中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

慰めてくれた雪山

2009-10-29 17:41:25 | 旅行

  普達措国家公園で一番美しいと言われるスポットを見逃しました。と言っても、私が想像していたような湖畔に高山がそそり立つような景色ではなかったのですが、大失敗に違いありません。

  落ち込んでいた私の気分を慰めてくれたのが、麗江に帰るバスの窓から見えたこの写真の雪山でした。隣に坐っていた中国人は「哈巴(ハパ)雪山」と言っていました。麗江近くになると、前に紹介した玉龍雪山に代わり、そのころには落ち込んだ私の気分もかなり戻っていました。

  今回は香格里拉関係の8本を出稿しました。香格里拉関係の記事は今朝も出稿しています。

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神秘的ではない香格里拉の町

2009-10-29 17:40:37 | 旅行

  香格里拉は本来、中甸という名前です。地図にも中甸と記載されています。しばらく前に、米国人作家の小説とそれを基に製作された映画「失われた地平線」のなかで、この地域が桃源郷として紹介されたといいます。それ以来、地元の人たちが、仏教用語で「浄土」を意味する香格里拉という名前を使うようになり、中央政府も認めるようになったのです。

  空気や水が澄んでいることは間違いありません。が、街の中は秘境とか桃源郷とか浄土と言ったイメージは感じませんでした。人口10万の都市です。繁華街もありました(写真)。


大失敗――最も美しい景色を見逃す

2009-10-29 17:39:16 | 旅行

  特別美しい景色でもないのに、お見せして恐縮です。実は、この写真の奥に写っている湖畔まで行けば、このコースで一番美しいと言われる湖と高山が見えるスポットがあるのに、私はこの写真の地点で引き返してしまったのです。

  なぜ、そんなことになったのか。いくつかの要因が重なりました。

 ・バスに乗っているガイドの説明が聞き取れなかった。
 ・同じ団体の4人の仲間と一緒にこのスポットに降りたのですが、その中で車酔いした女性がいて、4人ともトイレ近くで休憩することになり、私一人で先に行った。
 ・先を見ても高山は見えず、1回目のスポットと同じ湖畔を歩くだけかと思い、どこかの写真にあった高山が身近に見えるスポットがもうひとつあると思い込んだ。実は、高山が身近に見えるのは別のコースで、ここは湖畔に行っても遠くに高山が見えるだけのスポットだった。
 ・看板を見ると4つのスポットがあるのに、停車したのはこれで3つ目だった。
 

  引き返したときは確信犯で、時間もボンベの酸素も余裕を残してバスに乗ったのです。それが、しばらくすると元の出発点に戻ってしまったではないですか。実は、バスは看板にある一つ目のスポットを飛ばして運行されていたのです。何のために、こんな奥までやってきたのか、分かりません。あーあ。

 


谷間は大牧場

2009-10-29 17:35:57 | 旅行

  コースのところどころ、谷間に比較的なだらかな高原が広がっているところがあります。すべて牛や馬の放牧地になっています。

  写真はその中でも一番大きな牧場で、この画面に収まっているのは全体の3分の一ぐらいです。奥の山の右方麓に牛か馬が芥子粒のように見えます。


樹木に藻のような草が寄生

2009-10-29 17:35:11 | 旅行

  この公園一帯の松や杉などの高木に限らず、低い木にも、藻のようなものが絡まりついています。山を遠くから見ると、木々の濃い緑と、この藻のようなもののうす緑でまだら模様に見えました。

  近くで見ると(写真)、太目の糸のような草がびっしりと木の幹に寄生しています。4000メートル級の高原にだけ生える草なのでしょうか。


唇?

2009-10-29 17:30:55 | 旅行

  香格里拉についた翌朝早くから普達措国家公園に向いました。富士山頂より高い標高4000メートル以上の高原です。

  公園に入る前に商店に案内され、防寒コートを借り(26元)、酸素ボンベを2本(49元×2)を買うよう勧められました(1元は約14円)。水やチョコレートも買いますよう勧められましたが、私は用意した水で済ませました。

  公園内は専用バスが決まったコースを次々に走るようになっていて、ポイント、ポイントで停車します。ポイントで自由に時間を使い、どのバスに乗ってもいいのです。出発して3時間ほどのうちに元の場所に戻る約束で、ガイドからもしばらく離れました。

  最初に停車したのは属都湖。湖畔につけられた木道を30分ほど歩きました。何と言うことはない、富士五湖のどれかの湖畔を歩いているようなものです。高度が高いことと、前後、数珠繋ぎに人が歩いていることが違うだけ。

  静かな湖面に映った湖畔の山を写真に撮りました。中央がくびれている山だったので、まるで唇のように写っています。

  


香格里拉で出迎えてくれた白塔

2009-10-29 17:28:51 | 旅行

  香格里拉の入口辺りに大きなチベット仏教の白塔が建てられていて、訪れる人々を迎えてくれました(写真)。

  着いた日に案内されたのは小さなチベット仏教寺院と唐卡(タンカー)博物館でした。香格里拉はチベット高原の南部にあり、チベット族の地域であることを思い知らされました。

  寺院の中ではチベット医学の説明と、手のひらを触って病状を判断する高僧の診断が行われました。チベット医学は主にチベット仏教の僧侶によって受け継がれてきたそうです。診断で説明されても私は聞き取れず、失礼になると思って遠慮しました。

  唐卡というのは仏画です。唐代の初期、チベット王に嫁いだ(政略結婚)公主(皇帝の娘)が、人々が重い仏像を背負って移動しているのを見て、仏像に代わる仏画を勧めたのが始まりと、博物館で知りました。

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激流中の岩が奇観の秘密

2009-10-29 08:55:01 | 旅行

  川幅が狭くなって激流になる、その真ん中に巨大な岩が突き出して、激流がさらにぶつかり合い、渦になったり、水が飛び跳ねたりと言う奇観を呈します(写真)。この組み合わせは、神のいたずらというしかないですね。


川幅が急に狭まる

2009-10-29 08:54:21 | 旅行
  なぜ激流になるかと言えば、川幅が急に狭まるからです(写真)。狭いところは30メートルと言います。源流に近い上流と言えど長江は長江。普通の川幅のところは、日本でいえば東京の江戸川、大阪の淀川ほどもあります。