記念日・年中行事
▲世界知的所有権の日(World Intellectual Prorperty Day)
世界知的所有権機関(WIPA)が2000年に制定。1970年のこの日、「世界知的所有権機関を
設立する条約」が発効し、同機関が発足した。
知的財産の役割とその貢献を強調するとともに、人間の試み・努力に対する意識及び理解の向
上を図ることを目的としている。
○リメンバー・チェルノブイリ・デー
1986年のこの日、ウクライナ共和国キエフの北方約100kmにあるチェルノブイリ原子力発電
所第4号炉で、大爆発事故が発生した。周辺地域に大量の放射性物質がまき散らされ、史上最
悪の原発事故となった。
○よい風呂の日
「よい(4)ふ(2)ろ(6)」の語呂合わせ。日本のお風呂は元々蒸し風呂が主流だった。しかし、江
戸時代以後に、浴槽を設けたものが現れ、蒸し風呂は次第に廃れていった。
「よい風呂の日」は、親子で風呂に入って対話を深めたり、家族同士の触れ合いを促すことを目
的にしている。
○七人の侍の日
1954年のこの日、黒澤明監督の『七人の侍』が公開された。戦国時代に百姓に雇われた七人
の侍が野武士集団と戦う物語で、前半と後半に分かれて構成され、前半は主に侍集めと戦の準
備、後半ではの武士との本格的な決戦が描かれている。
シナリオやアクションシーン、時代考証等を含めて高い評価を得、その後の多くの映画作品に影
響を与えた作品である。黒澤監督がマルチカム撮影方式を初めて採用した作品としても知られ
ている。マルチカム撮影方式とは、複数のカメラで1つのシーンを同時に撮影し、編集作業で1本
に繋ぐ方法である。
○世界獣医(師)の日World Veterinary Day(4月第4土曜日)
世界獣医学協会(WVA)が提唱。
○オンライン麻雀の日
健全な娯楽としてオンライン麻雀の普及、振興を目的に、オンライン麻雀を運営する株式会社シ
グナルトークが制定。日付は4と26で麻雀のメンバーを集めるという意味の「4人(4)でつる(2
6)む」の語呂合わせから。また、メンゼン派の「for(4)ツモ(26)」と鳴き派の「四副露:スー(4)
フー(2)ロー(6)」と読むこともできる。実際にはシグナルトークが提供するオンライン麻雀ゲーム
”Maru-Jan"が2004年4月26日に正式にリリースされたことを記念する日である。
○第67回松前さくらまつり(北海道松前町・松前公園〈松前城周辺一帯〉、4月26日~5月18
日)日本さくら名所100選に選定されている松前公園には約1万本の桜が植えられ、約250品
種が1か月に渡り次々と開花していく。津軽海峡を眺めながら見る桜は見事。松前神楽などの郷
土芸能の公開や鎧武者の姿で写真撮影ができるイベントなどもある。付近の光善寺には伝説の
残る血脈桜がある。
○花と植木まつり(青森県平川市・猿賀公園、4月26日~5月6日)
植木問屋協会による植木・花の販売。9時~17時。フリーマーケットなどのイベントが開催され
る。約8万平方mの公園にソメイヨシノや八重桜などの桜が咲き誇り、花見を楽しむ行楽客で賑
わう。園内の見晴ヶ池ではボート遊びもできる。
○伊佐沢念佛踊り(山形県長井市・伊佐沢小学校グランド、19:30~)
念佛踊りは、400年の歴史を持つ郷土伝統芸能。大名行列の要素と歌舞伎的要素、そして念佛
踊りの3要素からなる珍しい踊り。樹齢1200年の久保桜の下、丸くなって踊る「輪踊り」の形で
披露される。
○竜神峡鯉のぼりまつり(茨城県常陸太田市・竜神大吊橋、4月26日~5月18日)
奥久慈県立公園に位置し、V字渓谷の美しい竜神峡にある竜神ダムに竜神大吊橋が架けられて
いる。天に昇る竜をイメージした主塔が美しい竜神大吊橋は全長375mで歩行者専用として日
本最大の規模の長さを誇る。ダム湖面からの高さは約100m。四季折々のパノラマが広がるこ
の橋で「竜神峡鯉のぼりまつり」が開催される。約1000匹の鯉のぼりが大空を群泳する姿は圧
巻。豪快な新緑の山々を背景に壮大な風景を作り上げる。期間中、物産市などさまざまなイベン
トがイベントが開催される。
