博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

地下原発

2011年07月06日 | 環境・エネルギー
 じゅんじさん、興味深い情報をありがとうございます!
 地下原発都市ジェルツノゴルスクすごいですね。さすがロシア、スケールが違いますね。荒廃しているのは1970年以降に開発が始まり1989年に工事がストップした区画だけで、ジェルツノゴルスク自体は21世紀の今日イノベーション新産業クラスター都市として何だか発展しているみたいで、これまたすごい話ですね。ここの原発は電力に加えて都市に温熱供給(コージェネ)を行なう高効率なシステムですね。

 ところで日本でも、地下に原発を設置する構想が20年前の1991年に衆議院議員の山本拓氏によって提唱されたことがあります(写真)。私はこの本を20年前に読んだ記憶があります。驚いたことに5月31日に民主、自民両党の首相経験者が顧問に名を連ねる「地下式原子力発電所政策推進議員連盟」(会長・平沼赳夫たちあがれ日本代表)が発足し、自民党の森喜朗元首相や民主党の石井一選対委員長ら約20人が出席したのだそうです。

ソースです⇒
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110531/stt11053117580006-n1.htm

 確かに地下に原発を作れば事故が起こった時、放射能を封じ込められるでしょう(地下水系へのリスクはありますが)。でもコストはとんでもなく嵩むでしょう。ロシア(旧ソ連)は軍事目的でコストを度外視できたから作れたのであって、民生用ではとても引き合わないような気がします。まあジェルツノゴルスクの場合は安全のために地下に原発を作ったというよりは、アメリカからの核攻撃に備えること、秘密を守るということが優先事項だったので、地下200メートルという大深度に作ったのであって、民生用であればもっと浅くてもいいのでしょうが、それでも現在の施設よりも割高になるでしょう。そうまでして何で原発にこだわるのでしょうね。ウランも原油と同様枯渇性資源であることには変わりがないでしょうに…

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1 コメント

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Unknown (じゅんじ)
2011-07-07 20:03:53
昨日夜この日記を拝見したとき、詳細なレスポンスの速攻さに驚きました!(その時酔っていて、酔ってメールなど書くと後で後悔することが多いので昨日書くのを思いとどまり今書いています)

>私はこの本を20年前に読んだ記憶があります。

さ・さすが管理人様!と思いました(笑)
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