博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

西側への恐れとは

2022年02月28日 | 時事
(昨日の続きです) プーチン大統領はNATOの東方拡大について病的ともいえる恐れを抱いています。ソ連が崩壊し30年が経過した21世紀の現在、NATO軍がロシアに侵攻する可能性など皆無だと私たちは思っているので、プーチン氏の懸念はいかにも不自然に見えます。一体プーチン氏の懸念は何に由来するのでしょうか?それは昨日、本ブログでご紹介したNATOの歴史に由来するのかもしれません。  NATOの結成が19 . . . 本文を読む

WTO解体から31年

2022年02月27日 | 時事
 今年は、1991年7月1日にワルシャワ条約機構(英文の略称WTO:Warsaw Treaty Organization)が解散してから31年になります。WTOは1955年に旧ソ連を中心に東欧6か国(旧東独、旧チェコスロバキア、ハンガリー、ルーマニア、ブルガリア、ポーランド)が結成した軍事機構です。上の図はWTOの紋章です(ウィキペディアより引用)。1956年のハンガリー革命や1968年の「プラハ . . . 本文を読む

中央ラーダの旗の下に 2

2022年02月26日 | 時事
 昨日の続きです。上の図はウクライナ中央ラーダ共和国(ウクライナ人民共和国)の国旗です(注)。 ニコライ・オストローフスキイの『鋼鉄はいかに鍛えられたか』(岩波文庫)は主人公パーヴェル・コルチャーギンの目を通して(ボリシェビキ側の視点で)この時代を描いています。 いかがでしょうか。この悲惨な歴史は。でもここまででも20世紀のウクライナの悲惨な歴史の序の口にすぎないとしたら? この後、1930年代の . . . 本文を読む

中央ラーダの旗の下に(再掲載いたします)

2022年02月25日 | 時事
 昨日の続きで、私が2014年3月11日に本ブログに掲載した記事を再掲載いたします。上の写真は昨日と同じくモスクワのホテルで注文した「ウクライナ風水餃子」です。中央ラーダの旗の下に2014年03月11日 | 歴史 帝政ロシアはマルクスとエンゲルスからは「諸民族の牢獄」と呼ばれていました(「牢獄」と呼ばれた国は他にもありましたが)。旧ソ連の圧政と比べれば、帝政ロシアの支配は緩やか . . . 本文を読む

ルーシの世界(再掲載いたします)

2022年02月24日 | 時事
ウクライナ情勢が悲惨な事態を迎えています。クリミア問題が起こった2014年3月10日に私が本ブログで掲載した記事を以下に再掲載いたします。どうか、ご参考になさっていただければと思います。上の写真は私が2014年の9月にモスクワのドモジェドボエアーホテルのレストランで注文した「ウクライナ風ボルシチ」です。「ルーシの世界」2014年03月10日 | 歴史 ウクライナ情勢が緊迫化していますが、遠く離れた . . . 本文を読む