記念日・年中行事
○絆の日
人と人との「絆」を大切にと兵庫県神戸市の株式会社アートファーマーが制定。「絆」は社会を支
える上での基本的なものとして、その重要性を広く社会にアピールするのが目的。日付は絆を忘
れないようにと勿忘草の月である4月と27日を絆の「つな」と読む語呂合わせから。
絆とは、絶つことのできない人と人との結びつき。ほだし。「紲」とも書く。絆は犬や馬を繋ぎとめて
おく綱のことを言い、平安時代の『和名抄』にはその使用例が見られる。絆は離れないように繋ぎ
とめる意味から、家族や友人など、人と人とを離れがたくしている結びつきを言うようになった。
絆の語源は諸説あり、「頸綱(くびつな)」「騎綱(きづな)」「繋綱(つなぎつな)」の意味、「引綱(ひ
きづな)」の上略など、動物を繋ぎとめる綱という点では共通している。
○ロープデー
「4(よい)2(ツー)7(な)」で「よいつな」(良い綱)の語呂合わせから。
綱とは、植物の繊維や針金などを長く撚り合わせたもの。一般に縄や紐より太いものをいう。ロー
プ。綱を作るのに蔓を用いたことにより、古く、蔓状の植物をいった「つな(蔓)」からと考えられ、「
つな(蔓)」は「つた(蔦)」と同根の語である。
「つなぐ(繋ぐ)」とする説もあるが、「つなぐ」の語源が「綱」と考えるべきであろう。
○世界生命の日
1991年の4月25日から4月27日まで東京で開かれた国際生命尊重会議で制定。「胎児の人
権宣言」が採択された会議最終日を記念日とした。
○駅伝誕生の日
1917年のこの日、京都・三条大橋から東京・上野不忍池までの508kmを3日間をかけて走る
東海道五十三次駅伝競走が行われた。
○国会図書館開館記念日
1897年のこの日、「帝国図書館官制」が公布され、1972年に図書館として創設された東京図
書館が「帝国図書館」と改称されて、欧米の国会図書館に倣って整備拡充を図ることとなった。
1947年12月4日に国立図書館と改称、1949年に国立国会図書館支部上野図書館とされ、
蔵書は国立国会図書館中央館に引き継がれた。
○婦人警官記念日
1946年のこの日、警視庁で日本初の婦人警官62人が勤務に就いた。GHQの指示によるもの
で、2月21日に募集要項が出され、1300人が応募した。
○哲学の日
紀元前333年のこの日、ギリシアの哲学者・ソクラテスが、時の権力者から死刑宣告を受けて、
刑の執行として獄中で毒を飲んで亡くなった。
アテナイ(現在のアテネ)で活動し、対話的問答を通じて相手にその無知(無知の知)を自覚させ
ようとしたが、アテナイ市民には受け入れられず、告発され死刑判決が下された。弟子たちは脱
獄を勧めたが、「悪法も法」だと言って毒杯を煽ったのだった。
○悪妻の日
紀元前399年のこの日に刑死したソクラテスの妻が悪妻として有名であることから。
○さとうきびの日(4月第4日曜日)
1977(昭和52)年、沖縄県糖業振興協会が制定し、以来毎年4月の第4日曜日に設定。この日
沖縄各地の優秀なさとうきびの審査があり、沖縄県さとうきび競作会の表彰式などが行われる。
○駒ヶ根ソースかつ丼の日
長野県駒ケ根市の名物で、ご飯の上に千切りキャベツを敷き、その上に秘伝のソースをくぐらせ
たカツを乗せた丼「駒ヶ根ソースかつ丼」。その駒ヶ根ソースかつ丼を多くの人に知ってもらうこと
と、駒ヶ根の街おこしを目的に、駒ヶ根市内の飲食店の有志で結成した駒ヶ根ソースかつ丼会が
制定。日付は会が結成された1993(平成5)年4月27日から。
□花まつり(神輿渡御)(宮城県塩竈市・志波彦神社・鹽竈神社)
神輿渡御を日中~夜頃まで行う。神輿渡御は年3回行われている。花まつりは境内の桜が満開
となる4月の第4日曜日に行われる氏子三祭の一つ。作物の不作に困った氏子が鹽竈神社に祈
願したところ天候が回復し作柄もよくなったことから、これを感謝して安永7(1778)年に始まっ
たまつり。
○第33回春日部藤まつり(埼玉県春日部市・ふじ通り、※雨天順延4月29日〈火・休〉)
通りの両側に藤棚が1km程続く「ふじ通り」を会場に、マーチングバンドなどのパレード、流し踊り
・和太鼓・ヒップホップダンス・よさこいソーランのほか、吹奏楽、マジック、エイサー、阿波踊りなど
