中国旅行記: スーの「あら!中国」

中国・蘇州を拠点に定年後を楽しむ男が、中国での日常生活や旅行で「あら」「おや」「へー」と感じたことを文章と写真で綴る。

雲が低い

2009-10-27 06:15:08 | 旅行

  大理の洱海で海抜が2000メートル近くあります。そのせいでしょう。雲が随分低く見えました(写真)。大理の天気は変わりやすく、滞在中、雨こそ降りませんでしたが、雲の形は刻々変わりました。

  今回は大理の写真、記事を10本出稿しました。

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湖の水を汲み上げて灌漑

2009-10-27 06:14:35 | 旅行

  写真の上のほうに高架になった水路が見えます。湖の近くから陸地に100メートル以上引き込まれています。

  湖は一番低い位置にあり、周囲の田畑は緩やかな傾斜になっています。想像ですが、水路の左端にある塔のような建物の中で湖の水をポンプで汲み上げ、水路を通して水を土地の高い場所に誘導し、そこから低い田畑に水を流しているのだと思います。


伝統家屋で統一されている農業地域

2009-10-27 06:12:16 | 旅行

  大理で一番気に入ったのが、洱海周辺の白族が住む農業地域一帯が黒がわらに白壁、壁に水墨画のような装飾といった伝統的な家屋で統一されていたことです(写真)。

  伝統を重んじる白族の考えからでしょうか、市が奨励金でも出して統一しているのでしょうか、とにかくあちらこちらの集落が統一されています。すぐ前に紹介した大理の遠景を写した写真でも分かるように、家の高さも2階建てがほとんどで、たまに3階建てがある程度です。

  壁の装飾はひさしの下に額縁のように縁取った中に描かれていることが多いのですが、壁一杯に描かれていることもあります。内容は花鳥風月、伝説上の動物、寿のような縁起のいい漢字などさまざま。壁が真っ白なので絵や字が映えます。

  みやげ物店で埋まった古鎮より、このような家の集落を散歩できたら気持ちがいいと思いましたが、全てバスの中から観賞するだけでした。


楼閣からの景色

2009-10-27 06:07:01 | 旅行
  古鎮にあるひとつの楼閣の下から撮った写真です。古鎮の中心はみやげ物店や飲食店で埋まっていますが、この写真のように少し離れるとまだ静かなたたずまいを残しています。

せせらぎをうまく利用した古鎮

2009-10-27 06:06:17 | 旅行

  山麓に古鎮が残っていて案内されました。規模はそう大きくありませんが、二つの楼閣を持つしっかりした古鎮です。

  山から流れ出る川を利用して、せせらぎの音を聞きながら飲食できるようにした場所がありました(写真)。


白族の町、大理

2009-10-27 06:05:45 | 旅行

  大理は三方を山で囲まれ、低い部分が洱(アル)海という琵琶湖の半分近い表面積をもつ湖になっています。滋賀県をひと回り小さくしたような都市です。写真は古鎮がある山麓から撮りました。

  人口が約330万人ですから、日本の感覚なら大都市ですね。13の少数民族が人口の半分以上を占め、うち白(ペー)族が100万人ほどいるそうです。

  4000年ほども前から人が住み、7世紀には南詔国ができて、唐の玄宗皇帝に「南詔王」として認められました。元によって滅ぼされ、首都が昆明に移っるまでこの地域の中心として栄えたという歴史をもちます。

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旅行者、ガイドとも頻繁に入れ替わる

2009-10-27 06:04:45 | 旅行

  大理駅前で同じバスに乗った40数人は麗江で泊まるまでの2日間同行しました。ただし、泊まるホテルは三星級と二星級に分かれました(これは後のグループも同じ)。さらに、大理のガイドは麗江までついて来ず、この間はバスの運転手がガイド兼務です。麗江の半日は2人目のガイドがつきました。

  麗江に泊まった翌早朝、香格里拉から来たバスとガイド(写真。チベット族とのこと)が迎えに来ました。前日までの仲間のうち10人ぐらいは一緒でしたが、あとの30数人は別グループから合流です。この仲間で、香格里拉から麗江に戻るまでの2日間同行しましたが、ガイドは麗江には来ず、麗江で泊まるときは私一人が別のホテルにタクシーで送られました。

  麗江で翌日、また別のガイドとバスが迎えに来て40人ほどのグループに入りました。この中には最初のグループにいた2組6人が一緒でした。麗江から大理までこの仲間でしたが、ガイドはついて来ず、大理の駅前の大食堂で早い夕食をとったときに別のガイドが帰りの夜行列車の切符を渡しました。

  こんなに複雑で、よくついていけたものだと思います。それぞれのガイドは私の携帯電話の番号を知らされていますが、私の方は連絡先と言えば手配を頼んだホテルの代理店だけで、心細い限りです。

  それに、最初のグループで、一人旅をしていた中年の陽気な女性、鐘さんと親しくなり、ガイドの話を分かりやすく解説してもらったりしていたのですが、2日だけで別コースになってしまい、後はこのようなうまい人は見つかりません。

  また、ガイドやバス運転手が替わる為、無駄な時間も増えました。大理から麗江に行く途中、巨大な翡翠販売店で1時間半も浪費したと思ったら、麗江から大理に帰るバスが同じ店でまた1時間も使いました。この店は運転手のバックペイがいいのでしょう。

  ツアー料金は1500元と一人一部屋利用の加算300元(1元は約14円)。安いので、仕方がないとあきらめましたが、気疲れのするツアーでした。

  


大理に着いてガイド探しに一苦労

2009-10-27 06:02:37 | 旅行

  大理―麗江ー香格里拉のツアーから昆明に戻りました。数日、昆明に滞在する間に報告します。まずはこのツアーの内容から。前に紹介した海南・三亜ツアーなどとかなり違うところがありました。

  私は昆明のホテルで手配してもらったのですが、出発当日の午後4時ごろに大理行き夜行列車の切符を渡されます。370キロほどの距離なのに10時間もかけて到着したのが朝6時半。真っ暗です。この辺りは上海から2300キロも西にあるうえ、高い山に囲まれていますから、太陽は7時45分ごろにならないと出てきません(中国内は時差なし)。

  駅出口から道路まで数十段の階段がついていて、広い踊り場に白族の民族衣装を着た女性ガイド20数人が2列に並び、5人から10人ほどの客の名前を書いたA4版ほどの紙を胸の前に出しています(写真)。この中から自分の名前を探せというわけです。街灯の明かりや懐中電灯の明かりが頼りですが、私は3順目にやっと見つけました。待っていたのは男性で、多分少し遅れて到着したのでしょう。

  駅前の大食堂で朝食をとった後、バスに乗ったときは40数人のメンバーになっていました。このメンバーで最後までいくのかと思っていたら、さにあらず。途中で旅行者もガイドもどんどん代わりました。その辺の事情は次回に。

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