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4月1日に語ったこと

2011年04月02日 | 雑記帳
 23年度が始まった。
 
 この職務について5年が過ぎ、何かを為しえたかと自問すると、少し苦い気持ちになってしまう。それでもまた同じようにこの日を迎え、同じように「今年こそは」と秘かに思っている。

 朝の打ち合わせ時の担任等発表、午前の職員会議、そして午後からの研修!で、あわせて三度いろいろなことを話した。
 振りかえってメモしておくこともまんざら無意味ではあるまい。

 一つ目、「いい学校」といわれる要素について。
 「人的環境」と「物的環境」が考えられるが、流動性が高いのは私たち教職員ということ。みんなでいい学校づくりをしよう…。

 二つ目、今まで自分たちが進めてきた教育を信じながら歩みを進めていきたいが、ただし今年は特に「見直し」「考え直し」「学びなおし」を意識しようということ。
 なぜなら、震災の体験や影響は大きいし、今後も様々に揺さぶられるだろうこと。そして私たち職員集団のキャリアは相応になり、マンネリズムが一番危険であること。教師としてどこに時間を集中させていくか…。

 三つ目(今年初めて取り上げた研修である)。
 なぜ学級経営案を書くのか、ということ。子どもの違い、そして教師の願いが違うこと。公教育という立場、そして初等教育の役割、そういう兼ね合いの中で、育てたい子どもの姿を具体的に描く意味。
 
 児童数減、学級も二つ減った。しかし非常勤職員の新たな配置もあり、こうした動きを上手に使うことが求められるだろう。
 転入生が3名入る。またそれ以外に今回の避難に伴う入学児童もいる。
 やってくる変化を受け止めるには、基本、原則を見つめて、何が大切なのか目を凝らしていなければならない。