○益子[ますこ]春の陶器市(栃木県益子町・益子城内坂、道祖土[さやど]地区を始め町内各
所、4月26日~5月6日)
日用品から陶芸作品まで、格安で販売。販売店50店舗のほか、約500張りのテントが立ち並
ぶ。テントでは新進作家や窯元の職人との会話を楽しむことができる。その他、地元産の農産物
などの即売もある。
○上田真田まつり〈長野県上田市・上田城址公園、中心市街地、4月26日~4月27日)
上田城築城400年を迎えた昭和58(1983)年、真田〈さなだ〉一族の意気を伝え、城下町の活
性化を図るために始められた。真田幸村公大阪城入城400年となる本まつりは、前夜祭と本祭
の2日間解される。まつりのメインとなる信州真田鉄砲隊演武、武者行列、決戦劇は本祭で行わ
れる。
□獅子舞神楽(愛知県豊川市・萩原神社、4月26日~4月27日)
萩原神社に奉納される獅子舞は、26日18時頃出発、21時頃神社到着(予定)。27日9時頃出
発、11時頃神社到着(予定)。子供獅子舞神楽を笛や太鼓に合わせて踊り、最後に萩原神社に
奉納する。また27日の15時30分頃から厄落としの餅投げも行われる。
◇端午の節句(三重県伊勢原市・おかげ横丁、4月26日~5月5日)
古きよき時代に込められた願いを大切にして「端午の節句」を祝う。鎧と兜を身に着けての記念
撮影やレトロな計器で身体測定を楽しめる。
□春の夜灯り(京都市左京区・宝泉院、4月26日~5月6日、受付18:00~20:30)
客殿で柱と柱の間を額に見立てた「額縁の庭園」がライトアップされる。
○第36回大原女[おはらめ]まつり(京都市左京区・大原の里、4月26日~5月11日10:00
~16:00〈雨天中止〉)
大原女装束で緑溢れる大原の里を散策。
・大原女姿で想い出作り(要予約/着付け無料)大原女着付けは10:00~14:00受付終了。
・大原女時代行列 5月10日13:00~15:00(寂光院→勝林院)
□東寺五重塔初層の特別拝観(京都市南区・東寺、4月26日~5月25日9:00~17:00)
世界文化遺産・東寺、世界一高い木造の五重塔。初層内部は極彩色に彩られ、大日如来に見立
てた心柱を囲んで金剛界四仏が安置されている。
□元伊勢春の大祭(京都府福知山市・元伊勢内宮皇大神社)
10時から神前にて、春季例大祭が執り行われる。13時から神楽殿において7名の巫女による
元伊勢神楽が奉納される。
○せんいのまち児島フェスティバル(岡山県倉敷市・JR児島駅周辺から児島駅前商店街及び味
野商店街・野崎家住宅に至る一帯、4月26日~4月27日)
「児島駅周辺エリア」「三白市[さんぱくいち]エリア」「ジーンズストリートエリア」3つのエリアごと
に、さまざまなイベントが盛りだくさん。「メイドイン児島」に拘った販売テントも出展され、地元下津
井の「たこ飯」等の飲み食い横丁も人気がある。
○第71回尾道みなと祭(広島県尾道市・尾道駅前港湾緑地ほか市街地一円、4月26日~4月
27日)尾道発展の礎となった尾道港築調の恩人「平山角左衛門」を祀った平山霊神社の例祭を
中心とした祭。2日間に渡る「ええじゃんSANSA・がり」創作踊りコンテストを中心として、ステー
ジイベントや郷土芸能等によるふるさとステージ、パレードなどさまざまなイベントで賑わう。見
て、食べて楽しめる、尾道を代表する祭。
○第64回春の壺まつり(山口県防府[ほうふ]市・末田・堀越地区。4月26日~4月27日)
毎年春に末田・堀越地区で開催される陶器市。毎年多くの陶器ファンで賑わう。窯元見学、実演
、体験、陶器の即売会など各種のイベントが開催される。
エビネ(海老根)
【花言葉】「気取らぬ魅力」「謙虚」「誠実」「忠実」「賑やかな人柄」
【概要】
エビネ(海老根、学名:Calanthe discolor)はラン科エビネ属の多年草。地生ランである。
ジエビネ(地海老根)、ヤブエビネ(藪海老根)と呼ばれることもある。北海道西南部から沖縄島、
朝鮮半島の南部、中国の江蘇省、貴州省に分布。低山の林の中や林縁に生育する。
和名のエビネは、地表近くにできる根茎が節が多く、曲がって連なり、その伸びている様子が海
