博多住吉通信(旧六本松通信)

 ブログ主が2022年12月から居住を始めた福岡市博多区住吉の生活や都市環境をお伝えします。

命名の由来

2020年04月28日 | 宇宙開発・天文
 水星探査機「みお」の名称の由来はどのようなものでしょうか。JAXAホームページの解説によりますと、「みお」とは「河川や海で船が航行する水路や航跡の意味をもちます。これまでの探査機の研究開発の道のりを示すとともに、これからの航海安全への祈りが込められています。また、古くより船が航行するときの目印にする標識を澪標(みおつくし)と云い、和歌では「身を尽くし」の掛詞になることから、努力と挑戦を続けるプロ . . . 本文を読む

なぜ水星へ向かうのか

2020年04月27日 | 宇宙開発・天文
 さて、なぜそんなに苦労して「みお」は水星へ向かうのでしょうか?それは水星の持つ特徴が興味深いからです。「みお」はプラズマ・粒子観測装置、磁力計などの観測装置で水星周辺の宇宙環境、特に磁気圏で起こる様々な物理現象を探査するそうです。水星には地球のような磁場-地球よりかなり弱いのですがーがあります。以下はJAXAの「みお」の紹介ページからの引用ですが、「惑星が磁場を生むには内部に溶けた金属核をもち、 . . . 本文を読む

水星への遠い道 歴史

2020年04月26日 | 宇宙開発・天文
 昨日は水星へ探査機を送る技術的な難しさを紹介いたしましたが、実際にこれまで水星へ送り込まれた探査機は、63年の宇宙開発の歴史の中で2機しかありません。一方火星には、NASAは1963年のマリナー3号(失敗)からキュリオシティまで失敗も含めて16機も送りこまれています。最初の水星探査機はNASAのマリナー10号(上の写真です)です。マリナー10号は1973年11月3日に打ち上げられ、金星スイングバ . . . 本文を読む