記念日・年中行事
○読み聞かせの日
大阪に本部を置き、読む人と聴く人の心をつなぐ朗読に関しての研究や朗読に対して客観的な評
価をする朗読検定、読み聞かせ検定などを行う一般社団法人日本朗読検定協会が制定。読み聞
かせ文化のさらなる普及と振興が目的。記念日に合わせて読み聞かせや朗読に関するイベント
などを行いその魅力を広めていく。日付は4と3から「読み聞かせ」の「読み」の語呂合わせから。
○みずの日
清く静かに澄んだ水は平和の象徴であり、畏敬の念を持たれるものとの思いから、環境の浄化、
心の浄化を目指す日として全国清水寺ネットワーク会議が制定。日付は4と3で「しみず」と読む
語呂合わせから。
○シーサーの日
4(シー)3(サー)で4月3日はシーサーの日。ヤチムン(陶器)シーサーの発祥地・那覇市壺屋か
ら「シーサーの日」を全国に広げようと2002年に制定された。壺屋の陶工が作ったシーサーの展
示会、焼き物の体験教室、シーサーの割引販売などが行われる。
○葉酸の日
葉酸の認知度を高め、妊婦や女性にその摂取を呼びかけようと、葉酸の学術研究者や管理栄養
士が発起人となって生まれ、京都市に事務局を置く一般社団法人母子の健康を考える会が制定
。日付は4と3で「葉酸[ようさん]」と読む語呂合わせから。
○趣味の日
{木世}[えい]出版社の関連会社・サイドリバーが制定。4と3で「趣味」と読む語呂合わせ。
○シミ対策の日
女性の肌の悩みのひとつ「シミ」に対して「しっかりと手入れをして美しくなりましょう!」と素肌美研
究家で株式会社クリスタルジェミーの中島香里社長が制定。「シミ」をなくして美肌への意識を高
めるきっかけの日とするのが目的。日付は4と3で「シミ」と読む語呂合わせから。
○フォーサイトの日
行政書士、社会保険労務士などの通信講座で知られる株式会社フォーサイトが制定。自社の「楽
しく学べ、わかりやすく効果的に勉強ができ、教育効果の高い通信教育」をアピールするのが目的
。日付は4(フォー)と3(サイト)で「フォーサイト」と読む語呂合わせから。
○資産運用の日
フィデリティ投信株式会社が制定。4と3で「資産」と読む語呂合わせ。
○日本橋開通記念日
1911年のこの日、日本橋が木橋から石橋に架け替えられた。
日本橋は江戸時代から現在まで日本の道路交通の中心となっている。橋の中央に、国道の起点
となる「日本国道路元標」が設置されている。
○愛林日
1934年から実施。1895(明治28)年に来日したアメリカの教育家ノースロップがアメリカの植
樹運動「アーバーディ(Arbor Day、愛林日)」を紹介した。1898(明治31)年、本田静六林学博
士の提唱により神武天皇祭の4月3日が「植栽日」となった。1933(昭和8)年に大日本山林会
長・和田国次郎、農林次官・石黒忠篤らにより4月2日から4日までの3日間を「愛林日」として全
国一斉に愛林行事を催すことが提唱され、翌年、日本初の中央植樹行事が茨城県の「鬼が作国
有林)で行われた。この中央植栽行事は現在「全国植樹祭」となっている。
*(旧)神武天皇祭
1874(明治7)年から1948(昭和23)年まで大祭日となっていた。神武天皇崩御の日とされ、
宮中の皇霊殿で儀式が行われた。
神武天皇は第1代天皇で、名前は神日本磐余彦尊[かんやまといはれびこのみこと]。日本書紀
によれば、日向国(ひゅうがのくに、現在の宮崎県)から東征し、熊野・吉野を通って大和(現在の
奈良県)を平定し、紀元前660年1月1日(新暦2月11日)に大和の橿原宮[かしはらのみや]で
即位した。
□神武天皇祭(奈良県橿原市・橿原神宮)
御祭神・神武天皇の崩御された日に因み、御祭神の偉業を讃え、10時より祭典が執り行われる。
13時からは國栖奏[くずそう](奈良県の無形文化財指定)が奉納される。
○ペルー日本友好の日
ペルー政府が1989年8月20に制定。1899年のこの日、日本人移民790名が佐倉丸でアンコ
ンに上陸した。
◇鎮火祭(ジャジャシコ祭り)(秋田県大館市比内町扇田一円)
火伏せの祭り(鎮火祭)。扇田神明社[おおぎたしんめいしゃ]で鎮火祭の行事を行った後、錫杖
[しゃくじょう]を持った火消し組(消防団員)を先頭に、太鼓、法螺貝を鳴らしながら町内各家々を
回ってお祓いをし、屋根に水をかけて無火災を祈る。
□清水寺 青龍会~観音加持~(京都市東山区・音羽山、清水寺境内~門前、14:00)
東山山系「青龍」の地に位置する清水寺。その本尊は観世音菩薩であり、また、龍は観世音菩薩
に化身と伝えられている。このことから、2000年3月、33年ぶりの秘仏御本尊「十一面千手観音
像」ご開帳を記念して青龍会が創設された。法螺貝の音とともに門前町関係者を中心に青龍や四
天王など四十数人が境内や門前を練り歩き、参拝の人々の幸福を願う。
□津峯公園桜まつり(徳島県阿南市津峯公園(津峯神社境内))
名峰津峯山一帯がヨシノザクラ、ボタンザクラ、ヤマザクラなど2000本の桜花に彩られる。
津峯神社の神事の後、参加者の長寿を願った「延命もち投げ」や、大小2つの鏡もちを乗せた三
方を抱え、土俵を何周できるかを競う「捧げもち競争」などが境内で行われる。
※隠元忌
日本黄檗宗[おうばくしゅう]の開祖・隠元[いんげん]禅師の1673年の忌日。
明の禅僧で、1654年に渡来し、その時に隠元豆など様々なものをもたらした。
