STEP WORLD LL日進駅前教室

ステップワールド英語スクール LL日進駅前教室:講師のブログ

フォニックスと発音指導

2019-04-13 02:03:39 | 英語教室

  フォニックスとは?

 フォニックスは、英語の綴り(スペリング)と発音との間の規則性を示しています。フォニックスを学ぶと、英語の綴りを見ただけで、ある程度の読み方は分かります。逆に言えば、英語の綴りが、音を聞いただけである程度が想像付くようになります。

 LL日進駅前教室の方針

 LL日進駅前教室では、発音指導には力を入れています。

 まず、低学年クラス(幼児&小1~2)では、アルファベットの正しい発音練習を通して、フォニックス(Phonics)の素地を作ります。

 そして、P1クラス(主に小3~5)の後期からフォニックス(Phonics)教材の使用を開始して、P2クラス(小4~6)で、さらに詳しく学習します。

 P3&P4クラス(主に小5~6)以上では、『英単語マスター1800』などで、主要な発音記号も学習しています。

 フォニックス学習の注意点

 フォニックスの学習について、私(水野)は以下のような注意点があると考えています。

 正しい発音でフォニックス学習を行っていない場合があります。

 例えば、Fを[fu]、Sを[su]、Pを[pu]、Hを[ha]などと、母音は入らないはずの音に母音を入れて練習してしまっているのです。これは、生徒の皆さんの問題だけではなく、残念ながら、フォニックスを指導している先生の発音もそうなってしまっている場合があるようです。そのような間違った発音で練習するフォニックスは、何のためにやっているのかよく分かりません。

 英語綴りと発音は完全には一致していません。

 例外はあります。フォニックス万能ではないのです。(沢山ありますので、ここでは敢えて具体例は省略します。)

 フォニックスが分かるからと言って、英語力が魔法のように飛躍的に伸びる訳ではありません。

 フォニックスを学ぶと、英語の読み方が分かるだけです。その意味が分かる訳ではありません。また、読むことが出来るからと言って、「使う(発信する)」ことが出来る訳ではありません。

 大切なのは、フォニックスも含めて、4技能5領域(「聞く」「話す:やりとり」「話す:発表」「読む」「書く」)の練習をバランス良く続けていくことです。

 アルファベットの発音

 「アルファベットをしっかり発音出来る!」と思っている皆さんは多いかもしれません。しかし、アルファベットの発音を軽く見てはいけませんアルファベットは、英語発音で大切な個々音のかなり多くの部分を含んでいます。基本を疎かにしてはいけません。

 かなり進んだ英語学習者でも、正確に発音することが出来ている人はほとんどいません。「わかっているつもり」「出来ているつもり」にはならずに、しっかりと基本を身に付けましょう

 ローマ字について

 「学校でローマ字を学習するので、英語の綴りと混乱している」というご相談を受けることがあります。確かに、小学校で習うローマ字は、英語の読み方と混乱する原因になると思います。中学生が習うヘボン式ローマ字ならば少しは英語に近いですが、それでも、英語の表記に使われるアルファベット文字が持っている音(英語発音)を「ローマ字式発音」での日本語の子音や母音に置き換えてしまう現象(カタカナ発音)が起きてしまいます。かなり進んだ英語学習者でもこの傾向があります。

 私は、英語とローマ字は違うので、練習をしてその違いに慣れる事が必要だと思います。

 皆さん

 自分の意見を発信することが出来るように、教室での指示をしっかりと守って、フォニックスと共に、4技能5領域(「聞く」「話す:やりとり」「話す:発表」「読む」「書く」)の練習をバランス良く続け行きましょう

(水野克哉)


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