蘇州に住んで2年。駐在する日系企業の幹部の人たちに日本料理店などで話を聞く機会が何回かありました。その中から、中国人従業員の気質に関する部分をまとめてみます。
・中国人は職場の仲間や部下に仕事を教えない。教えると自分の職位が侵されると考えている。班長とかグループ長を対象に、部下に仕事を教えたら報奨金を出す制度を作ったが、だめだった。
・与えられた仕事にしか関心がない。だから、仕事や職場の改善提案を求めてもなかなか出てこない。
・いい改善提案を出した従業員に1000元(約14000円)を出したら、この従業員が仲間にいじめられてやめてしまった。出る杭を打つ傾向が強い。
・機械のメンテナンスが弱い。機械は動いていればいいという考えで、清掃や細かい補修を積み重ねて常にベストの状態にしておくという感覚が非常に弱い。
・中国は”演技の国”だ。本音を出さずに周りの状況に合わせて演技をする。
このような話がどれほど実態を表しているか、あるいは地場企業でも同じなのか、分かりませんが、日本人幹部のほぼ一致した見方でした。
写真は新区の人材資源市場(日本のハローワーク)に仕事を求めて列を作る中国人。入口は先を右に曲がったところです。
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