が繰り広げられる。また、沿道は出店でも賑い、見て・食べて・買って楽しむことができる春の祭。
□孔子祭(東京都文京区・湯島聖堂)
儒学の祖である孔子を祀る行事。式典では、野菜・果物などのお供え物をし、神式で執り行われ
る。
□諏訪神社例大祭(新潟県佐渡市・川原田商店街)
7~17時頃まで3組の鬼太鼓が町内の各家々を、家内安全・子孫繁栄・商売繁盛・五穀豊穣を
願って門付けして回る。また、19時から大万燈8基が神輿の前を照らしパレードを行う。
○第49回甲州市ふるさと武田勝頼公まつり(山梨県甲州市大和[やまと]中学校校庭)
武田勝頼公一族の霊を慰め遺徳を偲ぶまつり。戦国時代さながらの出陣絵巻やパレード、地元
中学生らによる巫女の舞、小学校児童による甲斐天目山勝頼公太鼓の奉納が行われる。盛りだ
くさんのステージイベントに加え、歌謡ショーも行われる。10時30分~(予定)。
□文殊堂春祭り(長野県上田市・文殊堂)
文殊菩薩に祈祷して知恵の団子をまく祭り。食べると頭がよくなるといわれる知恵の団子まきは
奪い合いになるほど。各種催し物や屋台なども出店する。
○第46回草津宿場まつり(滋賀県草津市・JR草津駅周辺~草津市役所一帯)
「草津宿場まつり~東海道・中山道出会い街~」をコンセプトに、時代行列(篤姫行列・和宮行列)
や子供から大人まで楽しむことのできるステージイベント、街道で行うパレードなど盛りだくさん。
旧草津宿の歴史と伝統を身近に楽しみ、昔と今の草津を知ることができる。
□安楽寺春の特別公開(京都市左京区・安楽寺、4月27日~29日、9:30~16:30)
通常非公開のお寺だが、4月桜、5月つつじ、花の開花に合わせ、庭園をはじめ、本堂・書院が
公開される。本堂では30分おきに、お寺の由来の説明が行われている(約10分程)。
□道成寺会式[どうじょうじえしき](和歌山県日高町・道成寺)
安珍清姫の悲恋物語で有名な道成寺で行われる会式は、清姫の執念によって鐘とともに焼き尽
くされた安珍の鎮魂祭。祭りの見ものは、物語に基づき清姫が大蛇と化して安珍を追いかける様
を再現したジャンジャン踊り。25mの張り子の大蛇が体をくねらせ火炎をはきながら安珍を追い
かけ、寺の62段の階段を一気に駆け上がり、鐘にとぐろを巻く。
○第25回淡路だんじり唄コンクール(兵庫県南あわじ市西淡公民館大ホール、9時~19時)
「義理人情を力強く唄いかわす!」 淡路の伝統芸能『淡路だんじり唄』。淡路人形浄瑠璃から派
生し、広まった淡路独特の伝統芸能である。その保存・継承と振興を図るため年1回のコンクー
ルが開催される。
●出演団体(予定)祭り・保存・継承の部・・・13団体、特別出演の部・・・1団体、愛好の部・・・4団
体、少年・少女の部・・・5団体、計23団体。
○第25回井原市北条早雲まつり( 岡山県井原市・高越城址公園)
戦国時代の名将・北条早雲に因むまつり。北条早雲が誕生し、青年期を過ごした高越城址で、早
雲を偲んで開催される。伝統芸能が披露され、青空市「早雲市」も開かれる。雨天時は荏原[えば
ら]小学校に場所を変えて開催。
□百手の神事(鳥取県鳥取市・姫路神社)
毎年春祭りに行う。諸国に疫病が流行した時、それを鎮めるために始まった神事で、村民の息
災、悪疫退散、五穀豊穣を祈願する。神事は1年12か月を意味する12本の矢を、垂れゴモの的
に向かって放ち、当たり具合によって吉凶を占う。
○鹿野ええもん市(鳥取県鳥取市・鹿野そば道場横駐車場)
鹿野町の特産品を安価で販売するなんでも市。町内のグループが出店。各店舗とも店主自慢の
品々が訪れる客をうならせる。新鮮な野菜や山菜、地元の材料をふんだんに使った加工食品な
どお勧め。
○天草西海岸春の窯元めぐり(熊本県天草市・天草町及び苓北町[れいほくまち]の9窯元〈9会
場〉、4月27日~5月6日)
2008年3月に国の伝統的工芸品に指定された天草陶磁器の展示即売が各窯元で開催され
る。期間中は通常より2割~5割引きで販売される掘り出し物もある。8時30分~17時。また、
窯元によっては絵付けや手びねり体験、工場見学、農産物や特産品の販売なども行われる。
