博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

地球の出

2024年06月09日 | 環境・エネルギー
 上の写真は「 地球の出(英語名: Earthrise)」(注)と名付けられた「史上最も影響力のあった環境写真」として有名です。1968年12月24日のクリスマスイブに、史上初の有人月周回飛行を実現したアポロ8号のウィリアム・アンダース宇宙飛行士がハッセルブラッドカメラで撮影した写真です。 月の地平線(月平線)に浮かぶ青く小さく美しい地球の写真は、何よりも地球の有限性を人々に印象付けまし . . . 本文を読む

MHD発電の実用化?

2024年03月25日 | 環境・エネルギー
 3月22日の本ブログでご紹介したヘリオン・エナジー社のニュースの中に「・・・もう一つの特徴は核融合反応からエネルギー形態として熱を取り出すのではなく反応から出てくるα粒子を使って電磁誘導で直接発電を行う可能性があるということです。これも、もし本当ならかなり画期的なこと・・・」という箇所がありました。しれっと報道されておりますが、これってMHD発電のことではないかと思い興奮しました(も . . . 本文を読む

ヘリウム3(3He)の思い出

2024年03月24日 | 環境・エネルギー
(昨日の続きです) 以下は、ブログ主の思い出話です。ブログ主は1992年から2002年までの約十年間、東京にある某シンクタンクで研究員をしていました。主に科学技術政策や環境・エネルギー政策の調査研究に従事していました。現在のJAXA(日本宇宙航空研究開発機構)の前身のNASDA(宇宙開発事業団)からの委託で日本の宇宙開発政策の調査研究にも従事していました。ブログ主とは別の研究グループでは月面のヘリ . . . 本文を読む

ヘリウム3(3He)はどこにあるのか。

2024年03月23日 | 環境・エネルギー
(昨日の続きです) 重水素とヘリウム3(D-3He反応)の核融合への道が拓けたとなりますと、核融合発電の実用化に新たな展望が見えてきたということで、いろいろな意味で人類の未来にとっておめでたいことではあります。D-3He反応には大きな課題が二つありました。一つは核融合反応を起こす温度が重水素・トリチウム反応(DT反応)では摂氏1億度程度ですが、D-3He反応では摂氏十億度程度という途轍もない超高温 . . . 本文を読む

D-3He反応が実現?

2024年03月22日 | 環境・エネルギー
 報道によりますと、米国の核融合技術開発のベンチャー企業である「ヘリオン・エナジー社」が、磁場反転配位(Field-Reversed Configuration:FRC)型核融合実験設備である「Polaris(ポラリス)」の一部を稼働させ、FRC型プラズマの生成に成功したとのことです(注1)。思わずブログ主は我が目を疑いました。急いでヘリオン・エナジー社のホームページを閲覧(注2)してみましたが、 . . . 本文を読む