○いんげん豆の日
1673年のこの日、いんげん豆を日本にもたらしたとされる隠元禅師が亡くなった。
エゾギク(蝦夷菊) China aster
【花言葉】「落ち着いた明るさ」
【概要】
エゾギク(蝦夷菊、学名:Callistephus chinensis)はキク科の一年草で、1属1種である。原産
地は朝鮮半島、中国北部で、日本へは江戸時代中期に渡来した。エゾギク(蝦夷菊)、サツマギク
(薩摩菊)などの和名がある。
古くはアスター属に分類されていたので、今でもその名残でアスターと呼ばれ続けている。現在で
はアスター属ではなくカリステフス属に分類される。
属名のカリステフス(Callistephus)はギリシア語の「kallos(美しい)+stephos(冠)」が語源
で、冠毛(タンポポでいう綿毛)が美しいところに由来する。種小名のchinensisは「中国の」という
意味である。旧属名のAsterは、ギリシア語で「星」を意味し、花姿に由来する。
【特徴】
草丈30~100cm、葉は卵形で互生する。葉の縁には粗く不揃いな鋸歯がある。
開花期は4~10月で、花(舌状花)の色は赤、ピンク、紫、白など多彩である。また、一重、半八重
、八重、平弁、管状弁、針状弁など品種も豊富。花径は小さなもので3~4cm、大きなものは10
~15cmくらいである。筒状花の色は黄色で、総苞(花序全体を包む葉の変形すたもの)は緑色
である。葉の後にできる実は痩果(熟しても裂開せず、種子は1つで、全体が種子のように見える
もの)である。
http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/1/1d/Asteraceae9.jpg
・花
http://www.okadanouen.com/zukannormal/flower/aster1.jpg
http://flower.town-web.net/7111/1128104u.jpg
【詳しい育て方】
■主な作業
花がら摘み: 花が枯れてきたらこまめに手で摘み取る。枯れた花を付けておくと害虫が付いたり
、タネができてそちらに栄養をもっていかれるので花付きが悪くなることもある。
枯葉を取り除く:下の方の葉が蒸れて枯れることがある。枯れた葉は取り除く。葉が枯れ上がる
のは風通しが悪いのが原因なので混み合った部分があったら取り除いて、株の中まで風が通るよ
うにする。
■栽培環境
日当たりのよい場所で育てる。日陰で育てるとどうしても茎が間延びして倒れやすく、弱々しくなり
花付きも悪くなるなど、生育全体に支障を来たす。十分に日が当たる場所で丈夫な株に育てる。
春にタネをまいた場合、夏に花が咲いた後に枯れるため冬越しは必要ない。耐寒性は比較的強
いが、秋にタネをまいて冬越しをさせる場合は霜に気を付ける。
■水遣り
やや乾燥気味を好むが苗の状態で乾燥が続くと草丈が十分に伸びないうちに花が咲いてしまう。
蕾が付くまでは土の表面が乾いたらたっぷり水を与えるようにし、蕾が見えて来たらやや乾燥気
味に保つ。
■肥料
肥料は植え付ける際に土に緩効性肥料を混ぜ込んでおく。その後追肥として速効性の化成肥料
を1か月に1回与えるか、液体肥料を1週間に1回与える。肥料は蕾がたくさん付く頃まで与える。
■用土
水はけの悪い土と酸性の土ではよく育たない。庭植えする場合は腐葉土をよく混ぜ込んでおいて
植え付ける10日前に石灰をまいて酸性を中和しておく。また、エゾギクは連作を嫌うので一度エ
ゾギクを植えた場合、同じ場所では5~6年エゾギクを育てることができない。育てても病気が出
やすく上手く育たない場合が多い。鉢植えにする場合は赤玉土小粒6:腐葉土4の割合で混ぜた
土を使用する。鉢植えの場合も一度エゾギクを植えた土では上手く育たない。
■植え付け・植え替え
一年草で一度花が咲いた後は枯れてしまうので植え替えの必要はない。庭に植え付ける場合、
苗と苗の間隔は15cm前後とる。
■ふやし方
タネからふやす。タネまきは春と秋可能。春まきの方が開花までの栽培期間が短いので病気や害
虫の被害を受けにくい。秋にタネをまいた方が少しは開花が早いが、春まきでも気温が十分ありぐ
んぐん生長するのでそれほど開花期間のずれは生じない。春まきがお勧め。
春まきは3月下旬~5月行う。平鉢や箱に土を入れてばらまきし、発芽したら混み合っている部分
は間引いて、本葉が3~4枚になったらビニールポットに仮植えするか庭や鉢に植え付ける。庭や
プランター、鉢がまだ空いていなかったら一度ビールポットに仮植えし本葉が7~8枚の頃までに
は植え付ける。
■病気と害虫
病気:立ち枯れ病
立ち枯れ病は苗の時期に発生しやすい病気で発生すると薬剤など対処法がなく枯れてしまう。高
温多湿と連作を避ける。
害虫:アブラムシ、ウリバエ
アブラムシは新芽や蕾に付く害虫。ウリバエはオレンジ色の虫で花や葉を食べ荒らす。放っておく
と大事な蕾まで食い荒らされるので殺虫剤をこまめに散布し駆除する。
http://www.mushiken.com/v2/zukan/mk_kochu2/urihamushi/urihamushi.html
■まとめ
庭植えした場合5~6年は同じ場所にエゾギク、アスター類は植えない
酸性の土は嫌うので植え付ける前に石灰を混ぜ込む
タネは春まきの方が育てやすい