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東証大引け 日経平均、反発 674円高 円安進行と米株高支え 国内株概況 2024年8月20日 15:28

2024-08-20 20:40:31 | 日記
東証大引け 日経平均、反発 674円高 円安進行と米株高支え
国内株概況
2024年8月20日 15:28

20日の東京株式市場で日経平均株価は反発し、終値は前日比674円30銭(1.80%)高の3万8062円92銭だった。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇し、リスク許容度が改善した投資家の資金が日本株にも流入した。外国為替市場で円相場が円安・ドル高に振れ、前日に米雇用不安から加速した円高が一服したことも買い安心感につながった。東証プライム市場の値上がり銘柄数は全体の9割を超え、全面高の展開だった。上げ幅は一時800円を超えた。

19日の米市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数と主要な半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の上昇が目立つなど、米長期金利の低下を背景にしたハイテク株物色が盛り上がった。この流れを引き継ぎ、きょうの東京市場でも東エレクなど指数寄与度の大きい半導体関連が買われ、日経平均を押し上げた。

20日の東京外国為替市場で円相場が一時1ドル=147円台前半まで下落し、為替が円安・ドル高基調で推移したことも主力の輸出関連株の買いを誘った。円安に歩調を合わせる格好で海外短期筋などから株価指数先物に断続的に買いが入り、日経平均は先物主導で騰勢を強めた。円が一時145円台と上昇に転じた局面では日経平均も上げ幅を縮小した。上値では利益確定売りや戻り待ちの売りに押される場面も目立った。

日経平均を対象としたオプション価格から算出する日経平均ボラティリティー・インデックス(VI)は27台と、投資家が先行きの相場変動に警戒を強めているとされる目安の20をなお上回っている。一方、米国株の予想変動率を示す「VIX指数」は19日時点で14台に低下した。市場では「米国株に比べると投資家の警戒が完全に解けていないことの証左といえ、積極的な上値追いの動きは限られやすい」(フィリップ証券の増沢丈彦株式部トレーディング・ヘッド)との声が聞かれた。

東証株価指数(TOPIX)は反発した。終値は29.40ポイント(1.11%)高の2670.54だった。JPXプライム150指数も反発し、12.84ポイント(1.09%)高の1194.80で終えた。

東証プライムの売買代金は概算で3兆9630億円、売買高は17億3502万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は1488。値下がりは128、横ばいは30だった。

ファストリやソフトバンクグループ(SBG)が高い。アドテストやレーザーテク、スクリンが上昇した。ファナックや安川電も買われた。一方、セブン&アイが大幅安。三井物や味の素が下落した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

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