3244 サムティ 20年11月期決算
期末の決算ですね。
(括弧内は3Qと前期)
売り上げ、220億(3Q、164億)(前期、278億)
純利益、-45億(13億)(32億)
営業キャッシュフロー、-135億(-141億)(+52億)
総資産、881億(995億)(839億)
純資産、116億(173億)(164億)
負債、765億(821億)(675億)
現金・預金、57億(53億)(138億)
棚卸資産、212億(378億)(208億)
短期借入金、89億(117億)(31億)
1年以内返済予定長期借入金133億(140億)(155億)
ちょっとわかりにくいですけど、3Qまでは黒字だったんです。
それが棚卸資産の評価損などで大幅赤字。
まあ、この時点で評価損を出しているのは悪くない対応ですけども。
問題は、3Qまでに、ずいぶんと資産が増えていることです。
棚卸資産が、前期から比べてどっと増えてますね。
負債も増えて、現金は激減。
それが、期末では資産と負債は減っています。
要するに景気が悪くなってきているところで行け行けどんどんを続けたんですね。
やばい、ってんで慌てて軌道修正。
営業キャッシュフローは若干改善してますね。
ほんとに若干ですけども。
まあ、現金はまだあるし、とりあえず即死するような数字ではないと思います。
なんていっててつぶれたらごめんなさい。
あ、一応、継続企業の前提に疑義がつきました。
それでですね、リサの話。ここは3Qまで黒字。
優等生とか言ってる人も結構多いです。
しかし、この数字ってどうなのよ、って話。
ここは2Qに棚卸資産を急激に増やしています。
このせいで営業キャッシュフローは-234億。
売り上げが、205億ですから、これはすごい数字です。
リサの資産の中心はこの棚卸資産と買取債権と投資有価証券。
2008年12月期の期末で低価法を用いてしまうということなので、早く用いるのはいいことなのですが、評価損はけっこう来るんじゃないだろうか。
3Qで41億の黒字だし、棚卸資産の比率はそんなに高くないのでそれだけで赤字に転落することはなさそうですが。
あと、投資有価証券いついては子会社のものが多いようで、なんともいえません。
ケネはこれで猛烈な損失が出ると12月に発表しましたが。
ま、赤字になっても現金はそれなりにあるのでいきなりドボンということはないと思いますが、ほかと比べて良いほうと言えるのか、ちょっとわかりません。
もちろん、パシなんかよりはましですけどね。
それで、明日はまたパシの日ですね。
おそらく最初から、23日ではなくて明日あたりに出す予定だったと思うのですが。
そうでないと決算は通りそうもないんですよね。
注目はちゃんと出るかどうかはもちろん、財務制限条項にどのくらいひっかかるかです。
もしも、遅れた理由がそこにあるとすれば非常に危ないですけどね。
一応、明日にしたと言うことは、事業計画を出すので、今後の見通しも立ってますよ、というアピールができるからではないかと。
あ、今ちょっと見たら為替がぶひー。
ドルがいきなり滝登り。ていうか円が下がったんですね。
ダウナスも当然上げてます。
どうなるかな。


トラコミュ 株ってどうなの!?
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