○彩恋こい鯉まつり(いろどりこいこいこいまつり](徳島県上勝町・月ヶ瀬温泉・月ヶ瀬温泉キャン
プ村、4月27日~5月6日)
勝浦川を挟んでキャンプ場と温泉の間に約800匹の鯉のぼりが吊り下げられる。5月の連休に
はいろいろなイベントが催される。
○比謝川鯉のぼりフェスタ(沖縄県嘉手納町総合福祉センター及びその周辺、10~15時)
子どもたちの健やかな成長を願い、比謝川上空に約200匹の鯉のぼりが揚げられる。鯉のぼり
掲揚のほか、子供たちの舞台発表や、多彩なイベントがあり親子で楽しめる。
シャガ(射干、著莪) fringed iris
【花言葉】「反抗」「抵抗」「決心」
【概要】
シャガ(射干、著莪、学名:Iris japonica)はアヤメ科アヤメ属の多年草。種小名japonicaは「日
本(産)の」という意味であるが、中国原産で、古くに日本に渡来し、野生化(帰化)したものである
と言われている。シャガという和名はヒオウギ(檜扇)の漢名「射干(ヤカン)」を日本語読みしたも
のと言われ、葉がヒオウギに似ているところから間違って名付けられたものと言われている。別
名でコチョウカ(胡蝶花)と呼ばれる。形が胡蝶に似るところから。
人家近くの森林周辺の木陰などの、やや湿ったところに群生する。三倍体のため種子が発生しな
い。このことから日本に存在する全てのシャガは同一の遺伝子を持ち、またその分布の広がりは
人為的に行われたものと考えることができる。したがって、人為的影響の少ない自然林内ではあ
まり自生しない。スギ植林の林下に見られる場所などは、かつては人間が住んでいた可能性が
高い。中国には2倍体の個体があり、花色、花径など多様な変異がある。
【特徴】
草丈30~70cm。根際から生える葉は線形で、長さ30~60cmの光沢のある緑色。
開花期は4、5月で、アヤメ(文目)やハナショウブ(花菖蒲)より時期は早い。花茎は高さ30~7
0cmになり、上部を分枝して、花径4~5cmくらいの淡い紫色(淡白紫色)の花をつける。朝開い
て夕方萎む。外花被片の縁は細かく切れ込み、中央部に橙黄色の斑点と鶏冠状の突起があり、
その周りに淡紫色の斑点がある。内花被片はやや細く、先は浅く2裂する。花柱の裂片の先は2
裂し、更に細かく裂け、花弁のように見える。3倍体のため結実しない。
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・花
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・葉
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【詳しい育て方】
■主な作業
花茎切り:花が終わった花茎を見苦しく思うなら切り取る。タネはできないので放置しても実用上
は差支えない。
■栽培環境
やや湿り気のある明るい日陰で育てる。かなりの日陰に耐えるが、あまり暗すぎると花付きが悪く
なる。
■水遣り
鉢植えの場合は、表土が乾いたら十分に与える。極端な乾燥は好まない。水切れを繰り返すと葉
が傷み、生育が悪くなる。庭植えの場合は、よほど晴天が続いて乾燥しない限りは必要ない。
■肥料
花後に親指大の油かすの玉肥を5号鉢で2~3個施す。葉の色が悪いようなら、その際に3要素
等量配合の液体肥料を1週間おきに2~3回施して回復させる。庭植えの場合は、特に必要な
い。
■用土
水はけのよい土であれば特に土質を選ばない。赤玉土小粒7:腐葉土3の配合土のほか、市販
の草花培養土でもよく育つ。乾きやすい土は向かない。
■植え付け・植え替え
基本的花後に植え替えるが、3月頃や9月頃でも構わない。よくふえてすぐに根詰まりを起こすの
で、鉢植えの場合は毎年植え替える。庭植えの場合は、特に植え替えの必要はないが、3年ごと
に掘り上げて株分けをする。予定外の場所にふえたものは早く抜くか、早めに移植する。
■ふやし方
株分け:植え替え時に株を分ける。3~5芽で1株になるようにハサミで切る。
■病気と害虫
特にない。
■ポイント
明るい日陰でよく育つ
やや乾燥気味を好む
タネはできない、株分けでふやす