中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

上海の南京東路をしのぐ歩行者天国

2009-10-04 19:30:34 | 旅行

  黄興路の真ん中2キロほどが歩行者天国になっています。道幅が広く、中央に緑地帯が取ってあります。目抜き通りのひとつ人民路と交差するところは、人民路のほうを地下にくぐらせ、この上は広場にするというかなり大胆な構造です。周りにファッションを中心とする店があり、露店もたくさん出ています。

  中国の歩行者天国は上海の南京東路が最初で、これと北京の王府井が2大歩行者天国と言われますが、長沙のこの歩行者天国の方がよく出来ていると思いました。周囲の店の比較は別です。

  明日早朝から張家界2泊3日のツアーに参加できることになりました。しばらくブログを出稿できないと思いますので、今日は朝に続いて夕方も6本出稿しました。

  ここまで書いて、長沙が毛沢東の出身地である関連の記事がないことに気づきました。実は、南昌以上に革命讃歌色が強いのだろうと予想していたのですが、意外にあっさりしています。たまたま出くわさなかったのかもしれませんが、私のこのブログでは触れずに終わります。

  一日一回クリックして投票をお願いします→http://blog.diary-ranking.com/cgi-bin/in/ueno/

 


綺麗な道

2009-10-04 19:25:28 | 旅行

  茶楼の従業員に教えてもらった長沙一の繁華街という範囲に入る黄興南路に行ってみると、街路樹が非常に綺麗な道でした。両側の歩道には樹齢を重ねたスズカケ(プラタナス)が並び、中央分離帯がかなり広い緑地になっていて、楠木が2列に植えられ、奇石や潅木を使った庭園風にしつらえてあります(写真)。蘇州の道前街に匹敵するか、上を行く道だと思いました。

  長沙の幹線道路は広くほぼ碁盤の目のようになっているので、整然とした感じを受けます。自動車の数も南昌や蘇州より少ない感じです。ただ、車と歩行者の信号無視は何処も同じです。


茶室の窓からの景色

2009-10-04 19:24:25 | 旅行

  この写真は杜甫江閣6階の茶室から湘江の対岸を写したものです。遠くの山は岳麓山風景区といって市民の憩いの場になっています。

  噴水は時折上がります。この噴水のあたりは対岸のように見えますが、河のちょうど中間にある中洲です。


茶店でいい思い出

2009-10-04 19:22:51 | 旅行

  長沙の第一印象が悪かったことを書きましたが、こんどはいい思い出になった話を書きます。

  長沙市の真ん中を湘江(日本語読みはしょうこう)と言う大きな河が流れていますが、その河畔に杜甫江閣という楼閣があることを地図で見つけて行って見ました。杜甫は亡くなる直前、このあたりに小舟を泊めてかなりの期間寝泊りし、たくさん詩を残しています。そのあと、湘江を遡り、洞庭湖を越えた辺りで貧困のためになくなりました。

  この楼閣は6層の立派な外観ですが、2005年に建てたもので昔からあったものではありません。しかし、湖南出身の歴史上の人物紹介や、奇石の展示などそれなりに工夫してあり、6階の茶室は見晴らしもよく、心地よい風に当たりながら地元の銘茶を楽しむことが出来ました。

  このお茶が日本で有名な龍井茶と同じく一掴みの葉っぱをコップにいれ、お湯を注いで28元しました(1元は約14円)。中国のお茶は日本並みに高いので、茶楼で飲むとこのぐらいはします。お湯は何回も注いでくれます。

  ところで、若い女性従業員にこの建物がいつ建ったかを聞こうとして、入場券を出したら、それを見た従業員が「入場券を買ったのですか」と言った後、聞き取れないことをしゃべって、入場券を持って下に下りていきました。かなり時間が経っていたから、切符売り場まで行ってくれたのでしょう。入場料12元を返してくれたのです。お茶を飲む人は入場無料のようです。

  帰り際に、「私は日本人です、貴方の好意はずっと記憶します」と感謝の気持ちを表すと、はにかみを含んだ笑顔で「再見」といってくれました。


国慶節の休み中も補習

2009-10-04 19:20:23 | 旅行

  有名な省博物館に行く途中、かばんを持った高校生が続々と歩いてくるのに出会いました。聞いてみると高等中学3年生(日本の高校3年)で補習があったといいます。国慶節の8連休の真ん中、しかも日曜なのに……。ちなみに中国の大学入試は9月ですから、まだ丸々1年あります。

  この中国の校門には国慶節を祝う横断幕が張ってありましたが、通用門を生徒が盛んに行き来していました(写真)。

  初等中学生の子供を持つ友人がいますが、「学校から帰っても食事と眠る時間以外は勉強しないと遅れる」といっていました。とにかく中国の子供たちはものすごく勉強させられているようです。

