今頃で恐縮ですが、ダイワスカーレットがあまりにも当たり前に勝ってしまったので、ひょっとして他の馬が弱いのかと思わないでもなかった有馬記念ですが、タイトルの安馬はダイワスカーレットのことではありません。
血統的に言って安いはずがないのだ。
37年ぶりに有馬記念を牝馬が制覇したというのは散々いわれていることですが、その37年前に勝ったトウメイが安馬なのでした。
wikiによれば、母があまりに見かけが悪くて、なかなか種付けが出来なかったそうですが、トウメイ自身も見かけが悪く、なかなか引き取り手がなかったそうです。
実はですね、これを書くと年齢がばれますが、トウメイのことは記憶にあります。
子供のころですね、ダービーゲームという、今思えばメチャクチャしょぼいゲームをやって喜んでいたおいらですが、それがちょうど1971年。
んで、12月に父親が函館で入院していたんですが、一時帰宅の際、場外馬券売り場で馬券を買ってきたんですね。
まあ、場外馬券売り場ですから、普通、馬券を買ってくるわけですが。
つうか、馬券なんて買ったことなかったと思うんですが、なぜかそのときは勝って来たんですね。
その馬券が、1971年の有馬記念。
3枚買って来たんです。
1-8、4-8、5-6。
当時は枠連ですからね。といっても登録は9頭で8枠以外は1頭ずつですが。
んでね、父親が、母とおいらに1枚ずつ選べというわけですね
おいらは1-8にしますた。
アカネテンリュウとメジロアサマは名前をきいたことがあったからです。
母は、5-6。ともに牝馬のジョセツとトウメイ。
残りの4-8が父の馬券と。
メジロムサシとメジロアサマ。
ちなみに8枠は、メジロムサシともう一頭、カミタカという馬でした。
ところがですね、ちょうどそのころ、お馬さんの風邪がはやってまして、アカネテンリュウとメジロアサマが風邪ひいちゃったんですね。
なにそれ。
1-8の馬券は消滅。まあ、払い戻しですけど。
んで、8枠のもう一頭、カミタカですが、まったく人気薄。
8枠の有力馬メジロアサマが休みになって、馬券的には悲惨なわけですね。
だってね、8枠はメジロアサマがいたので倍率は低いのに、カミタカしかいなくなってしまった。
それで、馬券的にはとても困ったので、なんとカミタカも休めと。
友引といわれてましたが、そういう大技が出たわけです。
んで、1枠と8枠関連の馬券はすべて払い戻しと。
まあ、馬券を買った人には良心的とも言えますが、なんともむごい。
もちろん、1-8のおいらは1頭も出走しないので、どっちらけ。
そして、レース。
もちろん、トウメイが勝って、史上3頭目の牝馬制覇になったわけですが、なんとも妙なレースでした。
つうか、おいらの初めての競馬なのだ。
他にもですね、当然いろんな安馬がいます。
なにしろ、サラブレッドはこれまでたくさん生まれてますから。わら
サンデーサイレンスは血統が貧弱で、2万5千ドルでも誰も買わなかったんですね。
これはね、時代を考えると165万円のトウメイより悲惨です。
それがとんでもないことに。
いったい幾らお金を生み出したことか。
ま、とにかくダイワスカーレットが勝ってよかったです。
ほっとしました。
有馬記念では牝馬の成績はひどいですからね。
最近で上位に来たのはヒシアマゾンとエアグルーヴぐらいですかね。尋常でないレベルの馬でないと牝馬では上位にも入れないんですよね。
去年2着で今年は1着というのは、ひょっとしたら桁外れに凄いのではないかと。
んだば、良いお年を。
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