老の背に似ていることから来ている。
属名のカランセ(Calanthe)は、ギリシア語の「calos(美しい)」+「anthos(花)」が語源で、そ
の花の美しさに因る。種小名のdiscolorは「2色の」という意味である。
【特徴】
草丈は30~50cmで、葉は長楕円形~倒卵状披針形で先は尖り常緑で、長さ20cm、幅5cm
くらいあり縮れている。葉の数は2~4枚で、地際から生える。
開花期は4~5月で、新芽の展葉とともに高さ30~50cmの花茎を伸長させる。2、3個の苞が
ある。花序の半ばより上に多数の花をつける。花はほぼ横向きに平開する。萼片は狭卵形、側花
弁は倒卵状披針形、共に先は尖る。唇弁は3つに裂け、左右の裂片が広い。真ん中の裂片は更
に2つに裂ける。中央の裂片には縦に3本の隆起線があり、先は板状に立ち上がる。唇弁の基部
は深くくぼんで後ろに突出し、長さ0.8~1.0cmの距になる。花後にできる実はさく果である。
花の色は変異が多い。萼片と側花弁は赤褐色、褐色、黄褐色、緑褐色、緑など。唇弁は白また
は薄紫紅色。花の色に基づいてアカエビネ、ダイダイエビネなどの品種を認めることがある。固
有の変種とされるものにアマミエビネ(var.amamiana、奄美大島、徳之島に分布)、カツウダケ
エビネ(var.kanashiroi、沖縄県に分布)、ハノジエビネ(var.divaricantipentala、徳之島に分
布)がある。
・エビネの群落
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/e/ef/Calanthe_discolor_group_
in_Mount_Ryozen_2011-06-04.jpg
・花
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/8/8b/Calanthe_discolor2.jpg
・葉
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/zukan_gazou/ebine_ha.jpg
・実
http://kawasakimidori.main.jp/webzukan/zukan_gazou/ebine_mi.jpg
・アカエビネ(f.rosea)
http://www.sanyasou-sodateru.com/saibaiharu/ebine/ziebineko.jpg
・ダイダイエビネ(f.rufoaurantiaca)
http://www.sanyasou-sodateru.com/saibaiharu/ebine/ziebineryou.jpg
【主な原種、園芸品種】
キリシマエビネ(Calanthe aristulifera)
常緑広葉樹林に生える種。寒さにやや弱く、-5℃では葉が激しく傷んで著しく衰弱する。低湿度
や乾燥にも弱く、性質もやや弱い。
http://members2.jcom.home.ne.jp/hanayosikita/21239kirisimaebine1.jpg
キエビネ(Calanthe atriata)
エビネの近縁種。花は鮮明な黄色で、距は小さく、しばしば柑橘系の香りがする。北国では防寒
した方が無難。
http://kyonohana.sakura.ne.jp/blogs/bunya/%E3%82%AD%E3%82%A8%E3
サルメンエビネ(Calanthe tricarinata)
日本では主に東北地方や北海道、四国・九州のやや高い山に見られる。暑さにたいへん弱く、熱
帯夜の続く関東地方以西の低地では栽培できない。
http://www.h2.dion.ne.jp/~tokujuya/LOVELOG_IMG/200994N058C8E2193FA_
ニオイエビネ(オオキリマエビネ、Calanthe izuinsularis)
伊豆諸島特産種で、常緑広葉樹林の湿った場所に見られる。多花性で強い芳香がある。寒さと
暑さに弱いため、きちんとした温度管理のできる栽培設備が必要である。
