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抑(そも)と考えたコトバ

2019年04月05日 | 雑記帳
抑々」…「そもそも」である。畳語と言えるので、もともとは「」である。あるタイトルを考えていて、結構これは使えると感じた。「そも」とは「改めて事柄を説き起こし、問題として示す」という意味。これは難しい世の中を渡り歩くための、一つのキーワードと言えないか。「抑、元号とは」「抑、指導とは」等と。


忖度」…久方ぶりの登場。あの時に言い尽くされているように、誰に対する使い方かで世間の目が集中する。今回改めて思うのは、こんなにふざけた使い方をしても咎めないお上に、私達自身も慣れを感じるようになったこと。危険だ、非常に危険だ…だから、クダラナイと思ってもきちんと始末しなければ駄目だ。


奉仕」…必要があってある法規を読んでいたら、業務上の記載のある箇所で突然「奉仕」という語が登場し面食らった。しかし考えてみれば、公的な場合は「奉」が入るのは当然か。昔は神仏、天子が対象になっていて、そのうち国家や社会全体に移りそして他者へ変わっていき、今は「サービス」と呼ぶに至った。


不順」…単純に「順調でないこと」を意味するのだが、実は詳しく調べると4つの点について順調でない、従わないことを表しているという。一つは「道理・正道」、次に「人」、そして「体調」、最後に「気候」である。人に対しては「不純」が一般的ではあるが、別の意味で「不順な人」もいることを心に留めたい。