  ところで、事前に行きたいと狙いを定めたのは省博物館だけでしたが、午後1時半ごろに着いたのに、もう切符は売り切れと言って入れてくれません。「日本からわざわざ来た」といってもだめ。幸い、明日から張家界の3日ツアーに行った後、7日の桂林行き夜行が取れず、8日の夜行になっていたので、8日に来るからどうすればいいかと聞くと、「朝8時半ごろから並べ」と言った後、ネットで予約する方法を教えてくれました。ところが、先ほどホームページを開いたら、8日までもう予約で満杯。とにかく8日8時半に並んでみて、顛末はまた報告しますが、国慶節とはいえこんなに人気が高い博物館は初めてだし、なぜ午後1時ごろに打ち切ってしまうのかも分かりません。


第一印象が悪い長沙

2009-10-04 19:18:30 | 旅行

  3日夜に湖南省の省都、長沙にはいったのですが、立て続けにいやなことが3件起きました。

  列車駅前のタクシー乗り場に長い列が出来ていましたが、タクシーがなかなか来ず、1時間近く待って乗ったタクシーは15分ほど走ってホテルに着き、15元ほど払いました(1元は約14円、初乗りは6元)。翌日、地図を買ってみると、ホテルと駅までは2キロもなく、歩くと20分ほどで着きました。遠回りをされたのです。私は2回目の経験です。中国ではよくあると聞きます。

  部屋にはいると、タバコの煙のような臭いが鼻を突きました。しばらくしてタバコではなく部屋の臭いだと分かりました。そこまではよくあることですが、荷物を持って案内したボーイが、私が「おおー」と声をあげたとたん、聞き取れないことをしゃべり、「ドアを開けておきますから」と言って逃げるように帰ってしまったのには腹が立ちました。

  部屋にインターネット回線がありますが、接続が「限定的」で3日の夜と4日の朝は必要なサイトに接続できません。中国のサイトだと接続するのかとやってみると、有料回線の案内が出てきました。30分8元、1時間12元、4時間25元、24時間60元。これでつなぐと、自動的にホテルの案内につながり、この画面を消すとまた有料回線の案内に戻ります。係りを呼んで説明を求め、ホテルの案内を消さずに、下に格納しないといけないことが分かりました。ほかにも使い勝手の悪いことが多く、初めからホテル料金に含めて確かな回線にしてもらったほうがずっといい。ホテル代を安く見せるためなのでしょうか(4日夕方はホテルの回線でつながりました)。

  この3件とも、どうにもせこい感じがします。写真は泊まったホテル。5星になっています。

  一日一回クリックして投票をお願いします→http://blog.diary-ranking.com/cgi-bin/in/ueno/

 


空き部屋が目立つマンション

2009-10-04 08:00:51 | 旅行

  この写真は象湖のほとりに建つマンション群です。「湖畔に残るただひとつのマンション」といううたい文句を書いた大きな垂れ幕が下がっていました。

  昨日紹介した市政府がある新地のマンション群もそうだったのですが、このマンション群も完成したのに一部入居しているだけで、大半が空き部屋になっています。金融危機で売れないのか、投資目的で買った人が多いのか。

  全国的にこのようなマンションが多いような気がします。GNPの増加に貢献しているものの、一方で不良資産が増えている恐れがあります。金融危機の中で8%成長を確実にしたといわれる中国経済ですが、危うさが潜んでいることも確かでしょう。

 今日は4本出稿しました。

 一日一回クリックして投票をお願いします→http://blog.diary-ranking.com/cgi-bin/in/ueno/


いわれは古いが整備は新しい

2009-10-04 07:58:41 | 旅行

  写真の庭園は、2つ前に紹介した象湖の少し南にある、やはり水辺を利用した庭園です。八大山人と呼ばれる、明の太祖から数えて9代目の王が住んだことで有名なのですが、観光地としての整備は新しいと思います。植えられている木がみんな若いので開放感はありますが、年月の重みとか、深みというのは出ていません。

  古いものは、それだけで値打ちがあるものだと感じます。


10数年前にできた鳥の楽園

2009-10-04 07:58:04 | 旅行
  前日、渡り鳥の保護区で失敗した穴埋めではないのですが、やはり渡り鳥がたくさん来ることで有名な天香園にいってみました。1996年に出来たいわばテーマパークです。やはり、渡り鳥のコーナーは閉鎖中でしたが、人口の滝(写真)や盆栽が楽しめました。

全国クラスの観光スポットは少ない

2009-10-04 07:57:34 | 旅行

  次の目的地、長沙行きの”新幹線”は17時05分発なので、他の観光スポットをまわりました。しかし、どれもまあまあといったところで、結局全国クラスは藤王閣だけのような気がします。私は藤王閣より佑民寺のほうがいいと思いましたが……。

  市街地の中に琵琶湖の3分の一ぐらいの湖が2つもあることが、市民の憩いの場を作っています。特に、中心から南西へバスで2,30分のところにある象湖は真ん中に堤ができていて、天橋立のような景観になっています(写真)。

  島にある楼閣や塔もよく、今日回った中では一番お気に入りでした。堤の中心にある宮に入るのに料金がいるほかは無料。佑民寺といい、何か、無料か安いものばかり気に入っているようですが。

  一日一回クリックして投票をお願いします→http://blog.diary-ranking.com/cgi-bin/in/ueno/