http://nioiebine.chu.jp/page_thumb14.html
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み:花が半ば以上終わったら、株の根元をしっかりと押さえ、花茎をしっかりと握って捩
じるように上に引っ張って取る。
はかま取り:葉が生長し切った6~7月、葉の根元にある筒状の葉鞘(はかま)が黄ばんだり、褐
色になっていたら、切り取る。
防寒:北風に当てないようにする。その上で冬になったらヤシ殻チップを厚さ3~5cm敷くか、農
業用の保護シートを被せ、霜と寒気を防ぐ。さらに、エビネ、サルメンエビネとその系統の園芸品
種群は雪の下に埋めておくのも、良い手段である。
■栽培環境
鉢植えは強い風が当たらない日陰で育てる。特の冬の乾燥した北風は厳禁である。空中湿度が
高い方がよく、6~9月は60~70%、それ以外の季節は40~50%遮光する。
エビネ、キエビネ、交配種は庭植えもできる。落葉樹の下に鉢植え用土を盛り土するか、腐葉土
やヤシ殻チップを混ぜて土壌改良をし、15cmほど高くした上に植え付ける。寒さの厳しい地域
では、交配種でもキリシマエビネやニオイエビネの系統のものは適さない。
■水遣り
鉢植えは、表土が乾いたら十分与える。冬も意外に乾きやすく注意が必要である。
庭植えの場合は、生育期間中に1週間以上雨が降らず、暑く乾燥した状態であれば十分与え
る。芽が出て十分生長し切る(はかま取りをする)までは水を上からかけてはいけない。芽に水が
たまって軟腐病になる恐れがある。
■肥料
3~6月の生長期は窒素主体の肥料を施す。月1回、親指大の油かすを5号鉢なら5つ、月ごと
に位置を変えて鉢縁に埋め込む。同時に観葉植物用の液体肥料を3000~4000倍に薄めて
週1回施す。7~9月の充実期はリン酸、カリウム主体の緩効性化成肥料を置き肥する。規定量
よりやや少なめにしておくと失敗がない。同時に、リン酸とカリウムのみの液体肥料を4000倍に
薄めて週1回施す。
■用土
ヤシ殻チップの中粒と大粒を等量混ぜたものか、ヤシ殻チップ5:硬質鹿沼土小粒3:軽石小粒2
の割合で配合したものを使う。ヤシ殻チップは軽く水を含ませてから混ぜ合わせる。
■植え付け・植え替え
植え替えの適期は開花前の3月、開花直後、または9月。開花直後の場合は葉を傷めないよう
に注意して扱う。鉢植えは2~3年に1回植え替える。鉢は5号鉢以上の駄温鉢やプラスチック鉢
など乾きにくいものを使う。植え付けるときは新芽のあるほうを広く開け、偽鱗茎が生長するスペ
ースを確保する。庭植えは4~5年に1回植え替え、混み合った株を整理し、植え直す。
■ふやし方
株分け:大きい株は分けることができる。新芽と3~5個分の偽鱗茎を付けて1株とする。
バックバルブ吹き:葉のついていない偽鱗茎を1~2個ずつに分けて水ゴケで植え付ける。3~
6か月新しい芽が出て、小苗になる。
■病気と害虫
病気:ウィルス病、軟腐病
ウィルス病は、エビネ栽培で最も恐ろしい病気。治療不能であるため、発病した株や用土、鉢は
処分し、その周辺の株も隔離する。予防するには、ウィルスを媒介するアブラムシを防除する。
作業でハサミを使う場合には、1株ごとに刃を火にあぶってウィルスの伝染を防ぐ。
軟腐病は新芽が腐って抜けたり、倒れて枯れる病気で、「すっぽ抜け」とも呼ばれる。腐った部分
は悪臭がする。
害虫:アブラムシ、ハダニ、カイガラムシ、ケムシ類、ナメクジ
アブラムシは主に春に、ハダニやカイガラムシは夏に多く発生する。ナメクジは新芽や蕾、花を食
害する。葉を食害するケムシが5~7月に発生することもある。
■まとめ
水切れに弱いので、土の表面が乾きかけたらたっぷり与える
夏の高温多湿を避け、風通しのよい場所で育てる
1年を通して適した場所になるように置き場所を工夫する
・エビネの植え替え
https://www.youtube.com/watch?v=-AmJHMSm7K4
・エビネの庭植え
https://www.youtube.com/watch?v=kMNQ93Bwidg