記念日・年中行事
○大仏の日
752年4月9日(新暦5月26日)、奈良・東大寺の大仏(廬舎那仏座像)開眼供養が行われた。
○左官の日
日本左官業組合連合会が制定。4(し)9(く)で「しっくい[漆喰]」の語呂合わせ。
○反核燃の日
青森県労働組合が制定。1985年のこの日、北村青森県知事(当時)が県議会の全員協議会で
核燃料サイクル施設の推進を表明した。これにより議会の承認を得たとして、それ以後核燃施設
の建設が進められて行った。
○美術展の日
1667年のこの日、パリで世界初の美術展が開催された。
○食と野菜ソムリエの日
野菜と果物がある豊かな食生活を提起する日として、日本野菜ソムリエ協会が制定。野菜や果物
の魅力を伝える人材(野菜ソムリエなど)を通じて、食を楽しむ社会の実現をアピールし、食事に
関して考え、家族と食事をする日になどが目的。4と9で「しょく[食]」の語呂合わせ。
○子宮頸がんを予防する日
子宮頸がんは前がん状態で発見すればがんになる前に治すことができ、予防できるがんである。
このことを広く知らせ、検診率を上げるため啓発活動を行っている東京の「子宮頸がんを考える市
民の会」が制定。4と9で「子宮[しきゅう]」と読む語呂合わせ。子宮頸がんについてセミナーなど
を行う。
○よいPマンの日
冬春期ピーマンの主産地である茨城県、高知県、鹿児島県、宮崎県の4県のJAグループ(JA全農
いばらき、高知県園芸連、JA鹿児島経済連、JA宮崎経済連)で組織する「がんばる国産ピーマン
プロジェクト」が制定。ピーマンの出荷量が増える4月により多くの人においしいピーマンを食べて
もらうのが目的。日付はPと9が形が似ていることから「よい(4)p(9)マン」の語呂合わせなどか
ら。
□金刀比羅[ことひら]神社春季大祭(京都府京丹後市・金刀比羅神社、4月9日~4月10日)
9日宵祭りには境内に80件ほどの露店が並ぶ。10日11時~祭儀(本殿)。また9日14時~21
時、10日9時~15時には宝籤(純金小判、御神酒、御鏡餅、自転車、家電製品のほか豪華景品
多数、空籤なし)を開催。災難除開運のお守り(1体500円)を受けると1回ひくことができる。
○京都御所春季一般公開(京都市上京区・京都御所、4月9日~4月13日、9:00(開門)~
15:30(閉門)、最終退出時刻16:45)
春と秋の年2回、申し込み不要の一般公開がされる。宜秋門[ぎしゅうもん]から入門し、清所門
[せいしょもん]から退出する。春興殿前広場で12日雅楽演奏・13日蹴鞠が披露される。天皇陛
下の傘寿[さんじゅ:80歳)を祝って正門建礼門が解放される(ただし、通行不可)。
ペーパーカスケード paper daisy
【花言葉】「思いやり」「同情」
【概要】
ぺーパーカスケード(学名:Helipterum anthemoides'Paper Cascade'[=Rhodanthe
anthemoides'Paper Cascade’)はキク科ヘリプテルム属の半耐寒性多年草、オーストラリア原
産。「ヘリクリサム・ペーパーカスケード」の名で流通するが、ヘリクリサムの園芸品種と言われる
が、実際にはヘリクリサム属ではなく、ヘリプテルム属である。また、「ハナカンザシ(花簪)」の名で
も流通することがあるが、本来的なハナカンザシはRhodanthe chlorocephala spp.rosea=
Helipterum roseum)である。
属名のHelipterumはギリシア語の「helios(太陽)+pteron(翼)」が語源で、「太陽の翼」という
意味である。
宿根草であるが、夏越しが難しく一年草扱い。
【特徴】
草丈10~20㎝程度。葉身は披針形で、互生する。
開花時期は3~5月、花茎をたくさん出しその先端に花径2㎝くらいの花を1個ずつ付ける。花は
開くと白色であるが、外側の総苞が赤みを帯びているので、長円錐形の小さな蕾は赤褐色であ
る。内側の総苞は発達して花弁状になる。これは紙のように薄く、色は白で、先端のみ少し赤味
を残す。舌状花はなく、芯(筒状花)の黄色と白の総苞の対比が美しく可憐である。
・蕾
http://ecx.images-amazon.com/images/I/51E884QWc9L._SL500_AA300_.jpg
・開花した花
http://happamisaki.jp-o.net/flower/h/paper02.jpg
nifty.com/photos/uncategorized/2009/04/12/ha01090408s01papercascade003
【育て方】
■主な作業
夏の高温多湿で枯れてしまうと考えた方がよい。寒冷地では夏越しが可能であるが、温暖な地域
では夏に消えてしまう。夏越しする場合は、地上部を数cmほどにバッサリと切って、夏は風通しの
よい日陰で管理する。下に垂れる性質があるので、吊り鉢に植えて楽しむことができる。
■栽培環境
室内の日当たりのないところで管理しているとせっかくの蕾が開かないということがある。寒さに
は強く防寒の必要はない。本来は北海道で越冬するほどの耐寒性があるが、早いときは2月にす
でに店に出回っているペーパーカスケードは温室育ちで無理に咲かせているので耐寒性は低く、
霜に当たっただけでしんなりしてしまう。いきなり戸外で管理せず、春までは室内の日当たりで管
理し、暖かくなったら戸外に出す。
■水遣り
乾燥を好み、過湿には弱いので、土が乾いてから水を遣る。土が濡れている間は水は遣らない。
■肥料
ほとんど肥料を必要としない(緩効性肥料を元肥として少量土に混ぜておく)。肥料が多いと枯
れる。鉢植えでは11月と3月に緩効性化成肥料を控えめに施す。
■用土
水はけのよい砂質の弱アルカリ性の土を好む。
庭植えの場合、植え付け場所に予め石灰をまいて耕し、酸性を中和しておく。粘土質で水捌けが
悪い場合は川砂を混ぜて水はけをよくしてから植え付ける。
■植え付け・植え替え
春先に園芸店などに花付き株が出る。少し鉢が小さい場合が多いので、こういう時は根鉢を崩さ
ず一回り大きな鉢に植え替える。苗の植え付け適期は1~4月。
寒冷地で夏越しした鉢植えは、2年に1回、9月下旬~10月に一回り大きな鉢に植え替える。こ
の時根鉢は崩さずそっと植え替える。
■ふやし方
挿し木(芽):挿し木の適期は春4~5月と、夏越しした株では秋、9月下旬~10月。葉のあると
ころでやや硬くなった部分を5cmぐらい切って水揚げし挿し木用土などに挿し木する。
タネまき:苗は流通しているがタネは流通しない。タネが採れればまいてふやすことができる。
■病気と害虫
病気:特にない
害虫:アブラムシが発生することがある。見つけ次第、薬剤をまいて駆除する。
■ポイント
なるべく日に当てて育てる
高温多湿に弱く、夏越しは風通しのよい日陰で管理する
加湿には弱い、乾燥気味に育てる