最近は栽培された山菜が増えているようです。

  一方、私がよく行く蘇州のスーパーでは山菜を売っていません。少し前に千島湖に行ってホテルのレストランでワラビを出していたので、珍しいと思って写真を撮ったほど、中国では田舎にでも行かないと山菜にお目にかかれないのではないかと思います(写真)。

  私は山菜の個性的な味で季節を感じるのが好きで、日本にいるときは時々、自分で山菜を採りに里山に入ります。そのくせで、蘇州の山を歩くときも山菜が無いか、自然と目が向くのですが、ほとんどありません。先日、穹窿山で長けたワラビとタラの幼木を少し見つけましたが、これは珍しい例です。

  そもそも里山が少ない。あっても岩山が多く、山菜の生育に余り適していない――これが理由ではないかと思います。そこで、都会に住む中国人は山菜になじみが無く、農家も栽培する動機が無いのでしょう。

  ひるがえって、日本の里山の豊かさを感じました。

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普段着と作業服の区別なし?

2009-05-18 07:16:21 | 買い物・衣食住

  この写真はどこででも見られる作業現場ですが、作業をしている男性も女性も普段着を着ているように見えませんか? 冬には、スーツ姿で土木作業をしている人を時折見ます。といっても着古したスーツですが。

  テレビで農村を映した時に、やはり普段着のまま農作業をし、そのまま家の中で生活する様子を見ることがよくあります。

  日本人は普段着、外出着、作業着を分けて着るのが普通です。一方、中国人はその区別をつけない人が多いように思うのですが、どうでしょうか? そうだとすると、この習慣の違いはどこから来るのか、どのような影響があるのか、関心があるのですが、いまのところ答えらしきものを思いつきません。内と外の区別がはっきりしている日本の家の構造が関係しているとは思いますが……。

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行きたくない散髪屋さん

2009-04-19 07:46:23 | 買い物・衣食住

  行きたくないけど仕方がない。私にとって蘇州の散髪屋さんはそんなところです。

  蘇州でこれまでに行った店は3軒あります。最低料金が35元のところ、60元のところ、38元のところの順番に行き先を変えました(1元は約15円)。

  何が嫌かというと、だいたいは何も聞かずに短く刈り上げてしまうのです。そこで、最近は短く刈り上げた頭部の絵を描いて×、すそだけを刈った好みの頭部の絵を描いて○をつけた紙を持ち込んでいます。ところが、先日、散歩の帰りに店の前を通ったので、絵を持たずに入り、「短くしないで」と頼んだのですが、刈りあがったときは後の祭り。そのうえ、刈り方がまだらで両耳の後ろ辺りが大きな禿のようになってしまっていました。

  かみそりで顔を剃ってくれることもありません。前に住んだソウルもそうでした。英国や米国に住んだ友人によると、「かみそりを首に当てられて安心しているのは日本人ぐらいなものだよ」とのこと。月に一度ぐらいは産毛も剃ってもらうのが気持ちいいのに……。

  その代わりというのか、蘇州では若い女性が散髪前に軽くマッサージをしてくれます。悪くはありませんが、無くてもいいサービスですね。

  住宅地の路地裏の普通の家の前や公園で客を椅子に坐らせて営業している散髪屋さんも時々見ます(写真)。料金は聞いておりませんが、安いんでしょうね。

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蘇州、観前街で”軽食祭”(下)

2009-04-03 07:55:40 | 買い物・衣食住

  会場では5,60ものテントの店が並んでいます。だいたいは焼肉、もち類、麺類など想像がつく食品ですが、中で1軒、「昆虫宴」という名の店があり、ヒトデ、さそり、さなぎ、ムカデ、タツノオトシゴなどおよそ10種類もの”げてもの”を油であげて売っていました(写真)。

  排毒、美容、高たんぱくなどのうたい文句つき。店先を覗き込む人は多かったですが、買う人は余りなかったようです。値段を聞くのを忘れました。

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蘇州の”軽食祭”(上)

2009-04-03 07:40:58 | 買い物・衣食住

  蘇州の繁華街、観前街で第1回小吃美食節が開かれているので、のぞいてみました(写真)。小吃とは写真の看板にあるような軽食をさします。屋台で串に刺して売っているものも小吃に入ります。

  中華レストランでの食事は多数で食卓を囲み、一皿には数人分の分量が盛り付けられるというのが伝統的なスタイルですが、最近は一人でとか、恋人と二人で外食する人が増えています。そこで、売れているのが小吃。観前街では軒下の店で羊肉の串刺しやゆがいたトーモロコシなどを買って、歩きながら食べている人がたくさんいます。


日本にない食材、ハツの仲間?

2009-03-09 08:52:06 | 買い物・衣食住

  この写真のキノコは日本で売っていないと思いますが、蘇州のスーパーでは1年中売っています。多分栽培できるのでしょう。1個1元(約14円)程度。

  日本でとれる代表的な食菌のひとつであるハッタケや、食毒不明だけれど公園などにたくさん生えている白ハツに形が似ていますから、ハツの仲間だと思います。ただ、ハッタケや白ハツは肉質がもろいけれど、このキノコはかなり弾力性をもち、噛むとシャキシャキした食感があります。味は淡白で、これといった特徴はありません。

  中国野菜は随分日本に入りました。そのうち、シイタケやキクラゲのような昔から日本にあったキノコの輸入だけでなく、新しい中国キノコ”も入るのではないでしょうか。 

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